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わたしのこと

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わたし、を見せるのが一番苦手な私。少しずつ、ぽつぽつと、語っていこう。リハビリみたいな気持ちで。
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#コラム

したためるためのものたち ~#手書きnoteを書こう~の、こぼれ話

今朝なにげなくnoteを開いたらずらずらっと、見知らぬ誰かの手書きの文字たちがたくさん、たくさん並んでいた。 わぁ。 思わずひとりでつぶやいた。 手書きのことばって、素敵だなぁ。 上手いとか下手とか関係なく、心を込めて紙にことばを書く。 それはちょっと改まって誰かに届けたいような、心の声。 書く。 綴る。 したためる。 私は『したためる』ということばが好きだ。 手紙を書くとき、自分の気持ちを確かめるようにひと文字ひと文字、丁寧に見つめながら、間違えないよう

あなたの価値を私は知っているから ~#手書きnoteを書こう~

今日も、あなたは傷ついていた。 誰かの言ったことばに、自分の思い込みを重ねてしまって、言われた意味よりその響きにとらわれて、自分で自分を深く傷つける。 それがあなたのやり方で、わかっているのにどうしてもやめられなくて、それがとても苦しいんだね。 わかるよ。 わかる ということばも、あなたにはまっすぐに届かない。 『承知する』ということは、『共感する』ではないこと、どうしたらあなたに伝わるだろうか。 わたしは、共感はしてあげられないんだ。 でも、承知しているよ。

瞬発力をきたえる

今日、不定期に通っている歌のレッスンがなくなった。 先生の都合で昨晩連絡が来て、「そっかー、じゃあ明日なにしようかな。家の片付けでもしようかな」とぼんやり考えていたら、こんな記事が目に飛び込んできた。 いきなりの関西上陸! このひとはいつだって突然現れる。 目的は「11月22日(金・いい夫婦の日)に開催されるAgape単独ワンマンライブのチケットを、手売りで20枚売るまで帰れま10」を、自主開催するからである。チケット代金は2000円。手売りで買ってくれたひとには、直

古い自分の頭の中を覗いてみたら、生物としては今より随分新しい細胞だったことに気づいた話

風が強い。 今日は外に出ないぞ、と決めて朝からダラダラしている。 とあるSNSで自分が投稿した記事を探していて、数年分の投稿をランダムに振り返っていた。 心当たりの記事はちゃんと見つかったのだけれど、昔のわたし、の頭の中を覗いてみるのが面白くなってきて、止まらない。 驚くことに、好きだと思った誰かの文章や面白いと思った情報について紹介しているものについて、ほとんど内容を覚えていないのだ。 自分の日常について自分で切り取ったものは、なんとなくまだ記憶があるのだけれど、

きっとこの世界の共通言語は

このCMをはじめて見た時、衝撃を受けた。 新垣結衣ちゃんの可愛さに、ではない。 それもまあ、認めるけど。 だって浴衣姿でこどもたちと縁日のヨーヨー釣りなんて、どう考えてもあざと可愛いすぎるでしょうが。私がもし20代男子だったら、このシチュエーションでデートの相手にガッキーが来たら…ってつい妄想しちゃうと思うけど。 そうじゃなくて。 バックに流れているこの曲の歌詞が耳に飛び込んできて、リフレインがとまらない。 きっとこの世界の共通言語は 英語じゃなくて笑顔だと思う

空気、読むか読まないか問題

今日は代休の小学生女子たちを連れて、スーパー銭湯に来ている。 昼間のスーパー銭湯は天国だ。 好きなだけお風呂につかり、飽きたらあがって漫画を読みあさる。快適なリクライニングシートは手元のボタンひとつでドリンクやデザートを注文できるし、本格的にお腹が空いたら部屋着のままレストランへ移動して、ガッツリご飯も食べられる。 そろそろお湯が恋しいな…と思ったら好きなタイミングでお風呂に入りに行き、ほかほかになって戻って、またのんびりと珈琲片手に映画でも観る。 タオルも完備されて

カレー、いちじく、ひつじぐも、な一日

最近、noteを書き出す時にまずTOP画像から決めることにしている。 この雲に出逢った時、これは絶対に撮りたい!と思った。かなり無理やりな状況で撮ったので、せっかくの空に無粋な街灯がぽつんと写り込んでしまっているが、それでもかなりお気に入りの一枚に仕上がった。 この日も、本当になんでもない一日。 とっておきのケーキ屋さんでひとりで旬のいちじくのデザートを食べ、それから少しだけ仕事をして、うちに帰ってカレーを作って、娘と一緒に仲良く食べた。 いや、嘘。 このカレー辛す

