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ジョルジュの不満顔について観察してみた

みなさまこんにちは~!
宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」、みなさま観劇されましたでしょうか。
私は先日東京で観劇してから4日ほど経ったのですが、まだ余韻に浸っています。

宝塚での公演の時と東京での公演のときって、ちょっとお芝居内容・表現が変わりますよね。そんな違いなどもゆっくり噛みしめながらの余韻浸りデーを連日過ごしています。ああジョルジュさん(真風さん)かっこよかったなぁ・・・!

今回は表題にもあるように、ジョルジュさんの不満顔について私なりの解釈を綴ってみようと思います!みなさまと解釈が違う部分もあるかもしれない!そんな時は教えてください!いろんな発見をしたいので!
ネタバレしまくっているのでまだ未観劇の方はお気を付けくだされ~!

★こちらのnoteはいつも通り真風さんのことしか見ていない偏った視点の感想文です!そこんとこよろしくお願いします~!ジョルジュさんのことしか書いてないですから!!

ジョルジュさん、全編を通して不満顔をいろんな場面で出していてとってもかわいいですよね。
キャサリンは自分の意に反することを言われた時はすぐに言葉に出す&頭の回転がとても速い。でもジョルジュさんは不満を口にするまでにワンクッション置く&表情にはすぐ出ますよね。かわいいわ。

まず最初はオープニングパーティや、その後電話でエレンがまぁ身勝手な事を言うんですよぉ!(エレン大好き) ジョルジュさんにとっては、エレンのそんなワガママ発言は日常なのでしょうね、「あ~~はいはい」って感じで受け流します。本当に流している。もうちょっとお顔見つめてあげて?
エレンが一言喋る程度だとササーっと流してるんですけど、ジョルジュに返答を求めるような発言した時は「やれやれ・・・」とお顔に出てきますね。眉毛を下げてお目目をキュルルンとさせてみたり、「まーた言ってる・・・」とどこか遠くを見つめて時が過ぎるのを待ってみたり。
ジョルジュさん、エレンに塩すぎるよぉ!
でも電話の声はとっても優しくてセクシーで。さらに電話の終わりに「ボンニュイ」だなんて言われてみたい。できれば毎晩ジョルジュさんの「ボンニュイ」で一日の幕を閉じたい。  
・・・おっと欲が出過ぎました。

電話を切ったあと、スタジオに突入してきたキャサリンとの会話。
キャサリンの勢いが凄過ぎて拒否しきれずに若干呆れながら対応するジョルジュさん。でもきっとこのときからキャサリンの裏表のない、自分の意思を大切にする姿に惹かれはじめていたのでしょうね。呆れながらも邪険にはしない。なんなら自分の生い立ちまで語りだしはじめますからねぇ!♡

写真スタジオで撮影をするエレンとヴィセント。そこへジョルジュさんもやってきます。かっこよくマントを振るヴィセントにカメラを向けてシャッターを切るジョルジュさん。そこへドヤ顔でフレームインしてくるエレン。さっとカメラを降ろすジョルジュさん。
・・・ジョルジュゥ!!!!彼女だぞ?!撮ってあげろよぉ~~!

次の場面は開会式のリハーサル。
ジョルジュさんたち御一行は花道から登場します。エレンと口喧嘩しながら!(かわいいかわいいタイム)
エレン「私とマタドールを撮って!」(どや)
ジョルジュ「彼らはリハーサル中だろ?」(やれやれ&苦笑い)
エレン「構わないわ!貧しい労働者のためにわざわざ~、あなたは私の写真を撮る義務がある」(どやどや)
ジョルジュ「僕は正式な特派員~、今回はニュースになる写真しか撮らないよ」(遠くを見つめてやれやれ&呆れ呆れ)
その後すっしぃマークさんが仲裁に入ってくれますが、ジョルジュさん眉毛を上げてやれやれ顔を隠せません。
自分の事をボクって言うジョルジュさん。かわいい。

その後、マタドールたちのもとへ行き「さ、撮って♡」と強行おねだりをするエレン(強すぎぃ!)。それでもまだ拒否しようとするジョルジュさん(あなたも強すぎぃ!)
・・・この二人、本当に恋人なわけ?気合わなさすぎじゃない?
でもですね、このジョルジュさんのエレンに対する塩っ気対応は、愛故のものだと思っています(そうであってほしい)気を許した相手だからこその塩っ気ですよねきっと(そうであってくれ)

一つの大きな山はここからです。

出た~!アギラール~~!

