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ADA(アニマル探偵事務所)で働く事になりました


●月野円(つきのまどか)
ADAに面接にきた女の子、好奇心旺盛である
ちょっとおっちょこちょいな所も

● 愛仁馬 瑠偉(あにまるい)
ADAのオーナー兼探偵、愛想が良く
いつも笑顔なのだが、実はその笑顔の裏には

●猫のエリザベス
白のペルシャ猫、女王様気質あり、
人間だった頃はかなりの美女

●犬のゴン吉
   柴犬、お人好し、
   人間の時影響か巨胸に目がない


●ハムスターのダルビッシュ
  ゴールデンハムスター、人懐こい
  素直な性格、円の事もすぐに好きになる

●鳥のモモコ
セキセイインコ、可愛い物、キラキラした
物が好き。お洒落
人間だった頃は多分、女子高生

●兎のジョージ
グレーのアナウサギ
洞察力が凄くて、危険を察知すると
すぐに隠れる癖がある
オーナーに対しての忠誠心が強い

🐱本文

第1話『ADAで働く事になりました!!』

円(M)あたしは、月野円(つきのまどか)
大学卒業後、就職活動に追われ、
面接の日々だが、ほぼ全滅
そして、ここが最後となる

円「何か、映画でみる様な洋館だけど、
   古びてて怖そう」
「お化けとか出ないよね」

円(M)私は少し古びた洋館のチャイムを鳴らす
          誰も出ない……

円「あっ鍵が空いてる」

円ゆっくりとドアを開ける

円「ごめん下さい!!今日面接に伺った
月野円といいます、どなたかいらっしゃいませんか?」

すると突然何かが円に飛び掛ってくる

円「キャッ」
「ハっハムスター??」
「なんでハムスターが??」

細身の男が申し訳なさそうにやってくる

愛仁馬「ダメじゃないか、ダルビッシュ、
         嬉しいのは分かるがお客さんを
         驚かせては」

円「えっダルビッシュ?このハムスターが?」

愛仁馬「挨拶遅れました、私が
         ADAのオーナー兼探偵の
          愛仁馬 瑠偉(あにまるい)です」

円「あのぉー面接に伺いました、月野円です
宜しくお願いします」

愛仁馬「では、こちらにどうぞ」

円(M)連れて行かれた部屋には、
猫、犬、ハムスター、鳥、うさぎ、
可愛い動物達が私を迎えてくれた

円「いっぱい動物を飼っているんですね」

愛仁馬「えー好きなもので」
          「では面接を初めましょうか」

愛仁馬「貴方は、どうしてここを受けたいと
思いましたか?」

円(M)本当は、何処もダメでたまたま見つけたんだけど…ここはちゃんした動機を言わないとね

円「私、色んな小説を読んで、探偵小説大好きで、もし自分がその探偵のお手伝いをできるのなら、こんなに嬉しい事は、ないと」

円(M)あー何か理由上手く言えない

自信なさげに俯く円

円(M)その時、犬があたしの前へ
そしてじっーと顔を覗き込む

円(M)えっ何!何!!

愛仁馬「よし!!合格だ!!」
「えっと円さん、いつから来られますか??」

円(M)えっ合格なの!!あの返答で?

円「あっありがとうございます」
「とても嬉しいです。」
「あたしは、明日からでも、全然大丈夫です」

愛仁馬「おっ、いいですね、
やる気があるのは大歓迎ですよ!
では、明日から宜しくお願いしますね」


愛仁馬「では、ここの探偵システムを
          教えておきますね」

愛仁馬「このADAは、別名アニマル探偵事務所」
「とまぁー優秀な探偵達は、この動物達と
なっております」

円(M)えっーーー!!この人何を言ってるの?

