さら地

見慣れた街の一角が、ある日さら地になっていた。

毎日通っていたのに、もともとそこに何があったのか、そしてどういう工事を経てさら地になったのか、全く思い出せない。見ているようで、見ていなかったのだ。
でも、”かつてはさら地じゃなかった”ことはわかる。
おかしい。

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