人吉温泉の発祥地はこのあたりなんだそうです。
だから住所も「温泉町」
今は、普通ののどかな田舎の住宅地。といった風情です。
地図で見るとわかるのですが、本当に球磨川の近く。ここも令和2年の水害で大きな被害を受け、現在休業中です。
被害を受ける前に入浴していた写真が残っていましたので、記録しておきます。2013年くらいだったと記憶しています。

かなり丁寧に造りこんでいる庭と門構え。
平日のお昼前、人の気配はまったくありません。
かなり入りづらい…。本当に立ち寄り湯ができるんだろうか？？
玄関に入ると、誰もいない…。

しばらくすると、ご主人らしき人が出てこられました。
非常に気さくに、応対してくれました。

入るとこの浴槽！昔懐かしい半地下式！お風呂は昔のままの雰囲気を残していました。
ホームページによると、地元の温泉からスタートして、その後旅館に、そして代替わりの際にリニューアルして現在に至っているようです。

この看板とか、いい味を出しています。いつくらいのものなんだろうなぁ…。分析表ですが、字がもう消えかかっています。

お湯は若干緑がかっていて、結構熱め。
訪問した時は初夏の陽気で、窓は全開にされていました。
さわやかな風が入ってきます。

洗い場は設置されているものの、あとは元からある施設のまま、あまり手を加えていない様子です。

天井の湯気抜きもいいですね。この日はとてもいい天気で、ちょっと見える外の空が、とても心地よかったです。

とにかく置かれている小物が考えられているなぁ。と感じました。
脱衣場の棚になるかごとか、

この椅子とか。実用性はどうかと言われれば微妙ですが、空気作りは徹底していますね。

とてもとても、日帰りだけで楽しむのはもったいない温泉です。
ただ、泊まるのは結構なお値段です。なかなか勇気がいるなぁ…。

と思っていたのですが、なんと水害が起こります。
現在休業中とのことです。復活したら、ぜひ宿泊したい宿の１つです。
本当に人吉は素敵なところですので、元気になってほしい！

■旅館たから湯（現在休業中）
【住　所】〒868-0084 熊本県人吉市温泉町2482
【電　話】0966-23-4951
【営業時間】温泉のみ　10:30～13:30
【料　金】1泊2食宿泊(サービス料込・消費税別) 平日22,137円～ 休前日25,437円～　日帰り温泉入浴料 500円(宿泊者満室の場合は、入浴できないことがありますので、要連絡)