深夜零時、上司と部下の秘密【官能小説】
高木のミスをフォローする為の取引先への謝罪が無事に終わり、律子と高木はやっと会社へと戻ってきた。他の者はもうとっくに退社して、静かになった社内には二人以外誰もいない。当然だろう、もう時刻は零時をまわっている。
「橋本さん、今日はご迷惑をお掛けしてしまい本当に申し訳ありませんでした」
きりっと真一文字に唇を結び、高木は神妙な面持ちで深々と頭を下げた。「ちょっと高木くん、なによ、改まって!早く頭をあげてちょうだい。いいのよ、だって私はあなたの上司だもの。フォローをするのは当然の