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傘をささない女の子

登校中に会う娘の友達が、雨の日でも傘をささずに歩いていました。

その子に、「傘どうしたの?濡れちゃうよ!」と話しかけると「学童に忘れて来ちゃったから」とのこと。

「ママの借りればいいんじゃない?」と言うと、「ママのは大きすぎるから…」と返されました。

なんだかおかしいなと思いながら、私の折り畳み傘を貸し、娘が持って帰るように伝えました。



こんなことがあってから、少し気にして見てみると、今はザーザー降りの雨の日でも傘を使わない大人が多いのですね。

コンビニの駐車場から車を降りて店に行く場合、傘を使わない人は9割ほど。

このような大人を見ている子供が真似て、同じように登下校で傘を使わなくなっているのでしょうか。

…単に面倒くさいという大人の行動とは少し違う気もします。


私は、特に女の子には、自分のかけがえのない身体を大事に扱って欲しいと思っています。

雨の日に傘をさすという当たり前のことを省いてしまうことで、「こんな自分なんて、雨に濡れてもどうでもいい」なんて思うような子に育ちかねないです。

これは将来、「こんな私なんて、身体をお金に換えたって構わない」なんていう子に育つ可能性を広げてしまう気がしてなりません。

現に、援助交際をするような子は、話すと普通に素直な感じの子ばかりだったのですが、

「お金が欲しかった。そのためには身体を使うしかなかった」

なんて話す子が多くいました。

しかも数千円のお金と引き換えにする中学生もいて、無知な少女たちを食い物にしている大人が本当に許せなかったです。

中には、お金を降ろしてくる、なんて言って逃げたり、少女の財布から盗む人もいたりして、最低な大人っているもんだな、と知りました。


前述した友達の親にはそれなりの教育方針があるのかもしれませんが、私はどうしてもお節介を焼かずにはいられませんでした。

娘も見ていたし、自分の身体を大事にすることを伝えるチャンスでもあったからです。

傘をどこかに置き忘れるなんて、大人だって誰もが一度は経験するもの。

だからといって、罰としてビショビショになりながら学校へ行きなさいなんて、私だったら自分の子供にそんなこととても言えません…。

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