747と紙ナプキン。777と黒カーテン

昔の話を。
ユナイテッド航空のマイレージプラスでマイルをため始めた頃は、まだボーイングの747型機が現役の頃でした。ちょっと天井の狭い二階席の雰囲気が好きでしたが、当時はビジネスクラスにあてられていたので、なかなか乗る機会がなく憧れでした。

ただ、機体の古さはいかんともしがたく、何度か天井のすきまから結露した水が落ちてくることがありましたが、キャビンアテンダントさんも慣れたもので紙ナプキンを詰めて応急処置。メカニックが乗っているわけはないので、飛行中はその場にあるものでしのぐしかないのです。

丁度その頃777という後継機種が出てきていましたが、当時の太平洋線では乗員の休憩スペースが十分に取れない問題があったらしく、エコノミークラスの一部を改造して休憩スペースにしていました。休憩中は「開けるべからず」の黒カーテンが引かれていたのですが、意味が分かっていない人が開けて怒鳴られていたのを思い出します。ここで、「サービスをする方も人間」、「無償のサービスはどの文化にもあるわけではない」、「物を頼むときは向こうの判る言語で」「お客様扱いされるのはビジネスから」と割り切るようになったのが、目的地で単独行動する際に役立ってる気がします。

客も乗員もサバサバした感覚になれると、ちょっと日系の濃いサービス&客層が醸し出す雰囲気がなんだか苦手になるんですよね。どちらかというと客層かな。


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