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アンドレ3000 『New Blue Moon』解説 寡黙にして、雄弁な

Hiphop 50に際し、ラッパーの年の重ね方に想いを巡らせたらアンドレ3000の奇襲に遭いました。

まず、2023年の音楽状況。昨年の大物のリリース・ラッシュから一転、新作フィーバーはなかったものの、これ、ちょっと新しいな、という萌芽を感じさせる良い作品がプチプチ生まれた年でした。私はといえば、秋口までヒップホップ50周年関連の原稿が続いて忙しく、なんだか緊張していました。いきおい、90〜00年代の名作を聴き返す時間が長かった。
それは、自分の半生と、ゴールデン・エラに活躍した年の近いラッパーの生き方を確認する時間でもあって。うっかり人生についても考えてしまい、長くて暑かった夏がよけいに暑苦しかったのです。
 
そこで、ひとつの感慨が。自分はさておき、中年になったラッパーさんたちのほとんどがいい年の重ね方をしているな、と感心したんですね。ラップでも演技でもバリバリの現役が多く、見た目もあまり変わらない。恰幅がよくなった人はいるけれど、若い頃、無茶した(であろう)わりには、保っている。外見を保つにはある程度、手間とお金がかかります。そこをクリアーできる仕事とライフスタイルを続けているわけで、刹那的なリリックと時折見せるキレ芸とは裏腹に、みんなきちんと自己管理しているんだなぁ、と。そういえば、昨年はザ・ルーツの来日公演でまさかの演奏力アップにも度肝を抜かれました。彼らのライヴ・パフォーマンスは、もともと凄まじかったのです。その先があったかぁ、と元気が出ました。
 
2023年は、ベテラン勢の新作も良作が多かった。ナズはヒット・ボーイとの3部作『King’s Disease(王様の病)』シリーズに続いて『Magic』シリーズの2と3を出し、どれも聴きどころがありました。リル・ウェインの、2チェインズとの共同名義でやっと出せた『Welcome 2 Colleglove』も50セントをナレーターで使う贅沢を含めて、良かった。ウィージーは『The Carter Ⅵ』と『I Am Not a Human Being Ⅲ』への期待しかないな。8月のヤンキー・スタジアムでのコンサートでは、リル・キム、メソッド・マン、ファット・ジョーもいい意味で「変わんないねー!」と、笑顔になれました。まぁ、ウータン・クランのメンバーの中には、「近頃の若いもんは(以下、悪口)」系オヤジになった人もいて、ちょっと残念なのですが。

本人よりフルートにピントが合っているアートワーク

そして、11月17日。17年の沈黙を破ってアウトキャストのアンドレ3000が新作をドロップしました。これが、マヤ・アステカ発祥のダブルフルートの音色がメインのインスト作品でした。ほんとうに1ミリもラップしていない。私、アウトキャスト及びダンジョン・ファミリーには並々ならぬ思い入れがあるので、歓びより先に緊張が走りました。近年、数少ないながら参加した客演ヴァースはどれも良かったから、2017年のGQのインタビューで予告していた通り、ラップのアルバムではなかったのは軽く失望しました。彼はGQを信用しているようで、初ソロ作品についてヴィデオ・インタビューという形で答えています。GQジャパンは、インタビューの翻訳記事をあまり載せない方針なのかな。どちらも邦訳は出ていません。アメリカでその中の発言を切り取った記事がたくさん出て、そのまま元のインタビューをチェックしていなさそうな翻訳記事はいくつか出ていますね。ほかには、nprのインタビューで『New Blue Moon』の制作過程について切り込んでいて興味深かったです。

3つのインタビューから、10の注目ポイントを抜き出してみましょう。

 1.     2017年はアトランタからニューヨークに引っ越し、2023年現在はLAで生活しています。アトランタを離れた理由は、両親が相次いで亡くなられたのと、エリカ・バドゥとのあいだに生まれた息子、セヴンが大学に入って手を離れたから。ニューヨークの住処は核爆発に備えて地下3階にシェルターがあった物件でした。LAは天気がいいから気に入っているようです。
 
