閔曉江-민효강-

詩を書く・絵を描く・俳句を詠む・夜ふかしの凡人・島暮らし MIX JP&KR・…

閔曉江-민효강-

詩を書く・絵を描く・俳句を詠む・夜ふかしの凡人・島暮らし MIX JP&KR・치유의시간 ・Cillaxing ご笑覧ありがとうございます・あなたのいいねが私の支えです なんてね、えへへ

最近の記事

悪魔が来たりてなんかいう

おなじ会社の15年来の友人に ずっと裏で悪口を言われたことを知り 友情とは?とか皆が使い古した疑問よりも 体を壊しました。体がビタ一文動かねぇ それについて会社はその友人を言及せず 私の欠勤について責めてきました 病院は行くんですか?休んでる間の療法は? 寝られてる?睡眠薬で寝てるんですか? 皆に説明できますか?説明した後の対処法は? 皆の不信感を取り除けますか? 自分から動いてもらわないとどうにもできないんで これはパワハラになるんかの 会社には相談窓口がありません

    • 夜道

      夜道を歩いてたら しょんべん小僧と目が合った 知らんぷりして通り過ぎたら しょんべんしたままついてきた という歌がありますが 今日は私は今まで出会った 様々なオッサン、オジイの 話を書こうとふと思い立ち ここに記し残しておきます 少々長いですが お付き合いいただけますと幸いです ◇月◯日(◎) 私の腕のタトゥーを見つけた見知らぬオジイが「あぃ!コレ何⁇ 彫ったの?」と聞くので「そうだよ。彫ったの」と言うと、何度も「彫ったの⁇」と聞き返したあと、「ほれ」と言って自分の腕

      • ネガティブケイパビリティ

        ネガティブケイパビリティ という言葉を知った “事実や理由を性急に求めず 不確実さや不思議さ懐疑の中にいられる能力“ ネガティブにとらわれず ポジティブな側面を理解し 不安や焦りを受け入れながら 日々の生活を淡々とする それはとても尊いこと とのこと そんなもん 初めっっっから 知っとるわ! ボケェ! なんでこうも世の中は 不安なんてあって当たり前なんだよ 自分らしくていいんだよ 受け入れていこ! ポジティブに! みたいな世界なん。いつからなん 私、僧侶でもな

        • 24時間戦えますか

          戦うような気持ちで 働く時代はもうとっっっくの昔のおはなしで 私はすっかり生きた化石なのかもしれない がしかし! 私はあなたの言葉に耳を傾ける あなたの行動をサポートする そしてちゃんと責任を肩代わりすることもできる なぜなら私はプロだから 勝ち取りたいものがあった 今もある 誰にも負けない気持ちがあった もちろん今もある プロとはプロフェッショナルの略 プロフェッショナルとは本職とすること 高い意識を持って能力を有して 質の高い仕事をすること、できること 目指

        悪魔が来たりてなんかいう

          エゴイスト

          映画『エゴイスト』を観た 冒頭の10分ほどのセリフで体が固まって苦しくなった 「憎むほど嫌いだった故郷の田舎から逃げるように 18歳で東京に出た。そんな僕にとって服は鎧だ」 というセリフが心と頭にぐゎんぐゎん音を立てた 除夜の鐘の中に閉じ込められてしまったみたいに マイノリティー 私の子供の頃にそんな言葉ははなかった 私は、人と関わるのが著しく苦手だ できれば、できるのなら、1人で過ごしたい 地元を出たのもその思いからだった 誰にも、誰とも触れ合いたくなかった

          No Barbenheimer

          今さらやけど誤解を恐れずに言いたい 物議を醸したNo Barbenheimer について やったら、ヤッターマンにも怒っていいんちゃうか と思うわけです 日本はすでに負けているのに認めずに 二つもの爆弾を落とされてしまったけど アメリカはパールハーバーを奇襲されているし 911のテロも受けている 捕虜は助けられず見せ物のように殺された もう起こってしまったことを 今、1人が、そしていろんな人までもが 発したミームに しかもポップアートとして発信したものに怒るのは 非常

          世界で一番美しい病気

          恋をしました それはひとときの恋でした それは霞んだ夜空に浮かぶ薄い月のような恋でした それは朧げで儚げで泡のようなあっけない恋でした それはサクッと噛めばほろほろと崩れる しっとり甘いクッキーのような恋でした 恋をしました それはほんの一瞬の恋でした それでも 淡雪のようで木漏れ日のようで 燦々と降り注ぐ太陽の光のようで 全身をくまなく濡らす大雨のようで 溜息でさえも響くような静かな恋 雨はあなたの肌にも降り注ぐことでしょう その雫は今の私よりもあなたに近く

          世界で一番美しい病気

          この広い世界で

          この広い世界で 世界が広すぎると考える どこにも居場所がないと感じるとき どこかに想いを馳せる どこかに行きたい どこにも行けない いや、行ける まるで意識が肉体を裏切って 爆発するような自己崩壊感覚 たとえばなぐさめ、賞賛 女性としての力も価値もあるということの確認 抜け出したいのは 人生こんなもんだという状況から “自分がキライで力が欲しくて 心も身体も記憶も破り捨てたのに” “この広い世界でどこにも居場所がない 今夜の君を昨日より愛しているのに” ご笑覧

