ミニマム亀岡 ┃ 国内旅行記

旅行ばかりしてきた一般男性です

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マガジン

  • 無職の18きっぷ旅行記(完結)

    2022年8月。 18きっぷを片手に、無職は当てのないに出た。

  • 春の金沢旅行記(完結)

    金沢・山中温泉・山代温泉・白山比咩神社の旅行記です

  • 小笠原への旅

    ドラえもん 南海大冒険みたいな感じ 友情出演:無人島 ウミガメ クジラ 野戦砲 小笠原に行きたい人には参考になりますん

  • 自転車で北海道縦断(完結)

    待ち受ける強敵・出会い・別れ・セイコーマート さいはての地でどの様な"答え"を得たのか

最近の記事

静かな京都を探して

「静かな京都を見つける」 2022年/12月 新幹線の中で、今回の旅のテーマを決めた。 国内旅行、特に京都に行くのがとても好きだ。 学生時代から年に一度は必ず訪れている。 それだけに年々、混雑がひどくなっているのも実感している。 しかし、京都は広く深い。 まだ一般に広く知られていない名所があるはず。 そういう場所を探す旅もまた楽しいんじゃないか。 月に数日しか営業しない喫茶店国際会館と聞くと京都の人は「山の上の方」だと思うらしい。 実際に現地に来ると、京都市街とは

    • ぶらり真冬の会津旅/冬の会津旅行記②

      前回 面白い本屋がある街には浅草駅から4時間以上かけて、福島は会津へ。 会津若松駅の一つ手前の七日町駅にて下車する。 なぜ七日町で下車したかというと、 七日町通りの"蔵が建ち並ぶノスタルジックな通り"(会津若松ナビより引用) という評判が気になっていたからだ。 そもそも街の中心部が七日町駅寄りというのもあるが。 確かにちらほらと立派な蔵が立ち並んでいる。 観光のメインストリートなのだろう。 土産屋の他にも会津ラーメンの店などがあった。 一番興味深かったのは、無人

      • リレー特急で雪国へ/冬の会津旅行記①

        「浅草から会津まで走る特急がある」 旅のきっかけは、鉄道好きの友人が教えてくれた話だ。 「どんなマイナー路線だよ…」 と思わず思ってしまった。(失礼) 浅草と言えば、雷門や浅草寺など、 「都内の観光地」というイメージ、 会津は「白虎隊、東北の内陸の街」程度の認識しかなかった。 その二つを結ぶ路線が存在し、 しかも有料特急まで走っているという。 どんな列車で、どんな場所を走るのか、なんだか気になってしまった。 善は急げと東武鉄道webサイトから特急券を予約。 会津への

        • 水の都・大垣/無職の18きっぷ旅行記⑤

          水、水、水駅から出ると、あちこちで水が湧き上がっているのが目に入る。 さすが、水の都という別名がある町だ。 伊勢から京都へ向かう途上で立ち寄ったのも 地下水で作られた名物、水まんじゅうが目的だった。 新幹線では通り過ぎてしまう、そんな駅にも気軽に立ち寄れる。 これもまた18きっぷの利点だと思う。 町のメインストリートはアーケード。 真夏の直射日光を避けられてありがたい。 さすがに暑すぎるのか、外を歩く人はまばらだ。 大垣、夏の風物詩城を出て市街を歩いていると、奇妙

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        • 無職の18きっぷ旅行記(完結)
          5本
        • 春の金沢旅行記(完結)
          4本
        • 小笠原への旅
          4本
        • 自転車で北海道縦断(完結)
          7本

        記事

          夏の伊勢参り/無職の18きっぷ旅行記④

          「いつもと雰囲気が違う」 伊勢の町を歩いていると、何とも言えない違和感を感じた。 二見で二見興玉神社に参拝した後、伊勢市駅まで移動。 駅前のホテルにチェックイン。 ここまでは毎年やっていることなのだが、 なんだか今年は町の空気が違う。 違和感の正体に気付いたのは 伊勢神宮外宮の参道を歩いている時だった。 伊勢の夜は早い。 17時を回ると店も神宮も閉まってしまう。 そのため、いつもだと閑散としている時間帯なのだが 今日に限っては店も開いて賑わっている。 浴衣姿の人も

