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「女ふたり、暮らしています。」から考えた理想の同居人

「女ふたり、暮らしています。」(著キム・ハナ、ファン・ソヌ)
結婚でも恋人同士でもないふたりの同居生活をお互いの見方で綴ったエッセイ。
ハナとソヌは働く40代の女性。性格は違うものの価値観が合う。ケンカもするけど基本的には相手のことを理解し、尊重しようとする、やさしい二人。

こういう同居生活もいいな。私は結婚していて子どもはいない。他の人生を選ぶなら「結婚」「恋愛」の関係でなくても良いパートナーがいるのがいいなと思う。

ハナとソヌはどちらが主人でもないし、妻でも母でも嫁でもない。家計を共にし、家事を分担し、片方が入院した時は付き添う。お互いの親ともいい関係を保っている。何にしろ「嫁」ではなく「娘の同居人」なのだから親との付き合いも気楽だ。

そこで、架空の同居人について「こんな人がいいなあ」というのを勝手に想像してみる。こうして書いてみるとたくさんある。「普通の人がいい」なんて言えない。こんなめんどくさい私と結婚して夫にどう思われているか心配なくらいだ。

理想の同居人の条件

  1. 何よりも大切なのが「心根の善い人」であること。もともと気質というのは変えられないものがある。お互い違うところがあっても悪く取らないというのかな。理解しようとする、相手を尊重しようとする人がいい。何かを決めるとき良心的な決断をする人がいい。

  2. 話し合いができる人。できれば「逃げるは恥だが役に立つ」「昨日なに食べた?」「作る女と食べたい女」の二人のように何か思うことがあったら、落ち着いて対等に話し合い、二人が納得する答えを見つけようとする人。しかし、普段の会話は中身がなくても、そんなに喋らなくてもOK。

  3. 金銭感覚の近い人。家計を共にするなら、お金の使い方が似ている人がいい。例えば、外食するならいくらまで?家で飲むワインにいくら出す?温泉に一泊するときの宿代の上限は?家電の買い替え、光熱費の支払い、生活費の感覚が近いことは大事。

  4. 清潔感が大体同じくらいの人。あまり潔癖な人でも困るし、不潔な人でも困る。ほどほどに清潔というか、清潔感が合わないとストレスかも。例えば、共用スペースのリビングを散らかし放題とか何日も風呂に入らない人だったら暮らしにくいなあ。逆にすごく潔癖な人だったらこちらの肩身が狭い。

  5. ふたりでお酒や食事を楽しめること。私は食べること、飲むことが好き。食の趣味は違ってもいいけど、お酒も飲まず、食に無関心な人だとさびしいな。

  6. 怒りを感じてもある程度コントロールできる人。怒りっぽくないこと。とにかくすぐ怒りを表に出す人、イライラが表情や態度に出る人が怖い。私に不満があったら淡々と指摘してくれる人がいい。

  7. 猫を飼うことに好意的な人。犬もいいけど猫のほうが好き。猫は絶対に飼う。

  8. そこそこ運動していて健康的であること。私もそんなに運動しているわけではないけど、年をとっても二人とも健康的なほうがよいだろう。

  9. 家事の分担を公平にできること。自分のことは自分ですること。どちらかが忙しいときは柔軟に助け合う。トイレットペーパーの補充なども。

  10. 約束したこと、約束の時間を守ろうとすること。私はけっこう約束を守るほうなので、「約束」の感覚が似ている人がいい。ドタキャンが多いとか人を待たせて平気な人はイヤ。

  11. 自分のやり方や考えを押し付けない人。善意であっても押し付けてくる人だと困る。なるべく人に押し付けたり、決めつけないように気をつけている人。

  12. 悩みはあっても基本前向きでいようとする人

まだまだあるよ

13.もともとの生活音が大きくない人。私は耳が敏感なのかな。急に大きい音がしたり、バタバタガチャガチャ聞こえるのが苦手。

14.読書と映画、漫画が好きなこと。ゲームばかりの人とはどうかなあ。

15.そこそこ料理が好きなこと。大好きじゃなくても、ときどき「今日はこれ、作っちゃおうかな」と作ってみる人。料理好きならそれに越したことはない。

16.ペースがどちらかというとゆっくりした人がいい。私はのんびりしているからせっかちな人だとイライラされそうだし、こっちも落ち着かない。

17.夜型よりは朝型の人のほうが生活リズムが合って暮らしやすいかも。アウトドア、インドアどちらの生活もそこそこ楽しめる人。

18.礼儀正しい人。店の店員さんとかにもちゃんと礼儀正しい物言いをする人。

19.お年寄りや妊婦さんに席を譲る人。

20.音楽の趣味もそこそこ合う人。

ここまで勝手に書いてみました。
結構細々とした要求があるもんだな。自分のことは棚に上げて言うけど、本当はまだありそうだ。考えてるだけなんだからいいじゃない。




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