本を読んでいた時代があった〜「それは誠」

実は内容に興味があったのではなくて、作者をインタビューを読んで読んでみようと思った作品。
「人の評価にほぼ興味がなくて、勝手に一人でやっていることに安心する」、書くことが自分の居場所で「ここがあれば外で何があろうと大丈夫と思える」

私じゃないか…。

こんなこと、口に出していいんだなと嬉しくなった。

文学というものはよくわからないけれど、
純文学といわれる作品にはほとんど欠損があって、多くは人なんだけれど、そういうものに心惹かれる人がものを書くようになるのかな?私は一面に咲くチューリップの中に、掛け合わせがうまくいかなくて、周りと違う花がポツリポツリとあるのを見るのが大好き。これでいいんだな。これが自然なんだなと安心するから。

教科書でしか読んだことのない宮沢賢治の話があって、溺れている子供に一緒に溺れてやろうという人と、助けてやろうという人がいる。
一緒に溺れてやろうとする行動など考えたこともなかった。
一緒に溺れられてもなんの役にも立たないだろ、と思ったが、共感するか、指導するかの違いなのかなと思うと、辛いときには共感してほしい。
この話のなかでの考察はさらに複雑だったけどね。


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