2.     2014年にアウトキャストを再結成した以外、この17年間は何をしていたの? という疑問がどうしても生じてしまいます。ヒップホップ界切っての“かぶき者“ともおしゃれさんとも呼べる彼のこと、ファッション・ブランドを立ち上げるべく動いていた時期があるそう。その過程でパリや香港にも足を運び、香港でたまたまファレルと元カニエ・ウェストのコンサートがあって顔を出したという逸話もありました。でも、いちからブランドを立ち上げるのは大変で、頓挫したそう。「いい勉強になった」と言っていて前向きです。
 
3.     お母さんが美容師さんだったため、彼の原風景はヘアーサロン。そこでの会話や柔軟剤の香りが記憶に、深く関わっているとの発言はおもしろかったです。2023年のインタビューの場所も、LAのランドロマット。
 
4.     『Speaker Boxxx/Love Below』で爆発的に売れた後、人が多い場所で過呼吸になる症状が出て苦しんだ、と明言。その状態を端的に表す言葉はあるけれど、原文にない病名を勝手につけてしまうのは良くないので自重します。アウトキャストは高校在学中から注目を集め、ずっと人気者をやっていたわけですから、この症状があったら生き方を見直す以外はないですよね。アンドレ3000の新しいラップを聴きたくても、無理強いしていけないのです(←自分に言い聞かせています)。
 
5.     2014年にコーチェラ出演したときの話も、奮っています。楽屋裏でプリンスやポール・マッカートニーとすれ違うような状況は、音楽活動から離れていた彼にとっては現実離れしていたとか。パフォーマンスの翌日、どこからか電話番号を手に入れたプリンスから連絡がきたそうです。曰く、「自分の問題点はわかってる? 自分がどれくらい大物なのか自覚していないところだよ(You know what your problem? You don’t realize how big you’re) 」。激励と叱責が混ざった言葉です。すてきなエピソードですが、電話口でプリンスにこれを言われたら、ビビるだろうなぁ。
 
6.     問題になっている発言は「もうラップするに値するテーマを、自分は持っていない」です。私は「らしいな」と思ったし、ヒップホップにたいして真摯だと感じました。専門家でもない、フォロワー数の多い人の声が必要以上に大きくなっているSNS時代は、何でもかんでも意見を挟む弊害もあるし。超一流のラッパーであるアンドレ3000が口にしたことは永遠にくり返され、引用され、響き続ける。言葉を発するのに敏感になった結果、フルートに行き着いたのなら、その選択をサポートするのが正しいファンかと(←自分に言い聞かせています)。
 
7.     タイラー・ザ・クリエイターと親交があり、『New Blue Moon』の制作中も訪ねてきたそう。上の発言について、「あなたがどうやって歳を重ねていくのか、後輩の俺たちは指針として見ているのに」と発した言葉は切実です。タイラーは最新作でもわかるようにスーツケースが大好きで、スーツケース仕様(?)の壁が自宅にあるという証言もおもしろい。そこに、フランク・オーシャンが訪ねてきて、『New Blue Moon』から3曲を聴かせたのも、びっくりエピソードです。海洋君も、タイラーに会いに行ったらアンドレが出てきて驚いたでしょう。彼はきちんと自分のお気に入りの曲を伝えたそうです。
 
8.     自分の影響を感じて嬉しく思っているアーティストとして、タイラーと、ティーゾ・タッチダウン(Teezo Touchdown)の名を挙げていました。ティーゾもかなりのカブキ者なので、納得。
 
9.     新作で右腕を務めたパーカッショニストのカルロス・ニーニョとは、LAのセレブ御用達のおしゃれスーパー、エレウォンでばったり出会ったそう。ヘイリー・ビーバーとコラボして20ドル以上のスムージーを売っているようなお店。ジョン・コルトレーンの妻、アリス・コルトレーンの追悼ライブで彼女の愛弟子だった鍵盤楽器奏者のスーリヤ・ボトフォシーナやギターのネイト・マーセローとも出会い、この4人がコアになってアルバム作りに取り組んだという流れ。アンビエントですが、根底にジャズありき、なんですね。
 