リハーサルでみんながワイワイキャピキャピ盛り上がっているところに現れて水を差すアギラールさん。言葉ひとつひとつのチョイスが嫌らしい。わざと相手を不快にさせようとしているな!策士!
アギ「純粋な労働者の祭典を汚すなよ~・・・」→ジョルジュさんは苦笑いです
アギ「海外への情報は全て私が検閲する!」→ジョルジュさん苦笑い&ちょっと天を仰いだりもする
アギ「不埒な写真は没収する」→ジョルジュさん苦笑いしながらもピクッと反応
アギ「カメラを渡すんだ」→ジョルジュさん「カメラは俺の命お前に渡しはしない」(おめー何言ってんだと呆れ)
その後はしばらく呆れ顔ジョルジュさんを楽しむ事ができるのですが、アギラールが「警察が逮捕する!」と言った途端に少しずつ表情が変わります。
ジョルジュさん、呆れ顔ばかりしていましたが(これは本気かも・・・?)と事態の大きさを把握しだします。そうです、守らなければ!このカメラをぉ!

「俺の写真は おれのも~の~!」
「俺の写真は おれのっ もっのっ!」

出ました~!!私の好きな台詞~~~~~!!!!
ここ、二回繰り返すのがいいですよね。「おれの!」って今度は僕じゃなくて俺呼びしてるのもかわいいですし、俺の物だもん!っと主張しまくるのがかわいいです。かわかわジョルジュ!(真剣なシーンです)
この台詞を言う前にアギさんに「お前の写真は退廃的だ」とか「社会に害を流す」とかケチョンケチョンに言われているので、写真家としては聞き捨てならないんでしょうね。とても不満なお顔をしています。苦笑い程度では済まないんですよね。

その後一旦カメラを没収されるも、コマロフ&キャサリン登場によりカメラを返してもらえたジョルジュさん。さっきまでけっこう怒っていたのに戻ってきたカメラの無事を確認して安心したのか、まっぷーパオロさんとじゃれ合って写真を突然撮るという可愛らしさを発揮しています。表情穏やかに戻ったジョルジュかわいい!カメラ返してもらえてよかったねぇ!!

お次の不満顔見どころシーンは二幕にとびます。
サンジョルディのお祭りで沸き立っていたところにアギラールさんが登場(なんでいつも盛り上がったところで現れるんだ。狙ってるな?)
民衆とPSUCが揉めはじめたところにジョルジュさん登場。民衆側からすると同意できない発言を続けるアギラールをジッと見据えるジョルジュさん。スパイ容疑で連行される民衆を見て「裁判は開かれないのか」「法律は無視するのか」と冷静に問うジョルジュさん。こういうところ本当に冷静。
お顔もとても真剣です。
そしてその直後、連行された民衆が処刑されるのですが、その時のジョルジュさんの表情が忘れられません。怒りでもなく、悔しさでもなく、ただただ悲しんでいるお顔が・・・辛い。

パオロを一方的にラジオ放送の仕事から降ろし、キャサリンには仕事を継続するように誘うアギラールさん。
ジョルジュさんはもう黙ってられません!「こいつの言葉に耳を貸すな!」
間髪入れずに策士アギラールは「彼はキャサリンに嫉妬しているんだ。自分の写真を海外に出せない。我々の認可を得ようとしないから・・・」

・・・この言葉選びはひどぉい~~~~~!
これさ、キャサリンが前夫と別れた理由を知っているからこその言葉選びですよね?!ジョルジュを煽ると同時にキャサリンをも洗脳させようとしている!アギラール情報通である。
そんでさ、ジョルジュさん、それまではただただ固い表情をしていたんですけど、この言葉を聞いてからめちゃくちゃムッとしてアギさんを睨みつけるんですよね!これさ、たぶんだけど、ジョルジュ的にも気にしている部分だったんじゃないでしょうか。
キャサリンに嫉妬っていうのは分からないけど、写真を撮っても撮っても海外に送ることができずに手元に溜まっていく・・っていうのは不安要素もあったのでは?と思います。だから痛いところを指摘されて冷静を保てなかったのかなと推測しております。

ジョルジュとキャサリンが二人で外に出てからのシーン。
もう冷静ではいられないジョルジュさん。ため息の深さが深海レベルです。
なんとかなだめたいキャサリン。なんとか自分の気持を伝えたいキャサリン。ジョルジュのことも大切に想っていることを伝えたいキャサリン。
でもごめん、きっと今のジョルジュさんは右から左に状態だよぉ!
ジョルジュさんは、冷静に(?)今の状況を分析しているので、キャサリンがきっと利用されてしまうと勘付いています。そして自分の元から離れてしまうこと&その選択をキャサリンがしてしまった事を不安に思っているのですね。そしてさっきアギさんに言われた言葉もまだ刺さったままでしょうし?
キャサリンと歌い合うシーンも、キャサリンが去った後に一人で歌うシーンも大好きです。小池先生の言葉選びが素晴らしい。男と女の間に渡れない河が流れている~~!へぇ~~~~!そうなんだ~~~~!

そしてジョルジュさんの試練はまだ続きます。
オリンピアーダ仲間割れ危機の場面です!(わたしの心はもう持ちません)

揉めているオリンピアーダの面々を心配して「苦しい時支え合う 俺たちはカマラーダ!」と声をかけるジョルジュさん。頭に血が上っているヴィセントはついつい言っちゃいます。「お前の説教はもう聞き飽きた。お前は写真を撮っているだけだろう」
このときのジョルジュさんのお顔ったら!!!!!((+_+))
もう!
お前の説教はもう聞き飽きたってところでまず表情が固まるんですよ(ぐさっ)
お前は写真を撮っているだけだろうってところでお顔が曇るんですよ(そんな風に思っていたのか・・・)
お前に一体なにが分かる!ってところで悲しさいっぱいのお顔になるんですよ(俺はカマラーダじゃないんか・・・?)

