みんず

自分の学びと文章の練習のため書いています。仕事が忙しくお返事等の反応ができません。

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最近の記事

本を読んでいた時代があった〜振り返れば未来(山下惣一聞き書き)

料理教室でご一緒している方に頂いた本。 職業と土地柄、以前からお名前は存じ上げていたのですが、本を読むのは初めてです。 自分は新規就農したのであるが、同年代や上の年代でうちが農業しているので継いだとか結婚相手が農業者で農業しているとかの方々に、何を好んで農業をしている?と言われたりする。農作業が好きで好きで、というと、不思議がられるのが不思議だったのだが、少し前の農業のやり方や高度成長時代の農業者への見方を読んで、この時代を知っていると、不思議がるのも当然だと納得した。注

    • ECが高くなるとはどういうことなのか?(p12〜p14)

      土壌診断にはいくつか種類がありますが、、基本的なものでもECがでできます。 ECは電気伝導度のことです。 ECが高くなると作物の成長に悪影響をおよぼします。ECが高くなるとはどういうことなのでしょうか? 土壌のECの上昇は、土壌中の塩類と関係が深く、これらが多くなるとECが高くなります。 陽イオンでは、カルシウム、マグネシウム、アンモニウム、カリウム、ナトリウムが、 陰イオンでは塩化物、硫酸、硝酸、リン酸が多くなるということです。 特に、水溶性陰イオン(リン酸イオン、塩化

      • 進め!!お菓子職人への道〜クッキー

        なんとなく、お菓子作りの最初に作るものというイメージがあるけれど、今回初めて作りました。今更クッキーのレシピと作り方の載った本ってなかなか無いなあ、と作るのを先延ばしにしていたら、ありました! さて、クッキーとサブレとビスケット。 クッキーはアメリカから伝わるサクッとした焼き菓子の総称。 サブレはフランスから伝わった焼き菓子。 ビスケットはイギリスから伝わった焼き菓子。イギリスにはクッキーと言う言葉が無いので焼き菓子全体をビスケットで統一。とネットでみたけど、ホントかな?

        • せめて好きをしごとにする

          今のお仕事は 食べ物がいる→食べ物を作る 着るものがいる→なにか取ってきて作るではなく 食べ物がいる→お金を稼ぐ 着るものがいる→お金を稼ぐ と、お金は生きることそのもので、大切なもの。一昔前の、お金なんて二の次みたいな考えは、前者の時代の考えが残っていたからで、今とはお金の意味合いが違う。 お金を稼ぐことが食べ物を作るなど直接的でない点で辛さも生まれることがある。 だからせめて好きなことを仕事にというのだろう。好きなことを仕事にしたからと言って楽になるわけではない。いつ

        本を読んでいた時代があった〜振り返れば未来(山下惣一聞き書き)

          ボックスの中のお仕事

          以前、北の大地に住む人々の暮らしをテレビでみたことがある。鳥が来るのを待って、捉え、その場で保存に適した処理をして、食料保存に備える。それを親が子供に教えていた。防寒着は捕らえた動物の皮から作る。生きること、生活することはそんな技術を得ることだった。 今、お金を得ることが食料や着るものを得ること。だから、お金は大切で、お金を稼ぐことは生きること。生きるための技術が食べるために食べ物を作るといったように直接的ではない仕事は、何だか辛いときがある。わけがわからなくなるときがある

          ボックスの中のお仕事

          pHの改善対策(p6〜p9)

          (1)pHが低い(酸性)圃場の改善 石灰資材の投入 比較的改善しやすい。 (2)pHが高い(アルカリ性)圃場の改善 ①生理的酸性肥料を施用 生理的酸性肥料とは化学的には中性だが、植物に肥料成分が吸収された後に酸性の副成分が残り、土壌のpHを下げる肥料 硫安、塩安等がある。 ②pH低下資材の利用 主な資材は 硫黄華 硫酸第一鉄資材 ピートモス 硫黄酸化菌資材 混合資材 使用する際は特性を理解し、特性に応じて使うことが重要 ちなみに、pH低下には関係ないが、 生理的酸性肥料

          pHの改善対策(p6〜p9)

          「ケアの倫理」考えるフォーラム(新聞記事)に意を唱える

          新聞記事より ケアの倫理を提唱したギリガンは、著書『もうひとつの声で』において、個人の自立や権利を重視する「正義の倫理」に対し、人間関係のなかで他者のニーズに応えようとする声を「ケアの倫理」と名付け、その重要性を唱えた。女性たちの声を拾いあげたこの著書は大きな反響を呼ぶ一方、男女を決めつけるものとして批判もされた。その後、ギリガンは、「ケアの倫理」は「人間の倫理」と主張。 主張① 「ケアの倫理」は「フェミニズム」の倫理である。単に「人間の倫理」として理解されてしまうのを危

          「ケアの倫理」考えるフォーラム(新聞記事)に意を唱える

          アルカリ性土壌の生育障害(p5)

          アルカリ性土壌でも作物の根の生育は阻害される。 要因は ①マンガン、ホウ素などの微量要素の欠乏 ②塩基バランスの崩れ ③リン酸の固定 ④放線菌を病原菌とする土壌障害の多発 があげられる。 酸性では ①マンガン等微量要素の過剰 ②塩基成分の欠乏 ③リン酸の固定 ④糸状菌を病原菌とする土壌障害の多発 ⑤アルミニウムイオンの過剰害 が挙げられる ①について 微量要素はモリブデン以外は酸性で溶けやすく、あるでは溶けにくいので過剰や欠乏が起こる ③について 酸性ではアルミニウムや鉄

