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シェルプ 感想

キム・ヘス女史のカッコ良さをどう形容したらいいのだろう。
彼女を主役にしとかないと、みんな食われちまうぜ。
(実際、私は過去作でキム・ヘスが準主役だったのにラストはキム・ヘスのドラマだったなと思う作品鑑賞経験あり)

どんな立場にあっても、どんな環境でも、いつの時代でも、

信念持ってるオンナはカッコイイ

そういうオンナ、キム・ヘスの右出る人いますか?というくらい、見応えありました

キム・ヘス演じる王妃は、自分が産んだ息子たちがいます。もちろん自分の息子を王様にしたいし、子供たちの末永い幸せを祈ってる。
なんだけど、その私欲の向こうを見据える気高さが常に彼女の信念になっている。
王様の血を引く王子全員を
「世子(セジャ)候補」という大きな視野で受け止めることによって、王室の尊厳を守るわけ。これがなかなか出来ないおお仕事!
そのおお仕事を、走り回り、笑い飛ばし、愚弄するものを愚弄仕返し、下げる時は頭をさげ、守り続ける。
なんてカッコイイんだ!!
そんな気高い王妃、いただろうか??!!

キム・ヘス女史ご本人のの性格や人間性は存じませんが、
似てるんじゃね?
とリスペクトしまくりながら鑑賞しました。

その反対の立場に位置する、キム・へスク演じる皇太后様の、憎たらしいこと憎たらしいこと。
この方の演技の深さがまた、たまりませんでした。「賢い医師生活」での可愛くてお茶目なお母さんの顔が有名かと思います。
が、ここでは
龍と虎の闘いを思う存分魅せてくれるわけです。

時々、このドラマを史劇のお受験ドラマみたいに書いてる文を見かけました。
違うよー。お受験ではない。

ここに登場する母親は、1人も見習うべく人はいません。キム・ヘス演じる王妃でさえ。
これは、母親ドラマではなく、王宮ドラマです。

とはいえ、2人の子供の母親としての感想ももちろんあります。

あー、人は自分の本質を認めてもらえることが幸せなんだよねー。
親も子も。妻も夫も。
いくら私が産んでも、彼らは彼ら。
うんうん。そーそー。
そんな納得。

それにしても、キム・ヘスVSキム・へスク

最高のケミでした。

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