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ひまわりの思い出

こんなタイトルで書き出したけれど、ひまわりの思い出は特にないのだった。
ひまわりで最初に思い出すのは国語の教科書に載っていた童話で、子供達がひまわりの種を付けた風船を飛ばし、それが山の子ぎつねの元に落ち、子ぎつねは風船を花だと思って根元を土に埋めたので後からひまわりが咲くのだ。次に思い出すのが映画「ひまわり」の悲し気なメロディと一面のひまわり畑の映像だ。
その次に思い出すのは大学の俳句部の先輩の作った句で、正確に覚えていないがうつむいた向日葵が地を焦がすと表現されていて衝撃を受け、三十年以上も前なのに覚えている。先輩の眼鏡をかけた顔と、卒業の時に緑の振袖に袴だったことを覚えているが、名前はもう忘れてしまった。
ここ数年のことでは市内の奥のひまわり畑の前で可愛い中学生の姪と大きな大学生の息子と私と三人で写した写真を思い出す。姪だけにひまわりがよく似合っていた。
あなたはひまわりの思い出がありますか?

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