愛仁馬「では、右から順に
         ご紹介していきまますね」

愛仁馬、淡々と顔色ひとつ変えずに、説明をしていく

愛仁馬「猫のエリザベス、犬のゴン吉、ハムスターのダルビッシュ、鳥のモモコ、うさぎの
ジョージとまぁ、こんな感じです」

円「えーーー!!ちょっと待って下さい」
「この動物達が探偵なのですか?」
「いやいや、ご冗談が悪すぎます!!」

愛仁馬「いえ、ご冗談では、ございません!
彼等は、優秀な探偵です」

円(M)あー私は、何て所に来てしまったんだ
いくら他の面接が、全滅とはいえ、
動物達がお仕事の仲間なんて……ありえない

円「あのー、彼等が探偵なのは、
   分かりましたが、
  あのぉーどうやってお仕事を??
  いえ、会話をするのですか??」

愛仁馬 「会話は、この特製イヤホンをおつけ下さい。そしてこれはマイクロチップで出来ているので……ちょっと失礼」

円(M)男は、あたしのピアスを外して
        何やら作業を、始めた
愛仁馬 「よし、コレで大丈夫、」
           「いつもと同じ様につけてみて下さい」

円(M)私は言われるまま、ピアスをつけた
声が聞こえる……色んな声

猫「あんな小娘で本当に大丈夫なの??」

犬「若いし可愛いし、乳でかいし」

ハムスター「僕は、いいと思うけどなー
優しそうだし」

鳥「女の子嬉しい、色んなオシャレな話したい」

うさぎ「私は、瑠偉様がいいのであれば」

円「えっなんなの!!コレもしかして、
動物達の声なの??」

愛仁馬 「びっくりされましたか、そう、彼らも
人間と同じ、色んな感情、性格、があるのですよー」

円「すっすごい!!」

愛仁馬 「話すと長くなりますので、短めに言いますが、僕は、子供の時から、動物の声が分かるのです」

愛仁馬 「そして、
            この某探偵事務所を設立しました」

円「そうなんですね……」
「でも、アニマル探偵なんて初めてです」
「あたしにできるでしょうか」
「それに主に動物探しとかなのですか??」
「迷子のワンちゃんや猫ちゃんその他諸々」


エリザベス「何を言ってるのかしら
この娘、あたしを誰だと思ってるの
エリザベスよー!!
あたしの魅力で世の中の男性メロメロよ」
「失礼しちゃうわ〜青臭い子って」

円「いや……でも……
どんなに魅力があっても猫ですよね??
猫が人間を??
そりゃ可愛いのは分かりますが…」

愛仁馬 「えっーと円さん、
実は、このエリザベスは、前世は、
人間であった為、そして彼女の場合、
人間の記憶が鮮明に残っている為
短い時間ですが人になれるのです」

愛仁馬 「後、うさぎのジョージもです
彼も前世は、人間、人間の記憶が
かなり残っている」

「僕の父は、研究者で、僕も父の後を継ぎ
色々研究をしてきました
そして、完成したのです
前世の姿戻れる薬」
「記憶というのは、本当に素敵です」

「まぁ言葉で言っても理解し難いと
思いますので……エリザベスこっちにおいで

エリザベスが愛仁馬の膝の上に乗る
そして
何かを口に入れられた

エリザベスの体が光出す
すると目の前に、絶世の美女が現れる

円「えっーーーー!!」
「猫が人に!!」

エリザベス「あら、また一人あたしの美貌に
賞美する哀れな子が」

円「こっこれが猫、いやエリザベスさんの
前世!!すっすごいです!!」

愛仁馬 「円さん、これが彼女、本来の姿です」
「でも、この本来の姿でいるれる
時間は、6時間……
それ以上は、死の危険があります
非常に強い薬なので」

「ですから、普段は、エリザベスは、猫で
いてもらいます」

円「すごいですね……動物の声が分かるだけでも
すごいのに……なんと人になれるなんて素敵!!魔法みたい」

愛仁馬 「では、この辺で、このADAの
事は理解していただけましたか??」

円「はい!!」

愛仁馬 「では、明日から、
          宜しくお願いしますね」

円「ふつつか者ですが、
   どうぞ宜しくお願いします」

円(M)そしてあたしは、ADAで働く事になった!

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