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葛飾区・見廻り隊2(金蓮院)

 金町駅から水元公園へ向かう途中にある真言宗豊山派・金蓮院(こんれいいん)のイヌマキです。樹高は10mを超え幹の直径は94cm、樹齢は450年~500年。金蓮院は1504年~1520年頃に創建されました。
 イヌマキなどの針葉樹は、新緑の5月になると森の香り、木の香り、免疫力を高め、癒し効果を齎すフィトンチッドを沢山放出します。イヌマキの大樹は香気を纏っているようです。

 西洋庭園の特徴は、眺望する自然の背景を取り入れた樹木による自然を模倣する「立って見る庭園」が主流です。縁取りにはマロニエやシナノキ、アカシヤを用い樹冠を大切にしています。
 ドイツの「バウムクロネンプファート(樹冠の小道)」は、樹冠の高さから樹木を上から見渡す回廊がある。東山魁夷画伯も「東寺の塔から見下ろし構図を考えていた」と同行した建築家から以前話を伺った。


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