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「お仕事がんばってね!」じゃなくて、ハワイ人は「Don’t work so hard!(働きすぎないようにね!)」と声を掛け合う

ハワイに来て気づいたのは
夫の家族にもお友達にも
別れ際にハグされながら
「Don’t work so hard!」
(働きすぎないようにね!)

と言われること。

日本では
「お仕事頑張ってね!」
と言われていた場面。

当時の私は
朝9時から夜11時まで営業している
ワイキキのホテル内にあるサロンにて
朝だったり、夜だったり
グチャグチャなシフトで
週に6日、+残業は当たり前
という環境で働いていた。

ワイキキワーカーの宿命、
祝日もホリデーも、ない。

ハワイに来ても日本人の精神で
自分のやるべきこと+α(アルファ)
は当たり前と思って
可能な限り仕事に尽くしていた。

そんな風に働くハワイ人は
もちろんいるわけもなく
今思えば、相当の変わり者?
そういえば、よくクレイジーと言われていた。

ハワイの人は(おそらくアメリカ人は)
お給料をもらっている以上のことは、しない。
契約している仕事以外の仕事は、しない。
できるか、できないか、ではない。
「しない」のだ。

というよりも、
「する必要がない」という解釈。
言わば、当たり前のルールである。

「自分にできることは何でもする」
「頼まれなくても率先してやる」
「周りの人を手伝う」
なんていう日本人精神は通用せず
良かれと思ってやろうものなら
「That’s not your job!」
(それはあなたの仕事ではない!)
と言われてしまう。

アメリカでは、
仕事は専門、契約ごとにきっちり分かれている。
他の分野に手を出すということは
他の人からその仕事を奪うことになる、
という見方をする。
なので、できる、できない、ではなく
人の仕事には手を出さない、奪わない。
自分の仕事に徹するのみ。

お給料も契約した仕事の分だけなので
余計なことに手を出すと
「その仕事のお金はあなたもらってないでしょ」
と、お金をもらっていない仕事はやらなくていい
と言われる。
解釈としては非常に分かりやすい。

ワイキキで働いていた時は
日本人観光客も多く
同僚も日本人がたくさんいて
日本人の感覚で過ごすことができた。
しかし、アメリカの会社に身を置いてみると
文化の違いを目の当たりに体験する。

最初は目が点になり
「やらない」
ということにストレスを感じていたが
アメリカ流を理解すれば
なんとも合理的でシンプル。

5時ピッタリに帰るのも当たり前。
だって5時以降はお給料出てないもの
という感じ。

サービス残業などどいう概念は1ミリもなく
会社のために家庭を犠牲にする
なんてこともない。

逆に家族に何かがあれば、早く帰る。
仕事のために生きているのではなく
生きるために働いているのだ
、と。

なので、ハワイ人の多くは冗談ぽく
「働かないと。家賃払わないといけないからね」
と舌を出しながら言う。

生活費の高いハワイでは
それは決して冗談ではないのだけれど
ある程度働いたら
あとはお楽しみの時間を存分に満喫する。
それがハワイ流である。

そんなことからハワイでは
別れ際には
「お仕事頑張ってね!」ではなく
決まって「Don’t work so hard!」
と言いながらハグをする。

初めての社会人を
どっぷり日本の企業で過ごし
なかなか過酷な環境で鍛え上げられた私にとって
「Don’t work so hard」
これがなかなかのチャレンジである。


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