みなぞう

IT企業を退職しロンドンで1年半「駐妻」として生活。英語と無縁の人生から、ロンドンの大…

みなぞう

IT企業を退職しロンドンで1年半「駐妻」として生活。英語と無縁の人生から、ロンドンの大学で社会人留学に挑戦。ビジネスを学んだはずなのに美術にはまる。日本に帰国後、絵画教室に通いはじめて自分で作品制作も始めました。

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  • 駐妻ロンドン留学記

  • あれこれ旅行エッセイ

    旅行へ行った思い出をつづります。

  • 映画×思い出

    おうち時間を利用して手を出し始めた映画鑑賞。 思い出とともに感想を記録します!

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    ロンドンの美術館巡り。 大学コースで取ったアート授業の記録にも。

最近の記事

元駐妻、時短正社員として再就職の道のり

就職して働き始めたら2か月があっという間に過ぎてしまった。 忘れてしまいそうなので、就活の思い出を書こうと思う。 全てよく聞く話で、全て想像通りの展開なのだが、自分事として経験すると身に染みるものである。 ・駐妻期間、妊娠出産育児の期間でトータル3年半ほどのブランク。 ・子供の保育園時間があるので、10時~16時の時短勤務希望。 ・正社員IT系Webマーケティング職希望。 お察しのとおり大変難易度の高い就活であった。 求人市場の底辺であることを思い知らされた。(※私

    • 絶景×美食の楽園 南仏のエズ村

      夫に「魅力が失われた」という非情な宣告を受けつつ、私が女子旅に出かけた素敵な土地。 それは、ニースとモナコの間、崖の上にある小さな村、エズ。 ここは断然、女子旅をおすすめしたい。 香水で有名な南仏グラースが近いからか、フラゴナールという小さな香水屋さんも村の入口にあり、すでにここで楽しい。プロヴァンス地方のラベンダーのことを教えてくれたり、これまた可愛いポーチやらハンカチが並んでいて、乙女心を思い出す、10年越しの修学旅行気分なのである。 そして、街がとにかく異世界。

      • 駐妻生活で失われた私の魅力

        映画評論家気取りのnoteに、夫から苦情が寄せられた。 自粛生活のなか普段はあまり見ない映画を見て、つい語ってしまったのだが、たしかに書こうと思っていたことが後回しになっている。映画×思い出編はお休みしようかな。 そんな中、ロンドン滞在中にも夫から苦情を寄せられたことを思い出す。 ある日、夫から 「ロンドンに来てから、みなぞうの1番の良さが無くなっちゃった!」 と言われたことがある。けっこう怒っていた。 「私の1番の良さって・・?」と聞いてみる。 「防犯意識!!

        • 映画”Magic in the Moonlight”を見てオカルトについて考える

          頭が固くて皮肉屋のイギリス人男性スタンリーは、中国人に扮装し、華麗なイリュージョンで喝采を浴びる。 このキャプションに「い・・一体どんな映画なの?」と気になり、見てみた「マジック・イン・ザ・ムーンライト」。 スピリチュアルとは?オカルトとは?そして南仏の日光について考えさせられた。 楽園といえば南フランス頭が固くて皮肉屋の男性に全面的に感情移入してしまい、終盤どん底に突き落とされ、でも可愛いラストだからホッコリ。という感想であった。 私は正直占いをどうしても信じられな

        元駐妻、時短正社員として再就職の道のり

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        記事

          映画”ブリジットジョーンズの日記”と食べ歩きバラマーケット

          世界中のアラサー女性が共感!という噂を聞き気になってた作品で、ついに見てみることに。 鑑賞中、ここってもしかして?と思って調べるとやはり!ブリジットがネギ(リーク)などを買って歩いていたのはバラマーケットだった。 20年で変わったもの変わらないもの2001年の映画ということは約20年前。 価値観は変わったんだなぁ、というのが1番の感想かもしれない。 2020年。今の時代あんなに堂々たる態度で、 ・結婚はまだなの?彼氏は? ・女性にはタイムリミットがあるよ? と「お

