見出し画像

【すみません!妄想で猫飼ってて悪いですか??⠀】

やす子…この話の主人公、想像力豊か
            妄想する事と絵を書くのが好き
            妄想癖のせいで過去に黒歴史あり


もけ汰…やす子の妄想での猫だが…
           マイペース、小さな穴に入るのが好き

後輩…イマドキ女子で可愛い白い猫を
         飼っている…おしゃべり好き


リュウ…あるペットショップで出会った男
           猫好きである

【1話】すいません妄想で猫飼ってます

やすこ(M)とある日ふと…日々のストレスから
癒しを求める為にあたしは思いついた
猫を飼ってる妄想をしてみようかと
ここでなぜ妄想なのかと思うだろう
あたしは極度の飽き性なのである
なので本当に猫を飼って
上手く続くか分からない
なので妄想で猫を飼う事にした……
妄想なら自分が飽きれば
直ぐに止める事ができる

よし、まずはどんな猫にするかイメージだな
癒しになってもらうのなら何か
笑える感じがいいな!!
顔はブサかわで丸々太ってて、手足は
短く…
よし性格は…肝は座ってる感じがいいな
で愛想はあまりしない
行動は…狭い所に入りたくなる衝動がある

どんどんイメージが膨らむ…
イメージしてる時は、楽しい
名前は…うーん悩むな…
よし先に性別だ!!
性別は…雄がいいなー
よし名前…金太、茶トラうーん
あっ!!もけ汰!!よしこれで決まり
もけ汰よ!!あたしを癒してくれ!!

今日はここまで…明日また続きを

次の日あたしはもけ汰との生活を妄想する
もけ汰は猫缶には興味を示さない
チュールが大好物だ!!
なぜかチュールを舐めている時は
素直である…体に触らしてくれる
もふもふ…何て柔らかいんかだ
このもふもふ感が堪らない

会社にて
いつになく機嫌がいい
やすこに話しかける後輩

後輩「先輩…なんか最近いい事ありました??なんかいつもとオーラが違う気が


やすこ「実はね…もけ汰が」
やばい口に出してしまった

後輩「もけ汰??」
       「先輩、もけ汰って先輩もしかして
何か飼ってるですか??」

やすこ「しまった〜やってしまった」
妄想で猫を飼ってるとは言えない
絶対イタイ奴だと思われる

やすこ「うーんあのね、実は猫を」

後輩「やっぱり飼ってるじゃないんですか」
      「嬉しいあたしも猫大好きなんです」

後輩「先輩と猫ちゃんの
お話できるなんて嬉しいです

これ見て下さいあたしの愛しいのミーちゃんです。可愛いでしょ」

彼女は携帯の画像を見せる
白いふわふわした可愛い猫が写っている

やすこ「あたしの好みでは…」

後輩「先輩の猫ちゃんも見せて下さいよ」

彼女に言われ妄想用に撮り溜めていた画像の1枚を見せるやすこ

後輩「可愛い!!うちのミーちゃんとはまた違ってて、THEやすこ先輩って感じでいいですね」

後輩「あっ今度猫ちゃん同士会わせてお友達になりましょうよ」
「先輩、お休みいつが空いてます??」

やすこ(M)えー!!いやいや妄想だからね

やすこ「うーん」

後輩「この土曜日とかどうですか??」

やすこ「うーん」

後輩「じゃぁ土曜日で決まりですね」
「わぁー楽しみだなー」
「あっ行けない部長に資料取りに行くように頼まれてたのでアタシ失礼します」

やすこ(M)あーーーーー!!
            どうするのよ!!
           何やってんのよあたし…
          仕方ない今日ペットショップに
          行ってみるか…

定時になり猛スピードで
ペットショップ屋に向かうやすこ

ペットショップには色んな猫ちゃんがいた

やすこ(M)よしもけ汰に似た子はと…
      掲げられた値段を見てビックリするやすこ

やすこ「えーー!20万円!!」
            「待って…猫ってこんなに高いの」

やすこ「買えない…あたしのほぼ給料が飛ぶ…」

「どうしよう…」

悩んだ末にあたしの出した結論は
まるで猫がいるかのような偽装計画
猫の餌、玩具などを買う事にした
上手くいけばいいのだが…

実はあたしには学生時代に黒歴史がある
高校2年生…周りの友達が彼氏彼女で
盛り上がっていた時あたしも彼氏が欲しく
でもそんな勇気もない私は何と妄想で
彼氏を作り上げていた…
そしてその彼の名前をつい…口に出してしまい…周りにヤバい奴と思われてしまった
だから今回は失敗は許されないのだった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?