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【vol.7-6 2023年度号】【寄稿】FIFA Women’s World Cup 女子サッカーワールドカップ観戦、ボランティア体験ノート

   2023年もいよいよもうすぐ終わってしまいますね。
 さて、皆さん、今年の7月~8月、女子ワールドカップが開催されたのを覚えているでしょうか?耳すまの女子サッカー仲間が、現地観戦してきたことを詳細にレポートにしてくれました!!耳すま冥利に尽きる、これ以上ないクリスマスプレゼントを皆さんにシェアしたいと思います!
 2023年のクリスマスの夜に!プレイバック!女子ワールドカップ!!是非!!現地の空気感を味わってみてください!どーぞー!!


1.街の雰囲気

 FIFA Women’s World Cupが開催された2023年7月8月はいつもの冬の通り、雨風が強いウェリントンでした。色々な国のレストランが沢山ありますが、ワールドカップに興味なしという感じで、ワールドカップが始まる前、街は全然ワールドカップという雰囲気ではありませんでした。しかし、オークランドで初戦のニュージーランド対ノルウェーでニュージーランドが勝利し、だんだん盛り上がっていきました。

 試合も増えるにつれ、街にワールドカップ目的の人が増え始めました。試合当日は街も賑やかになりました。ウォーターフロントにはファンゾーンができ、サッカーしたり、スクリーンで観戦できたり、反射神経を鍛えるゲーム(時間内に光ったところを押すか踏むかしてスコアを出すゲーム)、サッカーのゲームで遊ぶところがありました。ファンゾーンの他にもミニゴルフのサッカーボール版など、子供が遊べるところができました。

 日本から湘南ベルマーレガールズチームが来て、小学生を対象にサッカー教室を行いました。スウェーデンチームがベースとしていたサッカーなどのスポーツ施設で行われたので、スウェーデンの選手が通りかかったりしました。

2.南アフリカ対スウェーデン (グループステージ)

 雨が降ってましたが、客は結構入っていました。どちらかというと南アフリカ (Banyana Banyana) のサポーターのほうが多かったです。南アフリカが先制しましたが、後半スウェーデンが2点決めて、スウェーデンが勝ちました。やはり、FIFAランキング3位だったスウェーデンは後半の終わりまで強かったという印象です。南アフリカはランキングはかなり下にも関わらず、とても健闘したと思います。この後の南アフリカ対イタリア戦もウェリントンのスタジアムで雨やヒョウが降る中行われましたが、格下の南アフリカが勝利し、会場はとても盛り上がっていたようです。

3.日本対スペイン (グループステージ)

 この試合で日本がスペインに大勝し、日本チームの素早い動き、パス回しのサッカーに魅了されファンが増えました。

日本の陣地にボールが行ったときは、日本のディフェンスの選手たちが、同じようなステップで動いて、ラインを正確に揃えていた感じがしました。

4.日本対ノルウェー(ベスト16)

日本人以外のなでしこジャパンサポーターもたくさん見かけました。
植木選手はファンの前でも明るかったです。

5.スペイン対オランダ(準々決勝)

オランダのサポーターは一番気合が入っています。

 今までの試合中には観客の誰かがカウントダウンして、ウェーブが起こっていたのに、この試合では真剣に観ている人が多かったのか、カウントダウンがあってもウェーブがあまり成功しませんでした。

ボランティア中には選手からサインをもらうことができないので、
試合後にサインをもらいました。

6.ボランティア体験

6-1.トレーニング場でのボランティア

   トレーニングギアの準備、片付けをしたり、ゲートの開け閉め、ボランティアではバスから降りてきた選手たちを出迎えたり、送ったり、メディアの人たちの誘導などをしました。日本チームは練習の雰囲気も良く、多くの選手たちが一人ひと りメディアの人たちにインタビューを受けて真摯に対応していたのが印象的でした。スペインチームは急遽パーマストンノースからウェリントンにベースキャンプを変えました。雨の日も多かったのですが、屋内にはスペインチームが簡易ジムをつくり、屋内でも屋外でもフィジカルコーチを中心にいい雰囲気で、トレーニングをしていました。

6-2.オープニングセレモニーでのバナー持ち

セレモニー前に大きなバナーを大勢で畳み、
セレモニー時は畳んだバナーを運んで、
リーダーの合図や音楽に合わせバナーを広げたりしました。

 リハーサルと本番の待ち時間は長いので、他のボランティアと話したり、食事をしたり、選手たちを見に行ったりして、楽しい時間を過ごすことができました。

ウェリントンの試合は準々決勝のスペイン対オランダを最後に終了しました。この日の夜はウォーターフロントで花火が上がりました。

                     ペンネーム ナントゥンブエ

7.編集後記

 現地にいなければわからない、豊富な写真の数々と、詳細なレポート、いかがだったでしょうか。写真を見て、レポートを読み、日本で女子ワールドカップを応援していた時とは違う、現地の空気感を少しだけ味わうことができました。サッカーを通して海外の文化や雰囲気、空気感を知ることができる・・・このこともまた、サッカーの魅力のひとつなんだなと改めて思いました。
 次回2027年大会の開催地は、まだ決まっておらず、2024年5月に決定します。4大陸から4つの立候補案が招致レースに残っているそうです。4つの立候補地は、以下です。

・ベルギー王立サッカー協会、オランダ王立サッカー協会、ドイツサッカー連盟(共同招致)
・ブラジルサッカー連盟
・南アフリカサッカー協会
・米国サッカー連盟、メキシコサッカー連盟(共同招致)

 開催地はまだ決まっていませんが、2027年の次回の大会までの過程の中で、女子サッカーの魅力に触れ、本大会で思う存分楽しめる準備をしていきたいですね!

 ナントゥンブエさん、お忙しい中、貴重なレポート、本当に有り難うございました!!


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