          この広い世界で

          京都慕情

          京都ていうても端のほうで生まれ育ったわけどすが それでもなんやヨソさんに 自慢できることはギョウサンあって 小野小町が髪を洗った井戸のある随心院とか 随心院とか随心院とか アラおかしいな、あんまり思い出されへん 思い出すんは、そうやねぇ、和菓子やろか 京都いうても端のほうやけど 和菓子屋さんはちゃんとあって 小そうてサッと買える店から 立派な店構えのもんまで キチンと揃ってましたんえ よぉお母さんと一緒に行く市場の角に おばあちゃんが座って売ってはる和菓子屋さんで 桜餅や

          チチ

          チチは魚なのでなにも考えていない かもしれないけれど 泣いている私のそばでずっと泳いでいる チチは魚だけれど目がいい らしいので 泣いてる私を慰めるようにして妙な泳ぎ方をする チチは、ベタという魚で、熱帯魚で、闘魚で オスで、ハーフムーンという種類 なので名前を“チチ”にした ウチナーグチで“月”という意味 ブルーや赤や金色の体をしていて 尾ビレは日に透けると消えそうな水色になる チチは魚だけれどきっと頭がいい 知らんけど 銀蝿2匹分の脳みそしかない私よりもずっと

          夏がとまる

          この季節がきた 風がぐぅんと湿気を帯びて海のにおいを運んでくる 窓のすきまから堂々と悪びれもせず吹いてくる風の あの季節 私はあの頃、ここから逃げ出せると思っていた 1人で借りた6畳の部屋は歪な角部屋で 五角形だった そこに無理やり本と服とベッドとを詰め込んで その隙間に暮らしており 疲れたらこれまた台形のベランダから川を眺める よく行ったあの海を サーフィンのできる海を サーフィンボードは一枚しかなく 私は砂浜で待っているだけだったことを 思い出しながら 逃

          幸せと書いた手紙

          ひさしぶりに書く なのになにも書きたいことがない あいかわらず一日はすごく長いし 人がやっぱりすごく嫌いだし怖い これが棺桶に入るまで ずっと続くんだろうと思う 今日は一日そんな日だった 遠くに行きたい すべてが他人事のような風の吹く街に 誰もふりかえらない街に そう思って嫌がる体を引きずって 玄関をむりやり開けた すると 思いがけず人の優しさや誇りにふれた この気持ちのまま家に帰ろう 「幸せ?」と書いた手紙に 「幸せ」と返事を出そう 明日もおなじとは限ら

          幸せと書いた手紙

          NAVY

          3月11日(金) よく晴れた 今日は一日中 飛行機が視界を掠めていった 掠めていったという言葉では違和感があるかも NAVYと機体に表された文字が肉眼で見えたし その機体は手のひらでやっと隠れるくらいの 低空飛行だった 軍事練習かしらと思う ウクライナの人達を乗せて助ける練習ならいい どうかあの飛行機を操縦する人が死なないように もしウクライナやロシアに発つのなら どうぞ無事に戻ってきてほしい と思った ご笑覧ありがとうございました

          OKINAWA

          沖縄本土復帰50年目に ロシアが戦争をしかけた ウクライナに 第二次世界大戦後77年の間に いくつも外国で戦争があった そのたびに沖縄は「防波堤」となった 事実、大戦末期には「捨て石」にもなった そして今また「防波堤」になっている と、記事に、ソーシャルメディアに、方案に 比喩となり揶揄となり飛び交っている Twitterでは連日 沖縄の空がうるさい、戦闘機が飛んでる などのつぶやきが目立つ たしかにうるさいし、戦闘機は怖い だけれども ここは今、戦地ではない 沖縄

          目的と手段、その結果

          先日、作家、デザイナー、と呼ばれる方々を 家に招いて食事をしました 友達です。友達ですから 肩書きを一旦肩から下ろします 下ろして欲しかったんです ですが、食事が進むと話も弾み 作家魂というなんとも根性論なお話に けれど嫌いではないです、こういうお話は 売れない画家が集まった フランスのモンパルナスのよう 駆け出しの漫画家が住んだ トキワ荘のよう だと良かったんですが なんや思ってたんとちゃう...と感じました モンパルナスやトキワ荘できっと繰り広げられた 夢や未来の

          目的と手段、その結果

          させていただく症候群

          気づき、気づかされる、考えさせられる 学び、学び(気づき)を得る、させていただく 自分の人生で一度も使ったことのない言葉が 蔓延、氾濫している 聞くたびにイラッとしていたのは数年前までで 最近は 「あーこの人なんにもわかってないな」 と思う なぜ、気づいた、学んだ、考えた、ではダメなのか 発見した、でもいいですよ なんだ、気づきを得るって 高野山にでも登ってらっしゃいってんだ 気づきをありがとう、などと言われた日は まだちょっとめまい起こしそうになる インスタでよ

          させていただく症候群