10.  アンドレ3000はフルートを吹きながらあちこちの街を徘徊し、その様子が撮られたヴィデオがSNSで拡散され、リアル「ウォルドを探せ」状態になった話もおもしろかったです。まぁ、盗撮は良くないですが。本人は半ばあきらめながら、きちんと嫌がっていたので万が一、日本のどこかで見かけても撮影はしないように。  
 

『New Blue Moon』のサウンドと、長すぎる曲名の謎


サウンドは一言で言えば、アンビエントでニューエイジっぽい。読書のじゃまにまったくならないので愛聴しています。「アンドレ3000の」だから、ありがたく聴いている面があるのは、認めます。LAのオルタナ・ジャズ、ヒップホップ・シーンの中心人物、カルロス・ニーニョのカラーが強いですね。8月にリリースされたカルロス・ニーニョ&フレンズ名義の『(I’m Just) Chillin On Fire』を聴いてもすぐわかる。ただし、ニーニョのアルバムはさらに実験的なサウンドです。フルートとブラック・ミュージックは関係が薄そうですが、意外とそうでもない。リゾやインディア・アリーもフルートを吹けるし、フューチャーの「Mask Off」(2017)もフルートのリフをループして新鮮でした。ブラック・ミュージックの大事な要素として、黒人が多い大学でさかんなマーチング・バンドがあり、当然、フルートなどの管楽器は大事。
 
『New Blue Moon』は、アンドレ3000を強く感じる要素があります。それは、長すぎる曲名。歌詞がない分、曲名で多くを語っているんですね。最初に読んだとき、声を出して笑ってしまいました。深遠なようで、わりと感覚的につけたのでは。年末になって新作を匂わせたドナルド・クローヴァーことチャイルディッシュ・ガンビーノが2020年の『3.15.20』で、アルバム名は日付で、曲名を分数で示す試みをしています。不便だったし、あとから制作中につけた曲名がリークされてしまいました。それを読んだら格段に理解が深まったので、「曲名は大切」と改めて認識しました。蟹江のアートワークなしの『Yeezus』のCDも、「これ、CD-Rの山に紛れたら終わりじゃん」と思ったのが、まんまと現実になりました。どこに行ったんでしょう、私の『Yeezus』(→ダブル・ミーニング)。
 
話が逸れました。アンドレ3000『New Blue Moon』の曲名は、その曲を作っている最中の想いを入れ込みつつ、クリエイターによるライナーノーツの役割を果たしているような気がしてしかたないのです。
 
訳出しながら、解説してみましょう。
 
1.     I Swear, I Really wanted to make a ‘Rap”album but this is literally the way
 
いやまじで、俺は本当に「ラップ」アルバムを作りたかったんだけど、ガチでこれしかなかった

 
インタビューでも街でも「アルバムはいつできるの?」と聞かれ続けたアンドレ3000。その期待に答えたくても、語るべき言葉が見つからない、どうしよう、という感情が曲名に込められています。奇抜なファッションと物静かな人柄という、存在そのものがギャップ萌えみたいな人ですが、2004年からずっと、とくに若者に投票権の登録を促すキャンペーンの発言も積極的にしてもいます。必要なときに声を上げる、というスタンスを保ちつつ、達観の域に入ったのかもしれません。
 
2. "The Slang Word P(*)ssy Rolls Off the Tongue with Far Better Ease Than the Proper Word Vagina. Do You Agree?"
 
「プッシー」というスラングのほうが、正しい名称のヴァギナよりずっとなめらかに舌から出るよね。そう思わない?

