子宮頸がん検診にひっかかり、円錐切除を行った記録①《はじまり編》


【事のはじまり】


事のはじまりは2021年3月。

子宮頸がん検診の無料券の有効期限が迫っていたため、かかりつけ医を受診しました。

検査のペースは、市の無料券配布に合わせて2年に1度。

まぁ今回も大丈夫だろうと思っていました。
(実は前回の子宮頸がん検診で卵巣嚢腫は見つかってしまったのだけど、それはまた別のお話で...)

そして検査から1ヶ月後、市からハガキが届きました。

"検診結果 重要なお知らせ"

恐る恐る中を確認すると、
『子宮頸がん検診 要精密検査 なるべく早く受診してください』

えっ...!!!!うそ...だ。
こんなの初めて。
何かの間違い?

すぐにGoogleで検索しちゃう人なんですけど、調べた結果、要精密検査だからって必ずしもガンではないらしい。

何だか胸騒ぎがする...。
ソワソワを無理やり押し込めて、なるべく早くもう一度受診することにしました。



【がん告知!?】


2021年4月。

かかりつけ医に再受診。

先生は開口一番、

「この間の検査で、がん細胞が見つかりました。」

その時の衝撃たるや、筆舌に尽くし難いもので...。

受け入れられず、ぽけーっとしながら話を聞いていました。

「上皮内癌だと思います。
今日は内診で子宮口の様子を見させてもらいますね。」

受診台で足ぱっかーん。
慣れたものです。

「うーん、そこまで酷くないなぁ。ちょっとびらんがあるくらい。」

「細胞診ももう一度やっておくね。
次回はコルポ診と組織診をします。
2日連続で来れる日に来てね。1日目は組織を取って、2日目は出血量など見ますので」

ちなみに、生理が終わった初旬のタイミングで来て欲しいとのこと。
粘液とかで見づらくなるらしい🤔

この診察の日の夜、生理が来ました笑

生理がおわった次の日、いざコルポ診へ...!!



【トラウマなコルポ診&組織診】


今日も今日とて激混みなかかりつけ医。

2時間半待ち、いざ診察室へ。

子宮口に酢酸を含ませたガーゼを当て、しばらくしたら大きな顕微鏡みたいな器具で子宮口を観察しました。

病変部位は、白く変色していて、そこから悪そうな部分を狙って組織を千切ります......。

これがまた何とも言えない痛みで、トラウマです...。

痛みのレベルで言ったら、生理痛が一瞬くるくらいなんですけど...内臓痛というかなんというか...。
やっぱ子宮口の1部千切られてるって思うとゾッとしますよね...。

出来れば二度としたくない。

この日は膣にガーゼを詰め込まれ終了。組織診跡から出血があります故。

今日抜いていいとかダメだとか説明がなく、分からなかったので詰めたまま翌日2日目の受診をしました。


【電気で焼かれる喪失感】


受診2日目。
この日は出血がないか確認する日です。

ガーゼを抜いてもらい(抜かないのが正解だったらしい)、中を確認してもらったのですがまだ出血してたみたいです。

「電気で焼きます!痛くないから安心してね!」

えぇ...コルポ診の時も痛くないって言ってたからこれも嘘っぽい...

覚悟を決めて来る痛みに備えました。

が、おや...??確かに痛くない。
なんか子宮口にスプレーを吹きかけられているような感覚。

でも匂いが焦げ臭くて、焼かれていることを実感...。

うーん、なんだこの喪失感は...。

組織診は少し時間がかかるとのことで、次の診察は2週間後。
この2週間がもうソワソワして大変でした...。



【結果発表!】


前回の診察から2週間後。
めちゃくちゃドキドキしながら受診しました。

結果は...

《細胞診》異常なし
《組織診》異常なし

え??
どういうこと??
私ガンじゃないの??

検査結果の説明をしてもらったのですが、この時初めて1番最初の細胞診の詳細なクラス等を教えて頂きました。

細胞診はベセスダシステムに基づいて評価されていて、

私の1度目の細胞診は、
SCC(クラスⅣ・Ⅴ)=明らかな扁平上皮がんと考えられる

この評価システムに最近CIN分類が加わり、そちらの評価では、
CIS(上皮内癌)でした。

2度目の細胞診と組織診で異常がなかった理由としては、

①かなり小さなガンで、1度目の細胞診のときにがん細胞が剥がれてしまった??

②組織診で狙った部位にがん細胞がいなかった?

とのこと。

剥がれるなんてことある??
自分でも色々調べてたけど、自然治癒は難しいって記述が多かったような...。

うーん、なんだか納得いかない。


【私の決断】


なんかモヤモヤする結果でした。
しばらく経過観察する?と聞かれましたが、これでもし本当にガンだったらと思うと治療のチャンスを後に伸ばしたくありません。

がんと診断されてから、色々なブログや文献を読み漁りました。


高度異形成と診断され、円錐切除してみたらじつは浸潤ガンだったとか、子宮頸がんのなかでも希少な予後の悪いガンだったとか......


もしも自分がそうだとしたら?

経過観察中に病が進行してしまったら?


後悔しても仕切れません。

できればなるべく早く円錐切除術を行いたい!と先生に訴えました。

先生も、1度がん細胞が出ていることだし診断的に切っても良いかもしれないとのことで、手術が出来る大きな病院を紹介してもらいました。

さぁ、次からは大学病院編です!

大学病院編

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