ミニマリスト

私は自分と外界との境界線を、輪郭ギリギリに引きたい人間だ。 深爪という概念に近いかもしれない。ちょっと痛いくらい、輪郭を自分の内面に食い込ませ気味に、ここまでが私だ!とずいぶん削ってきてしまったように思う。 だから、自力でできることとそうでないことを見極め、自分を過大にも過小にも評価しないつもりで生きている。他人にも多くは望まないし、個人の能力の範囲で個々にできることを、それぞれがそれぞれの場所でやれば良いと思っている。 そうすれば世の中はうまく回るような気がするし、自

母ちゃんのお仕事

今日は朝から仕事のはずなんだけど、どうにも気が乗らなくて家でダラダラしている。 実は娘も学校に行きたくないとぶつぶつ言っていたのだけれど、「休むのはいいけど、今日は仕事だからいないよー。お昼ご飯も用意してないから、自分でなにか作って食べなよ。」と言ったら「えー、ならめんどくさいから、給食あるしやっぱ学校行く!」と出かけていった。 ーーーーー 今朝、ある友人と、学校に行きたくないという子の話になって、思ったこと。 学校行かないで休んでいられるくらい、自分ちが居心地良かっ

あなたの優しさが背中を押してくれた

私のこの記事にたくさんの方が心を寄せてくださり、本当に数多くの温かいメッセージやサポートをいただくことができました。 おかげさまで昨日、千葉県に住む友人へ支援をさせてもらうことができました! はじめは水やブルーシートなど必要なものを送ることも考えましたが、現地への物流がどのようになっているかも不明であること、また震災時には必要となる物資が刻一刻と変化していくことを実感していたため、現金を送らせてもらいました。 現地では電気が復旧し、ネット回線の接続状況も良くなりつつある

被災者なんだ!って、言っていいんだよ

※投げ銭方式の有料記事にしています。当初は全文公開していましたが、購入いただいた方だけが読めるよう、最後に震災の時の実話を追記しました。悲惨な現実の中にも、淡い希望を抱けるような、こぼれ話になっていれば幸いです。 追記: 被災地に住む友人と連絡が取れました!電気が9/12夜にようやく復旧したそうです。屋根は応急措置ができたらしく、いまは自宅で過ごせているようなので、ひと安心しています。 たくさんの方々からサポートをいただいています。本当にありがとうございます!! いただ

有料
100

9月1日まであと20分

10代まであと少し、の娘がいる。 宿題がなによりも嫌いで、学校に行きたくないと、よくつぶやいている。 「しなきゃいいし、行かなくていい。」と言ったら、決まって「だからー、そういうわけにいかないんだよ!」と怒られる。 ーーーーー 私の10代はめちゃくちゃだった。前半はまだ、優等生だったように思う。 たぶん宿題も適当に終わらせていたし、新学期を迎えることになんの抵抗も、なかった。 中学に入ってから、家庭環境が終わっていたので、学校にまで気が回らなくなった。 宿題をや

はれのちくもり、ときどき発熱

うちは、変わっている。 少なくとも『一般的な』家庭ではないことは確かだ。 世間ではこれを単身赴任と呼ぶのかもしれないが、我が家は『別居家族』という形を取っている。夫は仕事の都合上便利なところに単独で、私は娘と2人で、それぞれに拠点を持ち普段は別々に生活している。 結婚前の一人暮らしが長かったこともあり、別居にあたって夫の食事や身の回りの世話を心配したことはないし、出張が多く多忙な彼がどこにいるのかさえあまり把握していないのでよく驚かれる。 そんな夫はたまにこちらの家に

祈り

私の世界をそっと包み込んで、守ってくれる柔らかで優しい繭。 水面に広がる泡のように、夜空に浮かぶ花火のように、そして心から想いがふつふつと沸き立つように、暗い底から目覚める無数の祈り。 ことばの海をただよううちに、ボートはどんどん流されて、どこへ向かうのかは誰も知らない。 ーーーーー 少し長めの旅から帰ったら、Kojiさんから温かいことばと共に、素敵なブックカバーが届いていた。 以前から気になっていたカバーを2つ、どちらもお願いすることにした。自分の目で見て、触って