北区・見廻り隊4(王子稲荷神社)
稲荷神社の総数は、境内社・合祀を加えると約32,000社。荒川沿いに多く、その一社・王子稲荷神社です。北の荒川と対岸の川口を含むこの一帯は、平安時代前から砂鉄の産地で製鉄が盛んだった。此処で働く職人は多く多々良の歴史を受け継ぎ、朱色の鳥居で邪心を焼き払い無垢な心で火と仕事に向かい合った。
近くは田端、芥川龍之介の隣に住んでいた鋳金家でアララギの歌人、香取秀真の歌がある。
「浅茅原茅生の焼原やけのあと灰の黒きに春雨のふる」
「たたら祭り」や「ふいご祭り」はないが、王子には