          夏の伊勢参り/無職の18きっぷ旅行記④

          天空の茶畑/無職の18きっぷ旅行記①

          「18きっぷで西に行こう」 突然そう思い立った。 去年の夏ことだ。 新幹線では通り過ぎてしまうような そんな場所を旅したい。 というわけでまずは静岡に向かった。 △灼熱の石畳道JR 金谷駅に到着したのは午前10時ごろ。 日光が刺すように降り注いでいた。 駅の周辺は住宅街。 これと言って見るべきものはないように思える。 わざわざ下車したのは 二つほど見たいものがあったからだ。 蝉の声が鳴り響く中、googleマップを頼りに歩く。 最初の目的地、旧東海道石畳の入り

          天空の茶畑/無職の18きっぷ旅行記①

          春の白山比咩神社へ/金沢旅行記④

          △謎の山、白山日本三大霊山というと 富士山、立山、白山のことらしい。(wikipedia調べ) 富士山はもちろん、立山もアルペンルートなどでよく聞く山だ。 ただ、白山というのはどうも聞き馴染みがない。 自分が知らないだけで、実はとても有名な山なんだろうか。 そう思い、いろいろ調べてみる。 どうやら白山とは石川と岐阜、福井に跨る山のことで 登山のベースキャンプ(と言ったら語弊があるだろうか) の役割を担っていたのが白山比咩神社ということらしい。 歴史は古く、少なくとも奈

          春の白山比咩神社へ/金沢旅行記④

          色彩の温泉街/金沢旅行記③

          土地の色ってなんだろうか。 旅先にいるとき、そんなことを考える。 特色、という言葉があるように 色には個性という意味も含まれている。 その土地の個性、それが現れている色 そういうモノを見つけるのも、旅の楽しみの一つだ。 文人たちの温泉郷少しだけ陽が傾き始めていた。 山代温泉に到着したのは午後2時ごろ。 民家や商店が並ぶ通りを歩く。 裏手に山が迫っていた山中温泉と比べて、平地の温泉という印象。 立派な看板を掲げた店が並ぶ。 かつて山代に滞在した魯山人が彫ったものもある

          色彩の温泉街/金沢旅行記③

          山中の温泉へ/金沢旅行記②

          「地方の、馴染みのない温泉街に行きたい」 というのが、この金沢旅行の動機だ。 昔から温泉街に対して、漠然とした憧れがある。 土地の雰囲気、とでもいうのか。 おおらかで、ゆったりとした、時の流れ、空気の感じ。 日常のふとした瞬間 そうしたモノに触れたくて仕方なくなる時がある。 最初は箱根や熱海などで満足していたが 徐々に近場では物足りなくなってくる。 もっと遠く、あまり知らない(あくまで自分にとって) そんな未知の温泉を求めだす。 そういう場所に、まだ自分の知らない

          山中の温泉へ/金沢旅行記②

          はじめての金沢/金沢旅行記①

          「金沢にしておくか~」 4月の金沢旅行はそんなつぶやきから始まった。 学生時代からコツコツためていたマイレージ。 その期限が4月末に迫っていた。 旅行をしている余裕はあまりないが 使えるなら使ってしまおう。 そう思い立ったのが3月の中頃。 問題になるのが、どこに行くのか、ということ。 あまり遠出をする気力がなかった。 かといって、近すぎるのも意味がない。(飛行機だし) 遠すぎず近すぎず かつ、今まで行ったことのない場所。 それが金沢だった。 生まれて初めて北陸へ