 
いきなり、下ネタをぶち込んできました。まぁ、そうだけど、どちらも日常会話では使わらないかな。前者は悪態で、後者は医学用語って感じ。曲はセクシーでもないし、このあたりで「曲のタイトルと中身は関係ないかも疑惑」が生じました。
 
3. "That Night in Hawaii When I Turned into a Panther and Started Making These Low Register Purring Tones That I Couldn't Control ... Sh¥t Was Wild"
 
あのハワイの夜、俺は豹に変身して、なんか低い声で唸り始めて止められなくなったんだ。‥いやぁ、やばかったね。

 
ますます謎めいてきました。豹に変身って、『山月記』でしょうか。全体にスピリチュアルな響きが強いし、瞑想と酩酊の両方の意味合いもありそうです。ダブルフルートは古代まで遡るほど歴史が古く、インドでも使われています。とか考えながら聴いていたら、nprのインタビューに答えがありました。実際にハワイに行って、アヤワスカを摂ったそう。アヤワスカは、ペルーの国家文化遺産で幻覚作用のある植物、要は麻薬です。ビート・ジェネレーションの代表作家、ウィリアム・バロウズとアレン・ギンズバークの『麻薬書簡』にも出てきますね。ウィル・スミスの自伝にもペルーに出向いてこれを試した体験が記されていました。この手の話はわりと詳しいほうですが、テーマから逸れるので。この曲には前衛音楽で有名なディーントニ・パークスが参加。
 
4. BuyPoloDisorder's Daughter Wears a 3000® Button Down Embroidered"
 
ポロシャツ買いすぎ病の父の娘が3000の刺繍が入ったボタンダウンを着ている

 
一番ラップっぽいタイトル。「バイポロ・ディスオーダー」は「バイポーラー・ディスオーダー(双極性障害)」と引っ掛けています。ポロシャツやTシャツを含めた古着への偏愛でも知られる人だから、そこはあまり驚かないのですが、えっと、娘もいるんだっけ? 3000の刺繍って? それとも、3000個のボタンが縫い付けられたシャツかな(想像すると怖い)。謎が深まります。
 
5. Ninety Three 'Til Infinity and Beyoncé"
 
1993年は永遠に そしてビヨンセ

 
これを読んで笑ってしまったあなたは、長年のヒップホップ・ファンですね。ご同輩。『93 ‘til Infilinity』はオークランドの元祖オルタナ・ヒップホップ・チーム、ハイエログリフィクス所属のソウル・オブ・ミスチーフの名曲、名盤のタイトル。uDiscover.jpのHiphop 50の特集の最終回でオルタナティヴ・ヒップホップを取り上げて、彼らを紹介できたのは地味にうれしかったです。
 
アンドレがビヨンセの名前を出すのはモンスター・ヒット「Hey, Ya」に続いて2回目。このときは、『チャーリーズ・エンジェル』のヒットの影響か、中国系アメリカ人のルーシー・リューと並べて出していました。今回、きちんと本人およびジェイ・ZからOKを取ってから使っています。アンドレ・ベンジャミンは気遣い屋さん。堂々とビヨンセ好きを公言しているあたり、いっそ清々しいですね。この曲は3分49分とふつうの長さ。プロデュサーのマシューデイヴィッドが参加しています。
 
6. Ghandi, Dalai Lama, Your Lord & Savior J.C. / Bundy, Jeffrey Dahmer, and John Wayne Gacy"
 
ガンジー、ダライ・ラマ、君の神様と救い主のジーザス/(テッド・)バンディ、ジェフリー・ダーマー、そしてジョン・ウェイン・ゲイシー

 
これは、なんとなくつけたタイトルではないでしょうね。ガンジーやダライ・ラマなど宗教的なリーダーと、歴史に残るシリアル・キラー3人。連続殺人犯たちの罪状は常軌を逸しているので、ググるときは自己責任で(私は少し具合が悪くなりました)。同じ人間として生まれても人を救うために尽くし、神のように祀られる人と、何十人もの人を平気で殺す人と。その違いについて考えを巡らせたのでしょうか。水面に石をそっと投げて広がる、さざ波のような曲です。この曲には、日系のシンガーソングライター、ミア・ドイ・トッド(土井美亜)が参加。バックグランドで挟まれる話声のような歌声が、美亜さんですね。綺麗。
 
7. Ants to You, Gods to Who?

君に蟻を 神様は誰に?
 
