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アニメは最早「サブカル」ではなく、ファッションが「サブカル」になっている

BLOGOSに寄稿しました。

2010年頃から、アニメや漫画、特撮とのコラボ服が広く売られるようになりました。

記事中でも書いていますが、昔はアニメのキャラクターが描かれた服なんて、子供服を除くとアニメショップくらいしか売られて売られていませんでした。そういう商品は「オタク」専用でした。

しかし、今はユニクロ、ジーユー、しまむらが毎シーズン定期的にコラボ服を発売しています。

そしてこういう低価格ブランドだけでなく、グッチなどのラグジュアリーブランド、ヨウジヤマモトなどのデザイナーズブランドもコラボ服を販売するようになっています。

その理由ですが、今まで「サブカル」と呼ばれていたアニメや特撮、漫画はすでにサブではなくメインカルチャーになっていて、嗜好やテイスト、価格帯によって細分化されすぎたファッションが逆に「サブカル」に堕ちているのではないかと感じます。

ファッション専門学校生ですら、業界で有名なデザイナーズブランドや百貨店ブランドを知らないということが珍しくありません。その一方では「ドラゴンボール」の話は、50歳のオジサンと18歳の学生が知識を共有化できるのです。

恐らく海外でも似たような状況なのではないかと思います。

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