街角のアイス

後輩のわたしです

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宇宙船に乗る日

ついに私の人生は、SF期に突入したのだろうか? 仕事復帰して最初は時短で勤務することになった。 大会社の厳格な福利厚生に則ると、最初4時間、次6時間、やっと9時間・・と階段のようにのぼっていかないとフルタイム勤務に戻れないらしい。 もちろん給料は少なくなるわけで、金にがめつい私は「早く残業させろよ!!!」と思ってしまうわけだけど、そんなだから体調を崩したのである。 残業して、体調崩れても、その対価が銀行に振り込まれてニヘラニヘラしている場合ではないのである。 私は、新人類に

    • ほんとにこのまま終わるのかってことさ

      桜木町で電車を降りると、胸に花をつけたやつらがたくさんいた。 見た感じ、高校か大学の卒業式なのだけど、顔を見てもイマイチどっちかわからない。女の子の顔(化粧的な意味)は整っているし、男はヤンキーとメガネくんにパッキリわかれている。 女子グループは髪にキラキラをつけて、これまでの化粧の成果を発揮しているし 駅前で、緊張しながら誰かを待っている男の子は、何を話す気なんだろう。 学校も立派な社会であり、こっから揉まれて目の色無くす〜なんて そんなクソみたいな話は全部信用しないで

      • スーベニア

        ありがとう、来世では結婚しようね、必ず見つけるよ 葉桜、ドーナツとピーナツ、全て無に帰る永遠のもの 『とにかく酒をやめてくれればいい』という話に泣きながら 応戦、おしゃれな新横浜のイタリアン、みっともない 鬼越のYoutube好きじゃないけど真空回だからあ見たら、川北さんが一軍すぎて、これで剣道も強いなんてと目がハートになってしまった、助けて 今日もランジャタイは意味のないとても大切な僕の友だち 口頭で言わないで、印刷して渡して あんなに誰とも一緒にならないって言

        • 雑感(誕生日の翌日)

          ここ数日、夫と見事なまでにすれ違っている。会う時間がない。 今週は火曜から木曜、旅に出ていた。そこから帰ってきたら、夫の職場でプチパンデミックが発生しており、火の車のように働いて燃え尽きて苛立ちと共に帰ってくる、みたいな生活になっていた。 旅行から23時くらいに帰宅したら、夫に洗濯物干すの手伝って、と言われた。 こちらとのテンションの差に、あまりに愕然としてしまった。 自分の機嫌は自分で取る。まずは私がそれをできるようにならねばならない、しかし自分による自分のための行動なので

        宇宙船に乗る日

          雑感(抱負系)

          逆に、みたいなやつではないのだけど 今年の1つの指針として、 逆に面倒くさくなる、こだわっていく というのを儲けたいと思う。 例えば、私は男性の好みがめっちゃはっきりしている。 端的に言えば、 眼鏡をかけていて 細身で マイワールドを持っている人。 高校、大学の時には、新しい彼氏や好きな人ができた時に友達に写真を見せると 前回とおんなじじゃん と言われていた(そんなことはない) でも好みがはっきりしているが故、周囲の人から バイト先に、あなたあの好きそうな人がいるよ こ

          雑感(抱負系)

          雑感(二日酔い)

          仕事から帰ってきた夫がブチギレていた。 見当はついている。 昨日私はいつもながらに酩酊していた。 酔った時に感じる風も、シラフの時より倍以上輝く星も、大好きだ。 たとえ私がどれだけ飲み過ぎて正論まがいの毒舌を吐き、無礼を働いていたとしても。 正直、お金を払って店を出て、電車で帰宅できたなら満点だ。 それがどんな状態でも、100点なんだから邪魔しないでほしい。 結婚してからは、帰宅したら99%夫が家にいる。 酩酊しているとそこから何か会話を始めて失礼なことを言うか、 介抱

          雑感(二日酔い)

          憂うつな時に寒いところに行くな(パート1)

          初めての街にいた。普段住む場所から在来線と新幹線を乗り継いで約5時間。ひとり青森旅の2日目、八戸に来た。 寂しく人がいないけど大都市の青森駅の雰囲気とは違い、フレンドリーで暖かく人が過ごしている「街」の空気が久々に感じられた。 目的地は八戸ブックセンターだった。 市税で設立・運営されている図書館×書店×カフェの融合施設のようなところで、 構想時点から出版、まちづくり業界では話題になっていたように思う。 八戸ブックセンターは選書に力を入れており、中でもデザインやアート、広告

          憂うつな時に寒いところに行くな(パート1)

          雑感

          寒いから眠いのか、冬だから悲しいのか いるかと友だちになりたい、たぶん優しいやつ 前髪をつくっていかにも仕事できないやわいやつを演出してみたが、なんだか気恥ずかしくてしょうがない カフェに溌剌としたイケメンが入ってきた、空いてる店内でわざわざわたしの隣のテーブル座るやん?と思ったけど、ほどなく英語でミーティング初めてテン下げ。こんないいジャズが流れる店内で大きい声でビジネスやるやつ無理すぎる 医者に、そんな溌剌と話しているのにまだ不安がありますか?と聞かれた 呂律や論