ジョルジュさん~~~~!心の傷大丈夫ですか~~~~!

お気付きかと思いますが、ジョルジュモンペとしてはここは自分が言われているのと同じくらい心が辛いです。

私の心がグッサグッサやられていても、どんどんお芝居は進みます。
ヴィセントさんが「本気で戦うやつだけが残れ!」「所詮お前たちはただの外国人なんだ!」と一同に怒号を浴びせます。オリンピアーダのみなさんは外国から集まってきたメンバーなのでこのヴィセントの言葉にいろいろな思いを抱いたのでしょうね。みんな悲しい顔だったり、悔しい顔だったり・・・と表情が変わります。
もちろんジョルジュさんも変わります。
「その通りだっ!」(ドデカ声)

「俺はデラシネ~~~~!」(ドデカ声)

ジョルジュさんのスイッチが入っちゃいました。さっきまでジョルジュさんの心の傷を心配していましたが、ジョルジュさんは叱咤されて気持ちを入れ替えるタイプなのかもしれませんね。今までの市民同志の戦いを一線引いた場所から眺め&記録することに徹していたジョルジュさんですが、ヴィセントの言葉を聞いて今までの彼らの立ち振る舞いを思い返したのでしょうね。そしてその戦う姿こそ自分の人生の真実になるのだと思ったのでしょうね・・・。これからは自分も一緒に戦うことを誓い、仲間にいれてもらい結束を固めていくオリンピアーダのみなさん。

そしてみんなでラジオを聞くんですよ。ラジオからキャサリンの声が聞こえてきた途端にお顔を歪めて柱に手をかけるジョルジュさん。顔がいい・・・。
これはどういう感情なのでしょうかね。誰か教えてくださいますか。
キャサリンが自分が反対したラジオに出演しているからですか?
なかなか会えないキャサリンの声を久しぶりに聞いたからですか?
キャサリンへの感情が揺らいでいるからですか?
ちょっと私分かんない。誰か解説してください。

最後の不満顔場面はヴィセント実家にて。
タリックが戻ってきたと思ったらアギラールだったぁ!
すごい速さで家に入ってきて、すごい速さでテレサを人質に取ったぁ!
ジョルジュさんすんごい顔しています。もう本当に冷めたお顔。
そして銃を置けと言われて即座に銃を手放すジョルジュさん。はやい。
アギラール「キャサリンを返せばこのまま引き下がる。お前たちはどこへでも好きなところへ行ける」・・・と話している最中に怒り顔になります。
ジョルジュ「お前の言葉を信用すると思うか!」(そうだそうだ!!)
この後ジョルジュさんとアギラールがしばらく言い合うのですけど、あっけなくコマロフさんに後ろから撃たれて死んでしまうアギラール。

バタリと倒れたアギラールを終始眺めていたジョルジュさん、顔が強張ります。そうですよね、目の前で人が死んだのですから。しかも自分と会話している最中に!
・・・ジョルジュさん大丈夫かな~!トラウマ案件だよね~~!(モンペが顔を出す)

そしてこの後は例の涙なしでは観れないキャサリンとのお別れシーンになるのですが・・・ジョルジュさんの不満顔観察はここまでです。
本当はジョルジュさんのかっこいいシーンや、やさしさ溢れる微笑みシーンなども言及していきたいのすが、それはきっとみなさまもたくさん摂取していると思いますので、今回は不満顔だけを集めてみました。

不満顔が何段階にも分かれているジョルジュさん、いいわぁ~~~~!

今日ふと自分の残り観劇回数を数えてみたんですけど、次回の遠征で最後じゃないか!と気付き泣きたくなりました。かなしい。
まだまだ深まるネバセイを観察したかったよぉ~~!!

ネバセイってすごい作品ですよね。
個人的には、市民が立ち上がるのが正義と言われたり、子供が戦いに参加することを称賛されたり、オリンピアーダがお互いに離脱しないように無意識的に見張り合っているところなどは理解しがたいし反対派です。でも自分の価値観とは違う作品だからこそ気付く部分も多くて、毎回とても衝撃を受けています。

そして宙組でこの作品を見る事ができてよかったと毎回思います。
この全員参加によるコーラスのすごみを毎回ザァザァと浴びる度に思います。

東京公演も残り3週間!
宙組生+公演に携わる全てのみなさんが元気で健康で笑顔で過ごすことができますように!

そして、ジョルジュさんの「ボンニュイ♡おやすみ♡」というボイスがなんらかの形で発売されますように!(どさくさに紛れて願う)

最後まで読んでいただきありがとうございました!
ボンニュイ♡


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