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あなたなりのI love you ~#素敵な日本語で言葉遊び~の、こぼれ話

いつでも迎えに行ったるけどな


その昔、アホみたいに呑みまくっていた時期がありました。

仕事帰りにご飯食べに行って、友達と3軒くらいハシゴして、終電は当然逃してしまって、カラオケでオールしてそのまま翌朝仕事に向かう、とか。

若かったし、単に淋しかっただけ、なのかな。とにかく、呑みに出かけたら最後までいないと気が済まなくて。


当時付き合っていた彼がいました。

夜中に電話がかかってきて、「まだ呑んでるの?電車あるの?」と聞かれて、いつも「うーん、終電間に合わなかったら、始発まで呑んでるから大丈夫。」と答える私に呆れつつ、ちょっと哀しそうに「じゃあ、気をつけて帰ってね」って切る彼。

自分で呑みに出掛けておいて、終電なくなったからって「迎えに来て」とか言う女は最低だと思ってました。

タクシー代出すくらいならその金で呑んでた方がマシ、だから始発で帰る。

めちゃくちゃだけど謎に自分なりの呑んべえのポリシーみたいなのがあったんです。

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数年後、この話をあるひとにしたら、「え?なんで?車あるんやろ?彼女やねんから、電車ないなら迎えに行ったったらええやん。」って言われて。

「だって勝手に呑みに行っといて、帰れるタイミングあったのに帰らんと、それで迎えに来てなんて厚かましくない?」って聞いたら、「うーん、自分が好きやったら気にならん。いつでも迎えに行ったるけどな。」って言われて、「そんなもんかー!」と価値観の違いに驚きました。


さらに数年後、彼は激しく後悔することになります。


1時だろうが2時だろうが電話で「今から迎えに来てー!」と呼び出され、酔った友達を数人送らされ、車の中で延々と同じ話を聞かされ、帰ったらそのまま着替えもせず寝てしまう、とんでもない妻を持つことになるとは…


あの時、夢にも思わなかったでしょう(笑)



ごめんね。最近はかなり減ったから、許してね。

でもやっぱり、たまに呑みに行ったらついつい遅くなっちゃうから、迎えに来てね。

これからも、よろしくね。


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百瀬七海さん、まとめも次々とありがとうございます。

たくさんの作品、丁寧に読んでコメントされていて、どれも読みたくなってしまいます。

あ、番外編なので、これは気にせずに締めてくださいね!



皆さんの素敵な作品、ゆっくりじっくり読ませてもらいますね。



サポートというかたちの愛が嬉しいです。素直に受け取って、大切なひとや届けたい気持ちのために、循環させてもらいますね。読んでくださったあなたに、幸ありますよう。