アンツには「不安」という意味もあるので深読みしそうになりましたが、インタビューで着用しているオーバーオールを作っているメーカーだと言っていました。アメリカ版ワークマンかな。って、ワークマンの服、見たことないけれど。ヒッコリーストライプのオーバーオールは、私も子ども時代の想い出に直結しています。アンドレが着ているのを見て、原宿の古着屋さんでちらっと探したけど、買う勇気は出ませんでした。
 
8. Dreams Once Buried Beneath the Dungeon Floor Slowly Sprout into Undying Gardens"
 
昔、地下牢の床下に埋められた夢がゆっくりと芽を出して、不滅の庭となった
 
これまでのキャリアを総括したようなタイトル。一切、歌詞がないアルバムだけれど、これで締めていることで彼が何を言わんとしているか、よくわかります。曲名だけで、ふっと涙腺がゆるくなりました。ダンジョンは、ダンジョン・ファミリーのこと。アウトキャストやグッディ・モブ、キラー・マイク、プロデューサー集団のオーガナイズド・ノイズで作ったチームで、いまのアトランタ・ヒップホップ・シーンの礎になりました。

オーガナイズド・ノイズのリコ・ウェイドが自宅の地下室に設けたスタジオからスタートしたことから、「地下牢」と掛けてダンジョン。そこで生まれた音楽は、ニューヨークやロサンゼルスに行かなくてもアトランタで十分に勝負できることを後輩たちに示しました。アウトキャスト以外のメンバーの作品も名作が多く、ヒップホップ全体に与えた影響は計り知れない。
 
アンドレ3000は、今回一緒にアルバムを制作した仲間たちを「ダンジョン・ファミリーみたいな存在」とも発言しています。彼とアウトキャストの相棒、ビッグ・ボーイはまったくタイプがちがうけれど、どちらも相手の悪口を言わないんですよね。
 
この曲は17分越え。2曲を除いて10分以上の曲が並ぶ、型にはまらない作品です。インタビューで彼はライブ・パフォーマンスにも意欲的でした。4ピースのバンドなので実現できる可能性は高いでしょう。あまり大きくないライヴハウスやテントの中で聴いてみたいし、おそらく、本人もその規模を望んでいそう。ただ、プリンスがいうように「自覚が足りない大物」であるのも事実なので、難しいかもしれません。

前世紀のBMR。予定時刻から16時間後(真夜中)に敢行したインタビューです。
彼らもそれほど有名ではなくて、キャパ450人のSOB'sの楽屋でフォトセッションまで応じてくれました。
よくがんばってたな、昔の私。


 「もうラップするに値するテーマを、自分は持っていない」という発言にたいし、リル・ウェインが「がっかりした」と反応したのもニュースになりました。でも、それも元になるタイガとの対談をきちんと聞くと、「ものすごくリスペクトしているラッパーが」と前置きしているんですね。そのうえで、タイラー・ザ・クリエイターと同様に、年齢を重ねることとラップを続けることは反比例すべきではない、と言っている。私は、正解のないテーマだと思います。ヴェテランが気合を入れた新作より、一発勝負のような新人ラッパーのミックステープのほうが話題になりやすいのは事実。でも、かつて新人や若手として、同様の恩恵を受けたヴェテランたちが文句を言うのは筋違いでしょう。そもそも、30年も第一線にいるラッパーが多いという事実に励まされます。
 
アンドレ3000は、「ラップをするより、本を書きたい」とも言っていたので楽しみにしていましょう。
 
私も本を書きたい。というか、そろそろ書かなきゃ、と思いながら2023年を締めくくります。

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