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力を抜くということ

合気道に行き始めて1か月
先生は、気功、古武術も併せて教えてくださる。
教室の狙いは、第2の身体能力を高めるということ。
小さいころから教えられてきた、体育や部活などの中で、筋力を使う体の動かし方が当たり前になっているが、日本人が古来から持っている身体の使い方を取り戻すことを学んでいます。
第二の身体能力を使えるようになれば、いつまでも身体を自在に使い続けることができる、そこを目指そうということです。

私自身、いろんなスポーツをやって来たし、15年ほど和太鼓を毎週やっているので身体が強いと思い込んでいたのに、ここ2,3年で急に、道端で転んだり、つまづいたり、足元が怪しいことに危機感を持っていました。
まだ50代なのに、こんなことで大丈夫かな。ずっと身体を使って働ける自分でありたいのに、どんどん力を出せなくなっている。あちこち傷めて、あれができない、これができない、となっている。。。マズイ😱

ということで、知り合いの方が運営している合気道教室に夫婦で入門したわけです。

先生は子どもの学校の保護者仲間の方で、合気道教室と銘打っていますが、50代からの身体能力の高め方という目的を持っておられたので、私たち夫婦の願いとバッチリなので、週2回、夜に通っています。

前に太極拳を10年ほどやっていた時に痛感して自分では克服したつもりの「力を抜く」ということ。和太鼓でも、メンバーに再三、伝えていることですが、改めてこの教室でいろんな動きをしてみると、自分自身もまだまだ体のあちこちに力が入っていることに気付かされます。

相手にグッと押されると、力で返そうと歯を食いしばって背中を緊張させてしまう。グッと押される!と思って身構えて、ふにゃっと押されたら、グラついてしまう。
グッと押されようが、ふにゃっと押されようが、されたことをそのまま受け入れて自分自身の動きをシンプルに続ける。

されたこと、起きたことをそのまま、そのままの状態で自分は変わらず淡々といること。

それって、子育ての時にも、子どもと格闘しているときに、ふと、力を抜いて流れに任せたら案外、事なくすんでしまったりしたことなんかにも、思い当たります。

毎回、いろんな動きをしては、その都度先生とシェアします。
そして、自分の動きをじっくりと内観する時間も取ってもらえて、本当に良い時間です。

私の目標は、一年後、二年後、今よりしなやかな背中を作ることです。
年を取るごとに、逆に柔らかいしなやかな体の使い方を得ていきたいと思います。
身体の使い方は、心の使い方に通じると感じています。

心の方も、柔らかくしなやかに使える人でありたいものです。


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