みなと新聞

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水産と食品の業界紙「みなと新聞電子版」の公式アカウントです。note公式アプリ内からは有料コンテンツの購入はできません。Webブラウザ版noteより有料コンテンツをご購入ください。みなと新聞電子版https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/

マガジン

  • 基礎から分かる水産用語

    みなと新聞にて毎週火、金曜日に連載中のコラム「基礎から分かる水産用語」です。 漁業、流通・加工、小売など水産で使われる一般用語から専門用語まで、分かりやすく説明しています。

  • チリ産冷凍ギンザケ内販価格

    水産専門紙「みなと新聞」の記者がチリ産冷凍ギンザケ(チリギン)大手輸入業者の国内販売価格(内販価格)を毎月聞き取り調査しています。主力となる4/6ポンドサイズのドレスは10年以上のデータの蓄積があります。

  • 養魚秘録『海を拓く安戸池』野網 和三郎 著

    ハマチ養殖のパイオニア、ワーサンこと故野網和三郎さんの自伝です。世界で初めてハマチの養殖に成功したワーサンの人生を懸けたノンフィクション物語をマガジンにまとめました。全42話(序文・あとがき・無料配信5話分含む)。 1話ずつの購入も可能です。

  • 鹿児島産養殖ブリの浜値

    みなと新聞が独自取材した鹿児島産浜値データを収録

最近の記事

  • 固定された記事

デジタルレポート 養殖ブリ2023

 みなと新聞は「デジタルブリレポート 養殖ブリ2021」を2021年10月に初発行し、今回はその「2023年版」として生産量など各種データを更新するとともに、新規データを追加しました。養殖生産コストの7割超を占める飼料価格はここ2、3年、値上がりを続けております。今レポートには「養殖餌料向けのサバ、イワシ類の取引価格データ」を新たに加えております。ザ・キングフィッシュカンパニー(オランダ)など、海外の陸上養殖企業の動向を更新した他、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」といった

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    • 【無料】基礎から分かる水産用語<201> 為替相場とは

      為替相場とは  自国通貨と外国通貨を交換する際に、他方の通貨を一定程度得るために必要な通貨を表す。「為替レート」とも言う。  日本の通貨「円」に対し、ドルの価値が高い場合は円の価値が相対的に安い「円安」になり、1ドルを得るためにかかる円の金額が高くなる。財務省令で定める外国為替相場(課税価格の換算)をみると、2024年4月21~27日に適用する為替相場は1ドル=152・26円に上る。前年同週の1ドル=131・99円、10年前の14年の1ドル=102・32円から円安が進ん

      • 【無料】基礎から分かる水産用語<200> NETISとは

        NETISとは  主に民間企業が開発した新技術の情報を公共工事などで活用する目的でまとめたデータベース。「New Technology Information System」の略で、「新技術情報提供システム」ともいう。国土交通省が1998年から運用している。  NETISはインターネット上で一般公開されており、誰でも閲覧できる。コンクリート工やトンネル工、上下水道工、砂防工、港湾などカテゴリーごとに新技術の情報を検索できる他、各新技術に付与されている番号からも絞り込める

        • 【無料】基礎から分かる水産用語<199> 半成貝とは

          半成貝とは  養殖ホタテガイの生産において、採苗してから1年半ほどで出荷されるもの。国内の主要産地は青森県陸奥湾で、同湾で生産されるホタテ総生産量のうち、7~8割を占める。小売店では“ベビーホタテ”の名称で流通することが多い。流通形態は冷凍ボイル製品主体で、同湾周辺は加工業者が多く立地する。  同湾のホタテ養殖はラーバと呼ばれる幼生を採捕して稚貝に成育、約2~3年かけて成貝まで育て上げる。出荷は採苗から2年目のタイミングでスタート。2年目の7月までに出荷されるものが半成

        • 固定された記事

        デジタルレポート 養殖ブリ2023

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        • 基礎から分かる水産用語
          201本
        • チリ産冷凍ギンザケ内販価格
          10本
        • 養魚秘録『海を拓く安戸池』野網 和三郎 著
          42本
          ¥3,980
        • 鹿児島産養殖ブリの浜値
          7本