          映画”ブリジットジョーンズの日記”と食べ歩きバラマーケット

          映画”Grace of Monaco”の舞踏会カジノに入り込んだ思い出

          ニコール・キッドマンの美しさと南仏の楽園感で、非日常世界に逃避できた気分。 そして、モナコでかの有名なカジノ・ド・モンテカルロにノコノコと入り込んだことを思い出す。 モナコのキラキラ感を楽しむ映画視覚的にすごく癒された一方で、ストーリーとしては(大変余計なお世話ながら)心配になってしまった。 グレースケリーの努力・斬新なアイデア・行動力、そしてキャリアと引き換えに一挙解決!というのが、逆に夫のモナコ公国大公が交渉力も無い上に怒りっぽいというキャラを際立たせているような。

          映画”Grace of Monaco”の舞踏会カジノに入り込んだ思い出

          映画”切り裂き魔ゴーレム”とロンドン金融街シティの闇

          普段ホラーもミステリーも見ないのに、見てしまった。 なぜなら、私の好きなヴィクトリア朝時代。 イギリス帝国の最盛期として1番有名でもある時代であると思うが、個人的には闇深いイギリス社会が気になり続けて数年。(そんなに長くはない笑) これぞヴィクトリア時代!切り裂きジャック事件を元にした小説が映画化された「The Limehouse Golem(切り裂き魔ゴーレム)」 映画に詳しくない私が言っても説得力に欠けるが、とても良かった。 正直、覚悟していた以上のグロ連続発生

          映画”切り裂き魔ゴーレム”とロンドン金融街シティの闇

          映画”Viceroy's House”を見て転げまわる

          「インドはイギリスの植民地だったからインドの移民も多くて、ロンドンでは本格的なインドカレーが食べられるんだよ!」 と、初めて聞いた時はなるほどと思ったし、私も何度もしたり顔で話してきた。 ロンドン最古のインド料理屋さんと言われている「パンジャブ」。 大学からも近くてよく行ったし、家族や友達が遊びに来ると連れて行った、個人的に1番おすすめのインドカレー。 不思議とイギリス人の友達はこのレストランのことを知らなくて、もしかすると観光客人気がメインなのかもしれないが、かなり

          映画”Viceroy's House”を見て転げまわる

          映画” Victoria and Abdul”とV&Aミュージアムのヴィクトリア空間

          「ほぼ」ノンフィクションという注釈で始まる、「ヴィクトリア女王 最期の秘密」を見た。 出てくる世界は、ヴィクトリア朝時代の光の部分という感じ。 宮殿、式典、屋外でのイベントも全て壮大でキラキラで、これぞ大英帝国の栄華!という目の保養になる映像。 単純なようで難解なような王室から隠されてきたインド人の存在が近年になって偶然見つかったという、それ自体が奇跡のような話。 孤独なヴィクトリア女王とインド人使用人の友情という内容である。 ヴィクトリア女王は保守的な性格というイ

          映画” Victoria and Abdul”とV&Aミュージアムのヴィクトリア空間

          映画”真珠の耳飾りの少女”とケンウッドハウスのフェルメール絵画

          もちろん名前は知っているけれど、正直よく知らないフェルメール。 ロンドンのナショナルギャラリーでも見たはずなのだが、それより記憶に残っているのはケンウッドハウスの「ギターを弾く女」。 フィクション映画”真珠の耳飾りの少女”を見たのでふと思い出した。 何も失わない!パーフェクト不倫必勝法映画の知識が本当にない私の率直な感想。 ちょっと待って!フェルメールこんなギラギラしたおじさんでいいの?! あの写実的で柔らかい雰囲気の絵から想像もつかない、アグレッシブおじさん。

