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開き直って

いやね、40を超えた「いい年の大人」が買うものではないことはわかっているんですよ。うちには子どももいないですしね。わが家にはやはり、「これはかわいすぎた」と思うわけです。

目に入るたびにはずかしくなり、「来年は絶対に買い替えよう」と思いながら使ってきたのです。

ところが、いざ買い替えようとすると、目的にかなうものが見つからない。

おしゃれなデザインなんだけど書くところが少なかったり、数字が視認しづらい書体だったり。

「自分の仕事の予定」「夫の仕事の予定」「義父のデイサービス・デイケアの予定」「プライベートの予定」が一目でわかるようにしたいため、記入欄がある程度広く取ってあるのは譲れない条件なのです。

探しに探し、検討に検討を重ねたのですが、結局「かわいさ」には目をつぶり、2020年も同じものを買っちまいました。

そう、カレンダーの話です。

「ぐりとぐらカレンダー」というものがありまして、毎年、イラストを変えながら売り出されています。

これがたいへんに使いやすいのです。

破らない、めくるカレンダーが好きでして(1年終わったあとに見返せるから)、ぐりとぐらカレンダーはこのタイプ。

予定を記入するスペースが薄い罫線で3行に区切られていて、書き込みがしやすい。日付の数字はそれほど太くありませんが、視認性がいい。祝日がちゃんと書かれている(おしゃれカレンダーには何の祝日だか表示されていないものも多い)。サイズは大きすぎず小さすぎない、タテ50cm、ヨコ36cm。

そして、なんといっても『ぐりとぐら』は子どもの頃から大好きな絵本です。文句のあるはずがないのですが、こんなにかわいいものがうちにあるなんて……、と気後れしていたのです。でも、人に見せるものではないし、カレンダーは使いやすいのがいちばんです。

2020年は「ぐりとぐら特製シール」なんてふろくまで付いてきちゃいました。この際だから開き直ってあちこちに貼って、使い切ってやろうと思います。

もう12月も1週間過ぎようとしています。