          はじめての金沢/金沢旅行記①

          黄昏の二見浦/無職の18きっぷ旅行記③

          「亀岡くんは旅人だねぇ」 なんて人に言われることがたまにある。 それぐらい、あちこち旅をしてきたからだが。 北海道から沖縄まで、いろんな場所に行った。 今や行っていない都道府県の方が少ないくらいだ。 そんな"旅人"の僕だけども 毎年一回、必ず行く旅先がある。 「あぁ、また伊勢に来たな。」四日市駅から電車に乗ってしばらく 二見浦駅に到着する。 夕方の涼しい空気が漂い始めていた。 無人の駅舎を出て、夫婦岩表参道を歩きはじめる。 しばらく歩くとホテルや土産物屋が並ぶ通

          黄昏の二見浦/無職の18きっぷ旅行記③

          みちびきの神を訪ねて/無職の18きっぷ旅行記②

          「そうだ、伊勢にいこう」 毎年、夏になると伊勢に行く。 きっかけは学生時代の一人旅だ。 当時、私は大学を休学していた。 理由は特にない。 多分、就活が嫌だったのだと思う。 やりたいことがあって休学したわけでもないから 毎日、何もせずにベッドに寝っ転がっていた。 同期は着々と人生を進めていく中、一人立ち止まった自分。 どこに向けたら良いかわからない、漠然とした焦りを感じる毎日。 そんなある日のこと ふとした瞬間に子供のころ訪れた伊勢の風景が目に浮かんだ。 「そうだ、

          みちびきの神を訪ねて/無職の18きっぷ旅行記②

          雪の高山旅行

          12月の中頃 ふと白川郷に行きたいと思い立ち 岐阜の高山まで高速バスで移動しました。 ちなみに白川郷に行った時のことはこちら 東京から高山まで行くには、高速バスを使うのが安いです。 5時間ぐらいの乗車ですが、1時間おき程に休憩があるので そこまで退屈ではありませんでした。 名古屋まで新幹線で行って、そこから電車で北上… というルートもありますが、倍以上お金がかかります。 いざ高山へ 朝、バスタ新宿から意気揚々と乗り込みます。 座席は結構スペースが広く ゆったりと座

          大雪の白川郷を旅してみた

          そうだ、白川郷に行こう。 ふと、そんなことを思った。 まさかこんな大雪になるとは思わなかった…。 高山から白川郷へ白川郷に行く方法はいくつかあるけど 岐阜は高山から地元のバス会社、濃飛バスさんの定期観光バスを利用した。 たった1人のバスツアー朝8時ごろ 宿を出て、高山バスセンターへ。 (ちなみに高山までは東京からだとバスが安い。時間も新幹線で行く場合とあまり変わらない) 天気は曇り、ちらほらと雪が舞っていたが積もってはいなかった。 この日は日本海側を中心に冬の嵐が

          大雪の白川郷を旅してみた

          設営ボランティアに参加したら文学フリマがより楽しくなった

          好きなイベントがあったとして ただ参加するのも良いけど 何かしら運営を手伝う、という形で関わるのも楽しいのでは? そんな軽い好奇心から 文学フリマ(以下 文フリ)の会場設営を手伝ってみた。 結果として、イベント自体がより楽しくなった。 以下、当日の記録である。 うおォン 俺はまるで人間フォークリフトだ。8時20分頃、会場である流通センターに到着。 集合場所に行くと、既に多くの人が。 ほとんどが文フリに出店する人たちのようで 会場設営も手伝いに来た、という感じらしい

          設営ボランティアに参加したら文学フリマがより楽しくなった

          お金はないけど家にいたくない時

          時間はくさるほどあるけどお金がない。 お金はないけど家にいたくない。 家族の目と小言は刺さるように辛い。 部屋だと憂鬱な考えばかり思い浮かぶ。 あまりお金を使わずに一日中、過ごせる場所はないだろうか。 そんなニートの同胞に伝えたい。 国会図書館がありますよ。 何でも読めるぜ!国会図書館!図書館なんて私の地元にもあるわよ! とお思いの皆様、ちょっと待ってほしい。 国会図書館は並の図書館とはレベルが違うのだ どう違うかって? 国内で出版された本がほぼ全て読め

          お金はないけど家にいたくない時