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2024 Adob​​e Substance Days TOKYO

本記事は先日品川で行われた2024 Adob​​e Substance Days TOKYOの現地レポの一部です。仕事の愛までのメモ書きと膨大な情報量もあり、一部抜粋となっております。参加できなかった方にAdobe Substance3Dのイベントが楽しくも興味深い話があったことを共有できればと書いております。

Adobe Substance3Dとはなんぞや?

せっかくなので、Adobe製品群ですが通常CCを触る方には中々知られていないであろうSubstance3Dの説明をさせていただきます。すでに触っていたり知っている方はここをすっ飛ばしてお読みください。
さて、ざっくり説明するとAdobe Substance3Dは3DCGコンテンツ制作を支える素晴らしいアプリケーション群です。
3Dか、と思って回れ右しそうなそこのデザイナーさん、、今や3Dはどんどんデザイン分野の中枢に入ってきており、必要不可欠な技術となり得る可能性をかなり含んでいますよ?私もAdobe Substance3Dを触ってみるまで、3Dと言えばゲームかCG映画に使われている高度な技術を用いたすごいものというイメージでした。ところが、現在はゲームなどのエンターテイメントだけでなく、アパレル、建築、製造、自動車など様々な業界で活用されています。驚きますよね?え、?見るに耐えない3Dじゃないかって?
我らがAdobe大先生がそんなものをこの現代において、安っぽい昔のイメージのままを出しているわけがないのです。

Adobe Substance3Dの一般的な活用事例

最初のオープニングでアドビ株式会社エンタープライズセールスディレクター Frederic Kohler(フレドリック・コーラー)さんは、いくつかの活用事例を話していたので、ざっくりどんなことに使われているかご紹介させていただきます。仕事をしつつの走り書きメモから書いているので、出典などが気になる方はぜひ当日配られたパンフレットを誰かに見せてもらってください。セッショントークや相談したい方はいつでもご連絡ください!

事例1:MIZUNO
既に多くのECサイトの商品は実物の写真ではなく、3Dデータに置き換わっており、スポーツウェアのデザイン性を高めている。
事例2:Decathlon
デジタル制作プロセスの変革に成功した。
※メモが読めない。。
事例3:Salomon
フットウェアのデザインパイプラインを加速させている。
事例4:Coca-Cola
新製品のパッケージデザインは100%3Dでデザインされている。

お分かりいただけただろうか。私たちの知らないところで、既に目にしている商品に3DCGコンテンツは使われている。
そしてSubstance3Dは単体使用だけでなくCCファミリーのIllustratorやPhotoshop、Aftereffectとも連携がスムーズにできるようになっている。
例えば、3Dデータを上記のアプリケーションで開くことや編集すること、逆に持ってくることももちろん可能だ。今までIllustratorやPhotoshopで制作してきたことをよりスムーズにより早くプロトタイピングできるように設計されている。私はこの3D祭典イベントを通して、3DデザイナーがSubstance3Dを使えるようになるよりも、Illustratorや Photoshopを日常的に使うデザイナーがSubstance3D使えるようになることに意味があると強く感じている。
動画クリエイターが使う武器を変更するよりも、デザイナーが既に使っている武器に追加で武器を増やすという意味で強くなれると考えている。

Adobe Substance3Dファミリーの紹介

ここまで思いつくままに話してきたが、ちゃんと製品の説明をご紹介しよう。

Substance3D Sampler
AIを活用した現実の画像をデジタルマテリアル、3Dオブジェクト、HDR環境に変換ができる。それはとてもフォトリアルなデータにすることができる。イベントの後半のCanonさんの講演では15枚の画像データから最高画質のマテリアルデータを作成して自社の商品を3Dデータで作成している。ぜひCanonさんの商品ページを見て3Dデータが作れる最高な表現を確認してほしい。
Substance3D Painter
3Dモデルにテクスチャを適用するために、強力なブラシ、スマートマテリアル、3Dパス、投影などを利用することができる必要不可欠なアプリケーション。上記のSamplerで作ったマテリアルデータをしようする事ももちろん可能だ。イメージとしては、Substance3DとPhotoshopがかけ合わさったアプリケーション。
Substance3D Designer
ノードベースのワークフローで様々なアプローチを行うことができます。パターン、画像フィルター、環境光をシームレスにデザインに反映することが可能です。コンテンツパラメーターの変更も直感的でいてとても簡単です。
Substance3D Stager
こちらは自分だけのバーチャルスタジオで、ライト、カメラなどを設定し、まるで現実のワンシーンを切り取ったようなフォトリアルな画像、ビデオを書き出すことが可能です。

いかがでしょうか?言葉だけの説明では足りない部分もあるかと思います。ぜひ、Substance3DのYouTubeを覗いたり、30日間の体験版を使用してみて欲しいです。とても使いやすく我々が慣れ親しんだUIが歓迎してくれます。
そしてここまで書いておいてアレなんですけど、、
イベントのことをここから書くと文字数過多になるので再度、記事にしようかと思います。

Substance3D最高ですよ?

ここまで読んでいただいた方は少し同感していただけると思うのだが、最高なアプリケーション群である。ちなみにここには書かなかったがAdobeじゃないアプリケーションで制作したデータも取り込んで制作することが可能だ。もちろん逆も。ただただ寄り添ってもらえる3D CGアプリ。やはりAdobeは最高だ。ちょっと言いすぎた。
さて、今回は疲れて書かなかったが、今回のイベントで講演されたFUJITSUの益山さんのお言葉を借りて締めくくろうと思う。
physicalからdigitalへ。digitalからphysicalへ。一緒に研究しませんか?
連絡お待ちしております。
前後の話がないので、何のこっちゃと言う感じだが、私はとても感銘を受け、そこで公開されたメールアドレスに速攻で一緒にやらせて欲しいとメールした。
3Dがこんなにも身近に降りてくるとは、何年も前のデザインを学び始めた私がみたら理解が厳しかったかもしれない。それくらい今までは遠いものだったように感じている。しかし、そこの垣根をあっという間に破壊し違う繋ぎ方を提案してくれているアプリだと確信している。
私はマテリアルデータを作成し、普及することの副次効果を予め盛り込んで、プロジェクトとして、早速協業できそうな会社に提案している。これが上手くいくならこの分野において世界と渡り合える力を持てるのではないかと感じている。ただ、一人ではできないので協力者や研究者になり得る、または楽しそうだから連絡してみたでもいい。連絡をお待ちしております。

info@banso.tokyo






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