          映画”真珠の耳飾りの少女”とケンウッドハウスのフェルメール絵画

          TWININGSの紅茶教室で1日レッスン

          たまには、ここぞとばかりに駐妻っぽいタイトルにしてみる。 ほほほ 駐妻がたしなむ系習い事(お料理、お菓子作り、刺繍、他)に縁がなかった私が、唯一参加した思い出の紅茶教室。 典型的な駐妻活動を嫌う夫も、イギリス人から英語で教わるんだよと言ったらどうにかこうにか納得してくれ(と解釈)、無事でかける。 有識者美女による楽しいアフタヌーンティーはじめに言っておくと、TWININGSの1日紅茶教室体験、本当にオススメ。 駐妻たちはもちろん、留学や観光の方もぜひ行ってみて欲

          TWININGSの紅茶教室で1日レッスン

          テイトで"cast"の意味を知る&パフォーマンス南瓜

          ロンドンにいる間に1番行ったと思われる、イギリス美術ギャラリー・テイトブリテン。 近いようで駅から少し歩く絶妙な場所にあるのに、個人的に好きな作品が多く何かと立ち寄った思い出。 そんなテイトブリテン美術館の建物の中心に、Duveenギャラリーという広い空間がある。 あたかも有識者のように語り始めたアート初心者の私が輪をかけて分からないのが建築であるが、このDuveenギャラリーはネオゴシック様式で設計されたそう。 絵の展示スペースとは違って開放的で壮大。 そんなDu

          テイトで"cast"の意味を知る&パフォーマンス南瓜

          左利きのエレンとロンドン屈指のコマーシャルギャラリー

          引き続き左利きのエレンにハマりつつ、思い出したことを。 大学のアートクラスで「Hauser & Wirth」というギャラリーを見学したとき。 Hauser & Wirthは、先生曰くWhiteCubeと並んでロンドンでは大成功している2大コマーシャルギャラリーらしい。 ちなみに、アートの闇の部分というのか。 実は海外からのマネーロンダリングやタックスヘイブンが行われているらしい云々と、ごにょごにょと教えてくれたのだが、この私なので詳細は聞き取れなかった。 偉そう

          左利きのエレンとロンドン屈指のコマーシャルギャラリー

          ロンドンで日本人パパ活を目撃した話

          ロンドンで行ったレストランの中でも思い出深い、その名も「ボブ・ボブ・リカード」。 まず名前が可愛い。 オリエント急行という高級列車が再現されている、非日常の極みのような空間。 大学折り返し地点で豪遊ランチ6か月の大学コースが半分終わり課題も提出したところで冬休みに。 仲良くしていた中国人と韓国人の友達3人で、打ち上げ的な贅沢ランチをすることにした。 ※夫仕事中に豪遊ということで殺意を抱かれませんよう、注記させてください。お願いします。 夫不在で友達と贅沢ごはんをする

          ロンドンで日本人パパ活を目撃した話

          ロンドンで見た中国現代アート

          美術の知識ゼロなのに、大学のオプション授業で「Art History(美術史)」を学ぶことにした私みなぞう。 ロンドンの中心リージェントストリートのすぐ裏にあるギャラリー「sadiecoles」を見学に行った思い出について書いてみる。 SOHOのあたりは大通りから1本入ると全然雰囲気が変わって、現代アートのギャラリーもちらほらあり、授業でも何回か巡った。 ここ最近バンクシーのおかげかイギリス現代アートも注目されている感があるが、イギリス美術というと肖像画・風景画のイメー

          ロンドンで見た中国現代アート

          底辺駐妻の英文レポート発表会② ロンドンの大学に6か月通った英語力

          私がロンドンの大学で書いた英文のレポートを公開シリーズ・パート2です。 内容は、言わずと知れたグローバル企業「Amazon」についてです。 1つ目のレポートよりメジャーな企業となりました。 こんな方に読んでみて欲しいSOASのELASコースを検討している方 SOASのDiplomaコースではこんなレポートを書くことになります、これくらいの英語力の人間が通いました、という参考に。 英語を頑張ろうか悩んでいる駐妻の方 ロンドン駐妻界のなかでも英語力底辺だった私が、大学に通

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