以前、約一週間かけて、娘の世話の合間に、夫が実家から持ってきた全４３巻を一気読みした感想です。

※初見。予備知識は小学生のとき弟が見ていたアニメをチラ見してたくらい。思ったこと書いただけなので他のブログ等と大いにかぶってると思いますがご容赦ください。

①ピッコロさんマジお父さん‼

ツンデレしながらも悟飯を鍛えるピッコロ。そのせいか悟飯なんて衣装をピッコロとお揃いにしてるし。極めつけはセル戦で悟飯をわざと窮地に追い込む悟空と、一方でその悟空を諭すピッコロ。もう悟飯のお父さんはピッコロさんでいいでしょ。

②ベジータの器が小さい…

人の上に立つには余りに幼稚というか…ボクちゃんというか…え、それで怒る？え、そこで泣くの⁉というエピソードが多い。思っていた以上に残念な人だった…最後は息子を見て父性が目覚めたっぽいので、成長したんだね、きっと。

③ヤムチャの扱いがひどい…

初期はそこそこ活躍してたけど、巻を追うごとに弱いキャラ扱い、ていうか咬ませ犬感が半端じゃない…ブルマとの別れも一コマか二コマ程度で片付けられてるし。（作者である鳥山氏が恋愛を書きたがらなかったらしい）せめてクリリンくらいには活躍してほしかった。

④最終回にできるタイミング多いなぁ

フリーザ編、セル編、ブウ編という区切りももちろんあるが、それ以外にも初期、はじめてドラゴンボールを７つ揃えたときとか、天下一武道会で優勝したときとか、終わるにはめちゃくちゃ区切りがいい。王道的ハッピーエンドである。まぁ、ここで終わってたら世界的有名作品にはならなかったんだろうけど…

⑤連載初期の方が鳥山感がある

これは夫の受け売りだけども、本当にそう思う。鳥山氏は短編をいくつか描いているけれど、これがどれもうまくまとまっている。「サンドランド」はオッサンがカッコいいし、「コワ！」も時々クスリと笑ってしまうほのぼのさが良い。ベタな展開といえばそうだけども。話を戻すと、初期のドラゴンボールは小学生男子が好きそうなベタなギャグ漫画だけども、私はこっちのほうが好きだ。品のないギャグも多いけど、それは別の話。

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あとがき

ところで、夫は私に自分が好きな漫画やアニメや音楽をよくオススメしてくれるのだが、彼が私のオススメを読んだり見たり聞いたりしてくれることは少ない。私がどんなに力説しても、からくりサーカス全４３巻を読む気配は感じられない。まあ同じ４３巻でも情報量が相当多いので一概には言えないけども。

偏見で申し訳ないが、男性は自分のことを知ってもらおうとする気持ちが相手を知ろうとする気持ちに強いのだろうと、勝手に思って諦めている。