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専門学校中退後の娘のこと

もうすぐ22歳になる末娘がお世話になっているアトリエで、働いている先輩方から、娘がシュタイナー学校卒業だと知って行くたびに質問攻めに遭うらしい(笑)

そういえば、美容師の長女も言ってた
お客さんから、長女に会ったら、シュタイナー学校のことを聞きたいと思ってた、と言われたと。

実際にシュタイナー学校を卒業した子どもたちって
世間にまだそんなにいないから珍しいんだろう

シュタイナー学校に行って
字が書けるようになるの?とか、
普通に勉強できるようになる?とか(笑)

あ、字、書けますよ。漢字苦手だけど。
大学行ってる子もいるし、、、とか、答えるらしいけど、
なんせ、彼女たちは公立とか他の学校を経験していなくて
違いがわからない。
だから、どう答えていいのか分からないと言っていた。

親から見れば、例えば、
教科書がないとか、
家づくりがあった、畑仕事もあった、
詩を唱えて授業が始まって、たくさん歌を歌った
手仕事の時間があった
季節ごとに祝祭があった
演劇をたくさんした
クラスオーケストラがあった
ラジオ体操とか、国歌斉唱とかはない
小中高12年一貫だとか、、、

形で見えていることで言えば、そんなようなことがあったけど、
それも彼女らにしたら、他との違いだということすら
シュタイナー学校を出てからの友人たちと話す中で
少しずつ、どうやら他の学校とはずいぶん違ったらしいと気づき始めた、という感じだから、そりゃあ答えようもないな。

でも、相手からしたら、実際にその学校で学ぶという経験をした若者が目の前にいたら、色々聞いてみたくもなるでしょうね。
興味がある人なら。

そういえば、先日、斎藤工さんがNHKの番組でシュタイナー学校について語っていたそうです。
斎藤工さんや、村上虹郎くんもシュタイナー学校卒ですね。
彼らもそうですが、個性強めの人が多いかもしれません。
職人肌というか。

先日の我が家の庭の舞台に立ってくれたパフォーマーさんたちも
全員シュタイナー学校卒の若者たちでした。

みんな、自分のやりたいことをきちんと楽しんでいて素敵だった☆

末娘は、服飾専門学校を中退しましたが、服作りを続けていて、今先輩たちが経営するアトリエで学ばせてもらっていますが、就職も決まりそうです。
在学中にオンラインでの集団の面接で、
「笑顔がいいですね」ってことで、どうぞ来てくださいとなったそう。
1週間インターンで行って、面接を経て、そのまま就職できるらしいです。
服作りをさせてもらえる数少ない職場らしく、大喜びでした。

専門学校の先生たちには、中退するような人は就職できない、とかなり脅されていたのですが、あっという間に決まりそうです😊

妹が作った服を着た姉
カフスがダブルになっていたり、襟が大きめだったり、姉の細かいオーダーに応えた
こだわりのデザインのシャツワンピース

インターンに行く前に、3週間ほどイギリスの友人の所に行くことになり、今、準備中です。ロンドンでいろんな服の生地とか、アンティークレースとか、ボタン、古着なんかを見てくる、とのことだけど、それよりなにより、きっとすごいカルチャーショックを受けて帰って来るんだろうなと、話を聞くのが私も楽しみです。

だけど、かわいい子を世界に送り出すのって本当にドキドキします。
でも、心配は口には出さず、どんなに素晴らしい経験をしてくるのだろうって思って帰りを待ちたいと思います。


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