        記事

          【無料】基礎から分かる水産用語<198> フードテックとは

          フードテックとは  フード(食)とテクノロジー(技術)を組み合わせた言葉。食品ロスの削減や限りある食資源の有効活用、食品産業における省人化・省力化が課題となる中で、技術を用いて課題解決を目指す取り組みのこと。  農水省「フードテックをめぐる状況」によると、フードテック分野への投資は世界各国で活発化しており、2022年は12年比9・5倍となる296億ドルとなった。22年の各国への投資額の比較は、1位が米国(124億ドル)で2位インド(27億ドル)、3位英国(13億ドル)と

          【無料】基礎から分かる水産用語<198> フードテックとは

          【無料】基礎から分かる水産用語<197> シズル感とは

          シズル感とは  商品販促において、商品(食品)のみずみずしさや鮮度感、香りなどを演出し、顧客の購買意欲を刺激する視覚的な魅力のこと。包材のデザインで出来たてのアツアツ感や水滴などで新鮮さを表現し、客の食欲などを刺激することで商品の購入につながる。肉がジュージューと音を立てて焼ける様子を指す英語「sizzle(シズル)」に由来する。  五感を刺激するおいしさや鮮度感の演出は店頭での売り上げ増にもつながるため、メーカーはパッケージや広告においてシズル感を重要視する。食品の場

          【無料】基礎から分かる水産用語<197> シズル感とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<196> 発泡スチロールとは

          発泡スチロールとは  合成樹脂素材の一種。一般的に発泡スチロールと呼ばれるものには製法や用途の違いによりEPS、PSP、XPSの3種類ある。EPSを取り扱う団体の発泡スチロール協会によると、発泡スチロールは石油から作られたポリスチレンを小さな粒状にした原料ビーズを約50倍に発泡させて作る。製品体積の約98%が空気で原料は2%の省資源な素材という。  発泡スチロールは1950年にドイツで開発され、日本では59年に国産化。当初はコルクの代替品として冷凍冷蔵用に使われたが、生

          【無料】基礎から分かる水産用語<196> 発泡スチロールとは

          【無料】基礎から分かる水産用語<195> ロシア漁業会社とは

          ロシア漁業会社とは  ロシア極東のスケソウダラ大手漁業会社。英語名はロシアンフィッシャリーカンパニーで、頭文字から「RFC」とも表記する。2011年に設立し、14年から現在の社名となった。スケソウの他、ニシンやイワシも漁獲する。21年からはスケソウのすり身生産を開始した。  23年における同社の漁獲量は前年比27%増の39万1000トン。そのうちスケソウは19%増の33万7000トンを占める。ロシア生産者のうちスケソウのすり身やフィレーの生産量で同社は首位だ。  同社

          【無料】基礎から分かる水産用語<195> ロシア漁業会社とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<194> しけとは

          しけとは  強風のため海上が荒れること。気象庁の公式ホームページによると、波の高さが4メートルを超え6メートルまでを「しける」、6メートルを超え9メートルまでを「大しけ」、9メートルを超える場合は「猛烈にしける」と定める。対になる言葉として、海面に風波が少なく穏やかな状態を指す「凪(なぎ)」がある。なお、台風や低気圧などにより、しけの直前に漁獲量が増える魚を「時化(しけ)魚」と呼ぶ。  しけが起きると漁船が操業できず、水揚量や浜値、市場への入荷量、卸値などに影響が出る。

          【無料】基礎から分かる水産用語<194> しけとは

          【無料】基礎から分かる水産用語<193> 藻場とは

          藻場とは  沿岸の浅場に海草、海藻類が繁茂する場所のこと。海藻類のうち、ワカメやコンブ、ノリ、ヒジキ、モズクなどは食用として流通している。環境省が実施した藻場調査(2018~20年度)の結果によると、一部閉鎖性海域などを除いた国内の藻場分布面積は1643・4平方キロ。そのうち、約6割が四国から九州沿岸海域と北海道沿岸海区に広がっている。  水産庁によると、主な藻場の種類として、内海の砂泥に茂る海草のアマモで構成する「アマモ場」、黒潮の流れを受ける沿岸域に発達する海藻類か

