我が家の長女（18歳）は思春期であり受験生のせいか、母親である私とは今はあまり話したがりません。時々話かけても、大抵批判的な返事が返ってきて、モヤッとする事が多いので、今では必要な事だけを話す関係になっています。

意識している事、それは
余計なことは一切言わないこと。聞かないこと。機嫌よくご飯だけ用意してあげること。（または頼まれごとだけやってあげる事）
よく子育て本に書いてありそうな事ですが、これを心に波風立てずに実行することの難しさ・・・・笑

そんな日常の中、先日実家でこんな事がありました。

実家の母：
「山田さん老人ホームに入ったのよ。息子夫婦が山田さんを心配してわざわざ近くに引っ越してきた後、すぐにホームに入っちゃったからもったいないわよね〜わざわざ引っ越してきたのに・・・」

私：
「え？でも引っ越した時はホームに入るなんて想像してなかったんだから仕方ないよね。『うちの母親、もうすぐホームに入るかもしれないから、引っ越すのは待っておこう』なんていう息子の方が嫌だよね」

母はちょっとした世間話のつもりだったのに「そうだね」の一言ももらえず、ちょっとモヤモヤした寂しそうな表情をしていました。

その表情を見て、あ、ごめん！私なんでこんな言い方しちゃうんだろう、っと思ったのと同時に、これは私の娘がよく私にする反応と同じだ‼︎と気が付きました。

何がそういう反応にさせたのか、、、
何がそういう反応にさせるのか、、、
ちょっと考えてみました。

私の内面は
①もともとちょっとだけイライラしていた（ホルモンバランス）
②ネガティブな話題、しょうがないじゃん、というような話だった
③全く気を遣っていなかった

これが友達との会話ならば、なんの躊躇いもなく、「ホントだよね〜もったいないよね」などと相槌を打っていたでしょう。
やっぱり気を遣ってない相手だからなのか。

父がもし同じような話をしたとしても、きっと私は心の中で『そうは思わない』と思いつつ、言葉では「たしかに〜」などと言っていたでしょう。

やっぱり母親には全く気を遣っていない、ということなのかな。
私の娘も夫に対してはこういった返事をすることがないので、なんで私だけ、、、私にだけ厳しい、、と思って、落ち込んでいた時もありました。
それを自分も母親にやっているとは、、、！！

私は母親が嫌いなわけではない。
でも、何となく愚痴や不安にさせる事などは言ってほしくない。何でだろう。
母親にはいつも、大丈夫。とか、よかったね。とか、明るい話をしてもらいたい。私をいつも肯定していて、何があっても大丈夫よ〜とあっけらかんとしていてほしい。世の中の愚痴や偏見的な見方をしないでほしい。。。。
姉の偏見話は笑えるけど、なんか母親の偏見話は嫌だ。母親を過大評価して理想に当てはめているのは子供の方なのかもしれない。と思いました。

以前友達が、「将来息子は母親に優しいけど、娘は母親にキツイから嫌だわ」と言っていて、今更ながら「確かに。。」と思った日でした。

ちなみにその話を2つ離れた姉に話した所
「え？その話のどこが可哀想な話なの？全然お母さん可哀想じゃないじゃん。そんなどうしょうもない事言われてもそう返すしかないじゃん。そんなこと言ったら私はいつもそんな反応してるよ笑」と。。。。
さすが姉。全く気にも留めていない笑

それでも私は、80歳をすぎた母には、そうだね、そうだねと優しく共感してあげたい。
そして娘には嫌な返事を返されないような、ポジティブな会話をしたい。

母と娘。
理想に当てはめているのは娘の方なのかもしれない、、と。
この関係、まだまだ発見がありそうです。