花泥棒→Pale Fruit(2014~2018年)記事まとめ

アンテナにPale Fruit『世田谷エトセトラ』のレビューを書きました。

Pale Fruitは花泥棒~Oliverの稲本裕太さんによる新プロジェクト。自分が関西にいた時からよくライヴを見てきて、稲本さんは2014年奇しくも自分と近いタイミングで上京されて。ki-ftで一時期連載も持ってもらっていました。

考えてみたら花泥棒についてはかなり記事も書いてきました。日本で一番稲本裕太についての文章を書いているライターだと思います。(Oliverがあまり追えなかったのが悔しい限り。でも『おわかれ/いい子じゃなきゃ』もすごく好きなんですよね。)
ここでまとめておこうと思います。

『ドーナッツ』2012年,『nagisa EP』2013年レビュー
※現代関西音楽帖(2014年)から転載

 10月に3日間に渡って行われるD.I.Yフェス、ボロフェスタ。京都音楽シーンの総力を結集した文化祭的フェスだが、2013年メシアと人人・Amia Calvaと共に“新参ホストバンド”として出演したのが4人組オルタナポップバンド、花泥棒だ。2009年に立命館大学の軽音楽部で結成、本作は1stミニアルバムとEP。バンド名に違わず初期スピッツ的オルタナティブなサウンドに甘い90年代J-POPメロディが乗る。
 『ドーナッツ』はすっとんきょうなリフに稲本裕太(Vo.G)が自分の音域ぎりぎりまでエモーショナルに歌う5曲収録。ピッチや声量の弱いところもあるがそれは初期衝動分としてご愛嬌。能天気で甘い声質や毒っ気のあるメロディは小宮山雄飛のパワーポップなソロワークスを彷彿とする。一方で今年リリースの『nagisa EP』。(秋発売のくせに)夏を歌ったミディアムな2曲はスピッツやフリッパーズギターオマージュを隠さずに、リバーブがかったアルペジオが響くスイートど真ん中。もう一つの側面を見せている。また稲本の声も安定して伸びやかになり着実な成長が伺える。
 90年代のロックをいちいち斜に構えながらハイブリットに吸収した彼らの音楽。まだまだ完成に向かう段階ではあるが、この2作で見せたそれぞれのポップな要素が融合した次の一手が楽しみだ。(峯大貴)

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2014年『daydream ep』リリース&稲本裕太上京インタビュー

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2016年『Yesterday and more』リリース時インタビュー

『Yesterday and more』ディスクレビュー

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おまけ【花泥棒 稲本裕太のザ・東京砂漠】
2014~2015年にかけて書いていただいていたコラム。全5回。
峯は編集担当。






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