杜奏みなや(Minaya Morikana)

作家。電撃・MW文庫から本を出しています。noteでは著作の零れ話をしてみたり、新たに…

杜奏みなや(Minaya Morikana)

作家。電撃・MW文庫から本を出しています。noteでは著作の零れ話をしてみたり、新たに物語を書くことも。◇杜奏のお仕事情報は、プロフィールにまとめています。今までの著作等はそちらからご覧ください。◇お仕事の依頼をお考えの方は、仕事依頼記事をご確認くださいませ。(連絡先の記載有り)

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杜奏みなやの足あと。

ご訪問、ありがとうございます。 この記事では、杜奏みなやのお仕事に関する情報をまとめています。 これまでの著作等は、画面スクロールにてご確認くださいませ。 (お仕事の依頼をお考えの方は、仕事依頼記事をご確認くださいませ。) ※著作タイトルをクリックすることで、出版社の公式サイトへ飛べるようになっています。また、著作の零れ話を綴ったnote記事がある場合は、著作タイトルの下に『埋め込み記事』を載せておりますので、そちらも併せてお楽しみくださいませ。 小説◇メディアワークス文

    • 止めたって待ちぼうけはどうせ私。

       ラリーを止めた。だから私と彼女のLINEのトークルームは今、彼女のメッセージで終わっている。 【だからやっぱりさ最高だと思うのよバケツはさ】  最近、なんとかっていうプリン専門店が人気で、そこのプリンにハマっている彼女。私は行ったこともないからよくわからないのだけど、メニューにバケツプリンとかいうのがあって、それを褒める内容のメッセージ。  心底どうでもいいと思った。……いや、いつもならどうでもいいなんて思わなくて、きっと【私も食べてみたい】だとかって心の底から思いな

      • お前なんてどこにだっている臆病な怪物の一人のくせに。

         おはよう、――いつもどおりの朝で、いつもどおりに声をかける。けれど私の「おはよう」に返ってきたのは、「おはよう」の言葉ではなく視線だった。  視線。  その瞬間、ああ、私が標的になったんだなって。他人事のように理解した。  ◇  昼休みになると、高校生という生き物の大半は活動的になる。仲間と認めた人間同士で集まって、じゃれ合いながら学食に行ったり部室に行ったり、そうでなければ教室内の誰かの席に自分の椅子をガタガタ引きずり持ち寄って、そうして群れながら昼食をとる。

        • お仕事の依頼をお考えの方へ。

          ◇杜奏みなやのこと(経歴、仕事環境など)◇やりたいお仕事◇これまでのお仕事一覧連絡先:morikana.minaya@gmail.com

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        杜奏みなやの足あと。

          百合短編の詰め合わせをBOOTH販売してみようかなという話。

          ほろっほー、杜奏みなやです。 初っ端から "ほろっほー" なんて飛ばし気味のようにも思えますが、そういうつもりはまったくなくて、"この記事を書いている今は夜だから「こんばんは」でいいのだろうけど、でも記事を読む人の時間軸は朝とか昼かもしれないからとりあえず「おはよう」「こんにちは」の意味にもなりそうな共通語を使っておくか……" といった非常にベタな理由からこの挨拶を使わせていただきました。 これからこのnoteでは "ほろっほー" が共通の挨拶になるかもしれないので、覚えて

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          百合短編の詰め合わせをBOOTH販売してみようかなという話…

          お手紙をくださった読者さまへ、お返事です。(2017/02/06-2019/03/20)

          以前に、こんなnote記事を書きました。 そこからだいぶ時間が経ってしまったのですが、――お待たせいたしました。この記事にて、本日より、お手紙をくださった読者さまへお返事していきます! 読者さまへのお返事は、以下のような形でさせていただきます。 ××年×月×日(←いただいたお手紙の消印日付) ××県M.M様(←お手紙をくださった方の在住都道府県と、お名前イニシャル。お名前の読み方が複数考えられる場合は、その分だけイニシャルを記載しますが、それでも間違っていた場合は申し訳

          お手紙をくださった読者さまへ、お返事です。(2017/02/06-2019/03/20)

          ドーナツ一口で溺れる君に、「馬鹿」と一言くれてやろう。

           ――ねえ一紗(かずさ)、コンビニ寄ってもいいよね?  つい五分前、私にそう切り出してきたのは、もちろん涼乃(りょうの)だった。  待ち合わせの時間を三十分もオーバーした頃に、私の前へのこのこ姿を現したくせして、涼乃は、こいつは、……このルーズな幼馴染は、本当になんにも悪びれない。  わざと大きなため息。それだけを吐いて、私はコンビニへ向かった。  どうせ嫌みを吐いたところで、涼乃はへらっと笑うだけだ。つまるところ、嫌みが一切通じない。五歳のときに涼乃と出会って、それ

          ドーナツ一口で溺れる君に、「馬鹿」と一言くれてやろう。

          読者さまからのお手紙に、noteでお返事していきます。

          先日、編集部から自宅へお手紙が転送されてきました。 『佐々木探偵事務所には、猫又の斑さんがいる。』を読んでくださった方からのお手紙でした。 なにかの新人賞をとったわけでもない、今はまだ無名という立場の私にとって、〈読者の方からお手紙が届く〉というのは本当にもう、ありがたすぎることです。誰かに読んでもらえたんだ、手に取ってもらえたんだ――この事実だけで、ああ、この物語を書いてよかったなあと改めて考えますし、それじゃあ次の物語はもっと面白いものを書くぞ! というモチベーションア

          読者さまからのお手紙に、noteでお返事していきます。

          note、はじめました。

          ええと、タイトルのとおりです。 杜奏、note、はじめました。 ……Twitterやってるよね? わざわざnoteをはじめる必要あるの? と、そんなふうに思っていらっしゃる方がいるかもしれませんね。よしいなくても、noteをはじめた理由を今からつらつらと綴っていきたいと思います。 ◇杜奏がnoteをはじめた理由。1.お仕事情報(過去の著作)をまとめておけるスペースが欲しかった。  これが一番の理由です。  noteアカウントを取得するよりももっと前から、私はTwit