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西洋占星術の世界観


西洋占星術を学んだ当初、
「全てそういうものなんだと
受け入れてください」と先生から
言われました。

今になってその意味がよく分かります。

西洋占星術(ジオセントリック)
のホロスコープは、
実際の宇宙とちょっと違います。

ジオセントリックのホロスコープとは…
一般的によく見かけるホロスコープです。
こういう感じの…

ホロスコープ上ではどの惑星も
1列に並んでいますが、
実際の惑星はそれぞれの軌道を持っています。

ジオセントリックの新月図


ホロスコープの真ん中には
地球に立っている私たちがいて、
その周りを太陽や他の惑星たちが回っている。
その惑星達を取り囲むように
星座が存在している。
そんな世界観を表しています。

西洋占星術は
2000年以上前に作られたものなので、
その時代の「天動説」に基づいているため、
そのようになります。


その当時のスタイルを
今の時代まで引き継いでいるって、
考えてみたら凄いことですね。

まぁ、それは東洋の占いでも同じですが。

占いに歴史ありです。


このジオセントリックのチャートは、
あくまでも占い用なので、
実際の宇宙の動きと連動して考えようとすると、混乱してしまう方も中にはいるかも
しれません。


なぜなら…
実際の太陽系は
このヘリオセントリックチャートの
ようになっているからです。


ヘリオセントリック占星術は、
比較的新しい西洋占星術で、
「地動説」が取り入れられてから
使われるようになりました。

ヘリオセントリックチャートの新月図

チャートを見ると、
太陽の周りを地球が
回っているのが分かりますね。

こちらのチャートの世界観は、
宇宙から地上を見下ろしているようなイメージ。
高い位置から眺める…そういう世界観です。

魂のありのままの姿が描かれている、
とも言われているチャートです。

どちらのチャートが良い、悪い、
ということはありません。

それぞれ違うことが読み取れるチャートだと
思ってください。



次はホロスコープと宇宙の世界観のお話。


ホロスコープは、
実際の宇宙と連動させることで、
より理解しやすなります。

例えば…

冒頭の新月のホロスコープに出てくる
ノード(ドラゴンヘッドやドラゴンテイル)
について。

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは、
架空のものではなく、実際にあるものです。

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは、
太陽の通り道(黄道)と月の通り道(白道)
がそれぞれ交わる点(ポイント)です。

それが、新月と重なると日食に
満月と重なると月食になります。

上の新月図は、
2024年4月9日の新月のチャートですが、
太陽と月が重なり、
ドラゴンヘッド・テイルの軸が
3度の誤差で重なるので、
皆既日食になります。


宇宙の誤差3度ですからね〜
あってないようなものです(笑)

チャートは平面なので、
皆既日食のイメージが掴みにくいと思いますが、図に表すと下のような感じになります。

国立天文台の動画などを見て調べたことを、
私なりに画像にまとめてみました。

つまりは…こういうことです。

下の画像では、右下に地球がありますよね。
地球の周りを月が回っています。
この月の通り道が「白道」。

そして地球は太陽の周りを回っています。
ですが、地球から見ると、太陽が地球の周りを
回っているように見えます。
この太陽の通り道が「黄道」です。

もちろん白道も黄道も「軌道」なので目には見えませんが…


この白道と黄道が交わるポイントが2つあり、
西洋占星術ではそれぞれに
ドラゴンヘッド(昇降点)・
ドラゴンテイル(降交点)と
言う名前がついています。

太陽と月が同じタイミングで
この白道と黄道の交わるポイントの
どちらかに
到達した時が皆既日食となります。


こういう世界観みたいなのを掴めると、
西洋占星術のお勉強もまたひと味違ったものに
なって来るのではないかなと思います😊

実際の太陽系の姿を視覚化


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