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『それでも僕らは走り続ける』気になる映画のパロディ①

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。

 ドラマ『それでも僕らは走り続ける』には多くの映画が出てきます。その中でも映画のワンシーンの男女を入れ替えたパロディシーンが、ドラマをより一層面白くしていると思います。映画の名シーン以上に素敵に描かれているのではないでしょうか?

 9話、美大生のヨンファ(カン・テオ)は、映画学科の講義を取ったと親友の妹イェチャン(キム・シウン)に話しています。ヨンファが構想しているロマンス映画のシノプシスが、韓国映画『オオカミの誘惑』の名シーンである、カン・ドンウォンがイ・チョンアの傘の中に入ってくるシーンのパロディなのです。

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公式サイト(http://tv.jtbc.joins.com/runon)より。

 映画では傘の中に入ってくるのは男性のドンウォンですが、ドラマでは男女入れ替えでパロディしています。それにイェチャンはすぐ気づき「課題でも盗作はだめよ」と言いますが、このパロディシーンのダナ(スヨン)とヨンファは笑顔が本当に素敵で、とてもいいシーンになっています。

映画 「オオカミの誘惑」(2005年

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https://movies.yahoo.co.jp/movie/321710

 カン・ドンウォン、イ・チョンア、チョ・ハンソン主演の三角関係を描いた学園ロマンチック映画。人気の同名インターネット青春恋愛小説を映画化した作品です。

 6話、ソンギョム(イム・シワン)はミジュ(シン・セギョン)の家に泊まることになり、リビングのソファで寝ます。ミジュは自分の部屋で映画翻訳の仕事をしますが、ドアの向こうにソンギョムが寝ていると思ったら何だか仕事に集中できなくなります。そこからミジュの妄想が始まり、画面は映画『カサブランカ』の名シーンのパロディになります。映画のセリフもそのまま流れそれに合わせて口パクするソンギョムとミジュに、同居人のメイ(イ・ボンリョン)も加える演出がちょっと面白いです。

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ドラマ『それでも僕らは走り続ける』からのキャプチャー画面。

 名セリフである“君の瞳に乾杯”を聞くとつい『カサブランカ』が見たくなりますね。ドラマではモノクロのシーンになっていますが、公式サイトにはカラーイメージ写真があったので紹介します。

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公式サイト(http://tv.jtbc.joins.com/runon)より。

映画「カサブランカ」(1942年

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https://movies.yahoo.co.jp/movie/4450/

 ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマン主演の長年愛され続けているアメリカ映画です。第16回アカデミーの作品・監督・脚色賞を受賞しており、“君の瞳に乾杯” “ルイ、これが美しい友情のはじまりだな”など数多くの名セリフを生んでいます。

 3話で、ミジュがいきなりソンギョムの車を運転するシーンも韓国ドラマ『明日に向かってハイキック』のシーンの男女を入れ替えたたパロディです。

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ドラマ『それでも僕らは走り続ける』からのキャプチャー画面。

 映画ではありませんが、このドラマはシン・セギョンの出演作で彼女が大ブレイクした作品なのでファンにはうれしいシーンになったと思います。

ドラマ「明日に向かってハイキック」(2009〜2010年)

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http://program.imbc.com/roofkick

 原題は「屋根を突き破ってハイキック」。2009年から2010年まで韓国で放送されたシットコムドラマです。「思いっきりハイキック」のシリーズであり、前作に続いて韓国では大人気作になりました。年配者と若者、それぞれの恋愛や社会格差、若者の就職問題など多様な主題を入れ、視聴者に多くの共感を得られました。

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ドラマ『それでも僕らは走り続ける』からのキャプチャー画面。

 ちなみにミジュの家に貼ってあるヒッチコック監督の映画『サイコ』のポスターを見て、気づくヨンファと気でいてないソンギョムも対象的で、ちょっと面白いです。

 次回も映画パロディシーンをご紹介します。

 안녕!


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