          【無料】基礎から分かる水産用語<193> 藻場とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<192> 活魚車とは

          活魚車とは  納税者が自治体に寄付した金額の一部を税金から控除する制度。自治体は地域の産品などを「返礼品」として寄付した納税者に送ることも多い。2022年度における自治体による返礼品の調達費用は前年度の約1・2倍に当たる2687億円(総務省)となった。  同省によると、ふるさと納税の受け入れ金額は前年度比16%増の9654億円、受け入れ件数は17%増の5184万件だった。受け入れ金額でみると、10年前の12年度は104億円だったが、右肩上がりで拡大している。  水産品

          【無料】基礎から分かる水産用語<192> 活魚車とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<191> ふるさと納税とは

          ふるさと納税とは  納税者が自治体に寄付した金額の一部を税金から控除する制度。自治体は地域の産品などを「返礼品」として寄付した納税者に送ることも多い。2022年度における自治体による返礼品の調達費用は前年度の約1・2倍に当たる2687億円(総務省)となった。  同省によると、ふるさと納税の受け入れ金額は前年度比16%増の9654億円、受け入れ件数は17%増の5184万件だった。受け入れ金額でみると、10年前の12年度は104億円だったが、右肩上がりで拡大している。  

          【無料】基礎から分かる水産用語<191> ふるさと納税とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<190> 煮干しとは

          煮干しとは  小魚を塩水で煮た後に干して乾燥させて作る水産加工品。みそ汁をはじめ、うどんや鍋のスープなどのだしを取るための材料として主に使われている。イリコ、ジャコなどとも呼ばれ、原料はカタクチイワシやウルメイワシ、マイワシなど。トビウオ(アゴ)やキビナゴ、アジ、サバ、イカナゴ、タイ、エビ、ホタテなども原料になる。  カタクチイワシの煮干しは、くの字に曲がり、光沢があり、腹割れもないものが良質といわれている。小羽・カエリ・チリメンサイズは、大羽や中羽サイズに比べて、苦み

          【無料】基礎から分かる水産用語<190> 煮干しとは

          【無料】基礎から分かる水産用語<189> 冷媒とは

          冷媒とは  冷蔵庫やエアコンなど冷暖房装置や冷凍冷蔵装置で用いられる熱媒体のこと。熱を温度の低い所から高い所へ移動させるために使われている。液体が気体になる際に周囲から熱を奪い、逆に気体が液体になるときに放出する性質を利用する。多くの機器は液化と気化のサイクルを繰り返し冷却をしている。  冷媒として使われるガスは効率よく熱交換が可能な温度域を持っていることに加え、安全性や環境性、性能、経済性などが求められる。このような中で、炭素とフッ素の化合物であり、化学的・熱的に極め

          【無料】基礎から分かる水産用語<189> 冷媒とは

          【無料】基礎から分かる水産用語<188> ネットとは

          ネットとは  商品の品質を保つため使われる梱包(こんぽう)や氷の重さを除いた、現物そのものの重量。総重量を意味する「グロス」と対になる考え方で、この重量に基づき、設定される金額をネット価格・グロス価格と表す。複数の卸売市場や加工メーカー関係者によると、業界全般で広く使われる用語というよりはカニやホタテガイ、エビなど特定の商材を取り扱う場面で使われることが多い。  青森市中央卸売市場の卸関係者によると、慣習で使われている側面が大きく「取引先によっては使わない」と使用場面は

          【無料】基礎から分かる水産用語<188> ネットとは

          【無料】基礎から分かる水産用語<187> 地産地消とは

          地産地消とは  ある土地で生産・漁獲された農水産物を、それらが生産・漁獲された土地で消費する取り組みのこと。農水省ホームページでは「食料自給率の向上に加え、直売所や加工の取り組みなどを通じて6次産業化にもつながる」と説明している。  同省によると、2022年度の学校給食における国産食材や地場産物の利用状況(金額ベース)は、国産食材が89・2%、地場産物が56・5%となった。「第4次食育推進基本計画」では学校給食における地場産物の使用割合について、現状値(19年度)から維

          【無料】基礎から分かる水産用語<187> 地産地消とは