わたしは2歳〜10歳の4人のこどもがいる専業主婦です。
結婚してからずっと働きには出ておらず、仕事をしていないこと、お金を稼いでいないことに長らく後ろめたさや劣等感を抱いていました。
小さな子を抱えていても、働きに出たり、自分で仕事をしたりしている方たちを見ては、すごいなぁ…わたしにはできないな…と思っていました。

数年前から「ママでも起業」みたいな波を目にして、わたしも何かやらなければ！わたしも何かできるはずだ！！と焦っていた時もありました。

でも最近、そんなふうに誰かと比べて劣等感を感じたり、焦ったりすることがなくなってきたなぁと思いました。
そこでふと、わたしは「お母さん」である自分が好きだなぁと気がつきました。

子どもたちと過ごす時間や空間の豊かさがとても好き。
「わたししか知らない」しあわせな瞬間をいくつもいくつも毎日見たり感じたりしている。
それって、すごく貴重だなと思ったのです。

自分ひとりの時間はほぼないですが、全然困っていないことにも気がつきました。
以前は「子どもを預けてひとり時間を取らねばならない」と思い、それを確保できない自分はだめなのだと感じたりしていました。
でも、わたしには必要なかったようで。。
ひとりになりたい！と思うほど、普段の生活を頑張っていない（無理していない）からだと思います。だからリフレッシュの必要がない。

今、小さい子がいて自由にならないことがあったとしても、そのうち嫌でもひとりの時間がとれるようになるのだし、と思うようになりました。
やりたいことも、やれる範囲でやれている。
今この瞬間の楽しさや豊かさを満喫できている。
そう思えています。

何者にもなろうとせず、「お母さん」だけをしていられることは、すごくしあわせで恵まれているのだなと思います。
「妻」や「娘」でもあるわたし。それも、とてもしあわせなわたしの役割の一部です。

「こうあるべき」といった「理想のお母さん」ではなく、わたしがやりたいようにやっている「お母さん」「妻」「娘」。
それってすごく楽しいです。

「お母さんでも楽しんでいい」といった文言を見かけることもあるけど、「お母さん」自体を楽しめる。楽しんでいい。わざわざ外に見つけに行かなくても。
「お母さん」って、すごく楽しいよ！
そんなふうに叫びたくなりました。