          雑感

          春を待ちくたびれた僕は死んだ犬と入る墓をたてる もはや直接連絡するのがめんどくさくてはじめた生存報告日記、書くことをやめて3ヶ月たってからふいにつくいいね もう興味がない、いまさら星野源とオードリー若林の話をされても 髪も顔もある程度整えるくせ、汚い男女兼用トイレがあるようなところばかりを好む(息ができる) 真っ暗になるなら、どうせ全部脱ぐなら、もう着なくていいじゃん朝から 手帳を買っても先の予定を書き込みたいわけではなく、なにをして生きていたか過去のマスを埋めて安

          いきのびよう日記

          いま私は昼下がりの反町で、コーヒーとミルクレープを飲んでいる。信じられない生活だ、貴族か?いや、貴族ももう少しやるうことがあるだろう。端的に言って最高だ。 休職も3ヶ月したら板についてきた。今まで会社をパタっと辞めたことはあったけど、在籍しているのに休むなんて発想にもなかったというか、そんなことが出来る余裕のある会社にいたことがなかったの方が正しいだろう。自分が休めば他のチームメンバーが火の車になり、爆死することが目に見えているので休む方が胃がきゅーんとなるのだ。だったら一

          いきのびよう日記

          †††

          さて、書き始めよう。静かにしていればいいと思って、布団にできるだけ潜って思考を停止させるしかない昼の。夢でトラウマが反芻する夜の。生きているものと死んでいるものの境目の国よ。おはよう、そしてこんにちは。 コメダ珈琲は何を頼んでも美味しい。ケチなので、2つ頼むと1000円を超えてしまうメニュー表にいつもたじろいでしまう。今日は初めてたまごサンドを頼んでみた。信じられない美味しさ。ちゃんとパンは少しカリッとするくらいに焼いてあった。文句ない。たまごの餡も多くて文句ない。だけど!

          宇宙に棲む

          うちは洋室と和室の1LDKで、和室に布団を敷いて眠っている。どちらの部屋にもニトリの電気をつけていて、リモコンで電気をつけたり消したりできるのは便利やな~と実家ではできなかったことに感動している。 寝るときは真っ暗じゃなくて少し小さな電気をつけたい。それは二人の生活時間が少し異なっていて、寝るときと起きたときに一方を踏んずけてしまいそうになるから。 夜通しつけて置ける小さな電気の名前は「常夜灯」だ。私はこの名前が好きだった。常夜鍋というものもあって好きだ。常夜という言葉に

          中央線

          家からは電車が走っているのが見える。駅までは徒歩5分くらいなのだけど、7階にある我が家からでもうっすらと窓の中が見える。 通勤・通学のピーク以外であろう17時、逆にもっと遅い終電付近は電車内の人はまばらだ。窓のフレームの中に何もないのと、人が座ってる後ろ姿、立っている姿がひとつひとつにおさまっている。まるでそれは額縁に入っているようだ。一人一人が違う駅で降りて、また自分の窓に戻っていくんだろう。誰かがどこかに向かっている。それを運ぶのが鉄道の仕事。 窓ってロマンを感じる。

          光を見つけるひと

          深夜に思い立ってキッチンへ行き、ごま(sesame)を一気に口に含んだ。大匙一杯くらいだろうか。ゴマ団子を少し前から食べたいと思っていたのだけど、ごまだけだって十分おいしいのではないか。ごま特有の香ばしさとか、噛んだ時にじゅわっと出る油分や、甘み。それだけでも感じたかった。 私はこのところ、夜うまく眠れなかった。恋人は朝が早いので23時頃にはこてんと寝てしまう。そのすやすや顔を見つめていれば1時間は過ぎた。でもそこから携帯でSNSを見たり、いまハマっているパズルゲームを解き

          光を見つけるひと

          ひかりの夜

          誰かが音楽を聴いてる。それは湿った夜に。仕事明けの朝に。苦しいくらい罵声を浴びせられた後に。小さいと思っていたものにつまずいた日に。そして、8月31日のこんな時間に。 もしかしたら誰かがこの音楽を聴くのかもしれない。そう思って砂を噛んでいた日も。何かできるのかもしれないと思って引っ込みがつかなくなった両手足も。何度も何度も飲み込んだ言葉も。きれいな水に浄化してから体外に排出していたせいで、からだに残った灰が大きくなっていくのがわかった。 果たして空を飛んでいるように見えた

          真夏の一撃

          夏。今年は猛暑だとうるさい。テレビでその言葉を聞くたびに、あー、部活なくてよかった。といまだに思ってしまう。この温度で、冷房のない体育館で剣道やってたら、死んでただろーなー。 いつか誰かを守れるように強くなりたい、剣心みたいに。そんな風に剣道を始めたと周りに話しているけど、実際は友だちが剣道場に体験に行くからついていき、練習も試合もわりと時間短いし、服装かっこいいし、これなら私もできるかな?という感じだった。 小学5年生から、高校3年の夏まで。一番頑張ったのは剣道だとはっ