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司会のプロじゃないのに司会業を語ってみる

僕は司会が得意だと思っている。
それに気づいたのは社会人4年目。
社内の運動会の実行委員メンバーに入り
そこで司会をやった時。
それまでも数回結婚式の二次会の司会をやってきて
それなりにうまくいってきていた自信が確信に変わった。
そんな自分から、これから司会をやりたいと思っている
若手諸君にメッセージを送りたいと思う。

司会のスキルとは?(定義)

スキルを身につけるにはまずはそのスキルを
定義するところから始めよう。
自分なりの定義は以下としている。

参加者の感情を感じ取り、状況に合わせて
細かな段取りや言い回しを適切に変更できる能力
(「適切」=その場の幸福度最大化 と置く)

そのためにやるべき1番重要なこと

自分の持てるスキルを当日最大限発揮するために
絶対に自分がしていることをお伝えする。
それは
当日の段取り、時間配分を事前に頭にたたきこむこと
何が言いたいかというと
その場に合わせたベストな解を出すために
当日その場でいかに無駄なことを考えない、感じない状況を作り出せるかが勝負なのだ。

3つの細かなこだわり

ここからは自分なりのよく使う手法を紹介する。

①ブラックユーモア/弄り
当日初めて会う参加者の面々をざっと眺め
それぞれの関係性をなんとなく把握する。
すると面白いことに必ず1人はいるのだ。
弄っても大丈夫な奴、弄るべき奴が。
その弄るべきやつの弄ってもいいラインを見定め
要所要所で弄ることが大切。
人は潜在的に、弄りたい欲求がある。
けどさらに奥深くに人を傷つけたくない綺麗な心がある。
それを忘れずにギリギリを攻めるのだ。

② 序盤で起こったハプニング系の笑いを後半で再度触れる
お笑い用語では「てんどん」と称される手法。
僕の場合は笑いの神の強制降臨と名付けている。
そう。
一度訪れた神は、再降臨させることができるのだ。
洗練された良質な場には必ず序盤で笑いの神が降臨する。
皆さんも経験があるだろう。
ひと盛り上がり終わっても、その神がまだ近くに
いることをけして忘れてはいけない。

③ヤジに対して真摯に向き合う
司会初心者によくあること。
それはヤジをはじめとした暴走する参加者に
巻き込まれて事故に遭ってしまうパターンだ。
そんな時には自分の心を見つめよう。
あなたはそのヤジに感謝できてますか?
・噛んだことを弄られる
・勝手に一部で盛り上がる
・場にそぐわない下ネタを叫ばれる
それら1つ1つに対し
僕は必ず口に出して反応をするようにしています。
細かなヤジ/行動という、この空間において
「ヤジを行なった人のモノ」であったそれを
「この場にいる人全員のモノ」へ昇華させる作業。
それが司会のすべきことなのだ。
これが場づくりなのだ。

最後に

是非とも今後僕の司会に出会う方は
これらのノウハウをどのように実践で使っているかを見て
新たな楽しみ方に触れてほしいと願う。
ただ、上記のやり方はあくまでも
司会者峯田洋輔が場を幸せに導く手法である。
大切なのは、それらを自分のキャラと合わせて
アレンジしていくことなのだ。
是非それを忘れずにチャレンジしてほしい。
あなたの成長を祈ってます。
また、司会者峯田への依頼もお待ちしております。

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