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【無料】基礎から分かる水産用語<200> NETISとは

みなと新聞で毎週火曜日に連載している「基礎から分かる水産用語」を公開します。
みなと新聞の専門記者が、漁業、流通・加工、小売など水産で使われる一般用語から専門用語まで、分かりやすく説明する連載です。


NETISとは

 主に民間企業が開発した新技術の情報を公共工事などで活用する目的でまとめたデータベース。「New Technology Information System」の略で、「新技術情報提供システム」ともいう。国土交通省が1998年から運用している。

 NETISはインターネット上で一般公開されており、誰でも閲覧できる。コンクリート工やトンネル工、上下水道工、砂防工、港湾などカテゴリーごとに新技術の情報を検索できる他、各新技術に付与されている番号からも絞り込める。

 民間企業にとってNETIS認定のメリットは、国や地方公共団体、施工業者、コンサルタントなどといった発注者に情報が提供されることで、公共工事などで新技術が採用されやすくなるという点にある。

 水産業界では、例えば、藻場造成に取り組む藻礁メーカーなどでNETISへの認定を目指す動きがある。ある藻礁メーカーは「行政が藻場造成事業を進める場合は、藻礁を購入して海底に沈設するケースが多い。特許取得済みで、NETISにも認定されている藻礁であれば、入札の際に有利」と説明する。

 開発者による申請情報のNETISへの掲載期間は5年間。各地方整備局などの新技術活用評価会議などが審査した評価情報の掲載期間は5または10年間となっている。

みなと新聞本紙2024年4月16日付の記事を掲載