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リズム感は聴く力

2024.3.15

リズム強化トレーニングBAR in heso

講師は 打楽器奏者 ぽんぽこさん

このBARは、弾き語りしてるくせにリズム感が弱くてリズムキープが出来なさすぎる悩みをキタさんに相談したことから始まった。「私はドラムを習った方がいいんじゃないか? 歌いながらリズムキープできるリズム感を教えてくれるドラム講師を知りませんか?」と。

ギターを持って歌い始めてから今までずっと「リズムキープができてない!」と言われ続けていた。

歌い始めた頃、慣れないギターを弾きながらコードミスがないように歌うのが難しく、自分では気持ちよく歌っているつもりがどんどんスピードアップする。ある時「この曲はゆったりとした波のリズムが心地良いのに、それじゃあロックやん!!」と言われ、リズムキープの大切さ、グルーヴの大切さ等を親切に教えてもらったというのに、メトロノームが嫌いすぎてなかなかリズムキープ練習ができなかった。

メトロノームの嫌なところ。メトロノームに合わせて歌うと気持ちが乗らず、感情が入らなくて歌うのが一気につまらなくなってしまう。ギターの先生にメトロノームの聴き方についてのレッスンしてもらってから、なるべくメトロノームを使って歌の速度を決めて練習するようになり、少しはマシになったけどまだ苦手。

そんな私のリズム感がはたして強化されるのか!?

そんな私の悩みからキタさんが考えてくれて、初の試みとして実現してくれたのが、この「リズム強化トレーニングBAR」。何と告知後大反響で予約を締め切る事態になったとか。そんなリズム強化トレーニング、受けてきましたよ!!!

リズム強化トレーニングを受けて→

「そうだったのか!!」と心底思った。

リズム感をよくすることに1番大切なのは「聴く力」。聴いて聴いて、自分なりのビート・リズムを身体の中で響かせてイメージする。そのイメージしたリズムと自分の歌や音楽をアンサンブルさせて表現すること!

ひとりで歌ったり演奏したとしても、自分の中のリズムと歌を常にアンサンブルさせる。そうすることが、聴いている人とも同期してアンサンブルすることになる。グルーヴが生まれる。

言葉で言うと簡単に聞こえる。実際はリズム基礎トレーニングをするだけで苦手意識が発動して投げ出したくなったけど、みんなでやるからこそ何とかやれた。

私は悩み相談主だけあって、参加者の中で1番のリズム音痴。「リラックスして!」と言われても「間違えてはいけない!」とか「苦手!わからない!」という不安で頭がいっぱいになって頭が真っ白になる。ひとりでレッスン受けたら、途中で投げ出してただろうなぁ。

最後にキタさんがビートルズの「ヘイジュード」をかけて、柱になるゆっくりとしたリズムをみんなで聴いた。どんなに曲が盛り上がっても揺るがないドラムのリズム。そんな歌や音楽の柱になるリズムがあることで、聴く人にもすんなり響いて曲の良さや感動が共有できるのか。苦手意識が少し興味ある対象になった瞬間だった。

最後に、悩み相談主として、1番リズム感なく、わからなくて途中に投げ出したくなる無様な姿も晒してしまったけど、その姿が役に立つことがあるんだとわかって嬉しかった。そんな人はだいたい落ちこぼれるやないですか。だからやめていくんだと思うけど、むしろ苦手なことを前面に出したからこのような会が生まれて人が集まった。得意なことだけじゃなくて、苦手なものがあっていいんだと思えたのが嬉しかった。

リズム音痴の私の癖は、目で見て頭で思ったことばかりで突っ走りすぎで、曲をしっかり聴けてなかった。わかったつもりになってただけで理解するまで聴けてなかった。自分の思いだけで突っ走るから、周りの人とのアンサンブルが取れずに独りよがりになりがちだった。これって音楽の聴き方だけでなく、私のコミュニケーション能力そのままな気がする。

大好きな音楽を聴く力を養うことが、私の人間力にもつながると思って、地道に取り組んでいきます!

リズム強化トレーニングBARを開催してくれたキタさん、hesoの渡邉さん、私のリズム感下手にお付き合いくださった参加者の皆さん、本当にありがとうございました!


トレーニング後の集合写真

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