          アルカリ性土壌の生育障害(p5)

          pHが土壌微生物に及ぼす影響(p6)

          pHは土壌微生物にも影響を与える。 一般にpHが低い(酸性)と糸状菌 pHが高い(アルカリ性)と放線菌 が多く発生する。 アブラナ科の根こぶ病(原生生物)はpHが低いと発病が顕著になる。→pHは7 ,2〜7,4くらいで管理が多い じゃがいもそうか病(放線菌)はpHが高いと多発傾向がある→pH5,0くらいで管理が多い さつまいも立枯病(放線菌)はpH6,0以上で多発する傾向がある。→pH5,0〜6,0くらいの管理が良い。なお、pH7以上だとデンプン含量が低下する。 ふ

          pHが土壌微生物に及ぼす影響(p6)

          pHは高くても低くてもリン酸吸収は悪くなる(p4)

          土壌医検定1級のテキストを読んで学んでノートにとったものです。勉強中なので、知識や解釈が間違っている部分があるかもしれません。 pHが5.5以下(酸性)になるとAI³+ pHが5.0,以下になるとFe³+ が土壌中に多くなる。 リン酸はAl³+あるいはFe³+と反応して 難溶性の塩基性リン酸塩として沈殿、固定される。(リンが溶けないやん!) pH6.7以上になると、 土壌の交換性カルシウムと反応して 難溶性のリン酸三石灰として沈殿固定される リン酸三石灰は土壌中で根の吸収

          pHは高くても低くてもリン酸吸収は悪くなる(p4)

          褒めよ讃えよ!〜にんじん

          家庭菜園で何作ったらいい?聞かれたら、断然おすすめするのが、人参!!! 収穫したときの香りの良さ、美味しさは、買ったものでは味わえない。 主に夏の暑い時期に播くので、発芽するのに水やりを欠かさずやるのが大変だし、そもそも発芽まで一週間以上かかり、諦めた頃に出てくるというはずがりがり屋さんのにんじん。困るわ〜。私も昨年、発芽しなくて2回種をまいた。それ以前も失敗したこと数しれず。 ペレットシードという、発芽しやすい種を使っていてもこの有り様…。マルチも使わないので、草取りもし

          褒めよ讃えよ!〜にんじん

          酸性障害はなぜ起こるのか?(p2〜p4)

          土壌医検定1級のテキストを読んで学んでノートにとったものです。勉強中なので、知識や解釈が間違っている部分があるかもしれません。 水素イオン(H+)が多いと酸性、 水酸イオン(OH−)が多いとアルカリ性 である。 多くの作物は酸性では生育が悪くなるが、 水素イオン(H+)そのものの障害ではない。 ①土壌から溶出するアルミニウムやマンガンの毒性による障害 ②強酸性化において蓄積するアンモニア態窒素(NH4−N)による障害 ①について アルミニウムイオンはpH5.0以下で

          酸性障害はなぜ起こるのか?(p2〜p4)

          本を読んでいた時代があった〜「それは誠」

          実は内容に興味があったのではなくて、作者をインタビューを読んで読んでみようと思った作品。 「人の評価にほぼ興味がなくて、勝手に一人でやっていることに安心する」、書くことが自分の居場所で「ここがあれば外で何があろうと大丈夫と思える」 私じゃないか…。 こんなこと、口に出していいんだなと嬉しくなった。 文学というものはよくわからないけれど、 純文学といわれる作品にはほとんど欠損があって、多くは人なんだけれど、そういうものに心惹かれる人がものを書くようになるのかな?私は一面に

          本を読んでいた時代があった〜「それは誠」

          本を読んでいた時代があった〜「おふくろの味」幻想③

          1960年代半ば以降、「おふくろの味」が賞揚され、「おふくろの味」と郷土料理/郷土食は、長い間、伝承されてきたものだとされ、女性による伝承が規範化していった。 と社会学者村瀬敬子が指摘している。 本にも出てきているが、この年代は新しい調理器具や冷蔵庫の浸透もあり、新しい料理が生まれてきた。伝承というより、テレビやレシピを利用してやってみたというほうが多いのではないか?私も料理するときは、クックパッドをみながらである。 さて、そのような中、自分のために料理するという料理人が

          本を読んでいた時代があった〜「おふくろの味」幻想③

          本を読んでいた時代があった〜「おふくろの味」幻想②

          いつから味の担い手は女性であるとみなされるようになったのか? ・農村での地域固有の味の再発見、商品化に女性グループが関わってきたこと。←農産物直売所にかしわめしや漬物などを出すのは確かに女性グループだった! ・メディアが女性を前提にした 1961年、配偶者控除が新設。妻は家事、育児の役割を担い、夫に扶養されるという仕組みが整えられた。高度経済成長期に形成された「新しい家族」(家族単位の考え方)と「専業主婦」の誕生により助長されてきた傾向がある。1950年代〜1980年代

          本を読んでいた時代があった〜「おふくろの味」幻想②

          本を読んでいた時代があった〜「おふくろの味」幻想①

          内容を書くのが難しい本である。 おふくろの味とか言って、たいした根拠もないのに、性別だけで料理しろとか掃除しろとか言ってくる輩に意趣返ししたいと本書を手に取った自分の考えが邪なものにも思えてくる。 おふくろの味は時間も空間も超えて、曖昧さをもちながら、意味を変え、変幻自在に人々の生活に絡んでくるのである。 まず、おふくろの味とはどうやってできてきたものなのか? ①地方から都市に働きにでたことによる故郷の味 ②農村での地域固有性の再発見、商品化。 ①と②の結びつき。

          本を読んでいた時代があった〜「おふくろの味」幻想①