NVDAのご紹介と国際カンファレンスNVDAConのお知らせ
今日は、無料で公開されているスクリーンリーダーNVDAと、そのスクリーンリーダーに関わる人たちがオンラインで集まる国際的なカンファレンス、NVDAConについてご紹介したいと思い、投稿いたします。複数メーリングリスト、SNSへの投稿をしています。重複ご容赦下さい。
NVDA(Non Visual Desktop
Access)は、NVAccessというオーストラリアのNPO法人により開発され、無料で公開されているスクリーンリーダーです。
目が見える人は、パソコンを買って来たらすぐに使うことが出来るのに、見えない人は、さらに十万円単位のお金を払ってスクリーンリーダーを買わなければならない。それは平等ではないですよね、という、NVAccessの創始者Michael
Curranさんの思いにより作られて公開されています。
NVAccess
https://www.nvaccess.org/
元々は英語のソフトですが、インターネットを通じて各国の言語に翻訳出来る機能がついていて、各国のコミュニティにより翻訳され、43言語、120ヶ国で広く使用されています。
日本では、NVDA日本語チームが3ヶ月に1回の更新ごとに追加の翻訳をしたり、日本語入力など日本固有の機能を開発したりして、NVDA日本語版を公開しています。
NVDA日本語版
https://www.nvda.jp/
年に一度、NVDAの国際コミュニティ内に募集がかかり、NVDAConというオンラインカンファレンスが開催されます。
今年は、日本時間で6月2日から6月3日までの間です。
NVDAの国際コミュニティの中から、8名のスピーカーが発表を行います。(枠によってはオープンフォーラムという、参加者も話せる形式の物になっています)
NVDACon 2018 プログラム
(現在リンク切れのようなのでリンク削除しました・2022年11月)
日本時間6月2日の午後8時より、日本からは、私、野々垣が発表を行います。
内容は、NVDAで使いやすいモバイルスキャナScanSnapによる紙の印刷物のスキャンと、付属OCRソフトABBYY FineReaderでのOCRの紹介です。
ScanSnap製品情報
http://scansnap.fujitsu.com/jp/product/ix100/
発表原稿が作ってありますので、自分の発表が終了次第、英文と日本文の原稿を、自分のnoteサイトに掲載予定です。
ミナのnote
https://note.mu/minakonono
発表内容はNVDAヘルプデスクやNVDA日本語チームのイベント、NVDAワールドで発表した物と類似です。
NVDAヘルプデスク
https://nvda.help/archives/314
NVDAワールド
https://note.mu/minakonono/n/nc2e1903f62f9
他の時間帯には、NVDAの開発元であるNVAccessの方によるキーノート(主要講演)、NVDAアドオン開発者によるアドオンの紹介などが予定されています。
音声データ編集ソフト Audacity用のNVDAアドオンについての開発者による講演もあり、個人的に楽しみにしています。
発表言語は英語です。
ご興味のある方は、ぜひ、NVDAConにアクセスしてみて下さい。
過去の発表の録音も公開されていますので、お時間の合わない方は、後日録音でお聞きいただくことが出来ます。
よろしくお願いいたします。
NVDA日本語チーム
NVDAヘルプデスク
野々垣美名子
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