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やはり海外ドラマは面白い!最近気になっているおすすめドラマはこの5本

海外ドラマをまったく鑑賞しなかった期間は10日間。GW開けに、「さすがに何か観たい!」と気分が高まり、Netflix『オザークへようこそ』のファイナルをイッキ見しました。
実はその他にも並行して5作品を鑑賞しておりまして、改めて、「やはり海外ドラマは面白いなぁ」と今実感しています。というわけで今日は、最近気になっているドラマを5本紹介していきます。

【海外ドラマファンのためのマガジン第155回】

『オザークへようこそ」シーズン4Netflix


まずは、前回のマガジンでも触れましたがNetflix『オザークへようこそ」について、追加でお話していきます。

シカゴのファイナンシャルプランナー、マーティ・バードが、ミズーリ州のオザーク湖に家族とともに引っ越してきて、マフィアの資金洗浄を引き受ける……。
というのが大筋のストーリーなのですが、主人公のバード夫妻のキャラクターが、シーズンを重ねるごとに異常化していく迫力に引き込まれるドラマです。。
異常と言っても外見はごく普通の「いいひと」っぽいところが恐ろしくて、特にローラ・リニーが演じる妻ウエンディの変貌ぶりには驚かされます。
夫のマーティ(ジェイソン・ベイトマン)も、何重にも重ねた嘘や、絶体絶命の危機を機転で何度もクリアできる才能の持ち主なのですが、さすがに驚異的な成功率で、最後の方では「悪魔に魅入られているのかも」とさえ思ってしまいました。
見た目は「いいひと」そうな夫妻が、オザーク湖に住むルース・ラングモア(ジュリア・ガーナー)と出会ったことから田舎で暮らすチンケな犯罪者だったラングモア家の悲劇は始まります。
ルースは、地元の乱暴者でもある父親に育てられていて、いつからか自分も犯罪を犯すようになってしまう若い女性ですが、頭の回転も早く、弁も立ち、行動力もある女性で、犯罪者の生活から抜け出したいと願ってもいます。
彼女にチャンスを与えるのがマーティですが、チャンスと共にやっかいごとも持ち込まれ、最終的にルースの運命がどうなるかというのが、ファイナルシーズンの見どころのひとつでした。
個人的に『オザークへようこそ』のルースというキャラクターがスキで、彼女にどうにか幸せになってもらいたいという願いを持ち続けて鑑賞した4シーズンでした。

『デクスター:ニューブラッド』HULU

2022年3月7日よりHuluで1話ずつ配信されていた『デクスター:ニューブラッド』ですが、5月9日に10話目が配信されシーズン1が終了しました。
この2ヶ月間、憂鬱な月曜日を新たなエピソードが配信される楽しい月曜日に変えてくれていたので、終了してしまって寂しいです。

『デクスター:ニューブラッド』は、2006年から2013年まで、8シーズン放送されたSHOWTIMEのヒットドラマ『デクスター』の続編になります。
続編は、シーズン8から10年後の物語です。
主人公のデクスター・モーガンは、殺人犯を殺すシリアルキラーで、しかもマイアミ警察の鑑識課に勤務する捜査側の人間という設定が、「いつ主人公の正体がバレるのか」というドキドキを生む犯罪ドラマです。
流血や性的なシーンも多いのでオリジナルの方はR15指定になっています。

正直に言うと、オリジナルの『デクスター』の方は、シーズン1を3話ほど見たところで続きを見なかったのですが、「ああ、見ておけばよかった……。」と大後悔しました。
だって……面白すぎるんですよ。
現在、シーズン1の第1話から改めて鑑賞していて、いまシーズン3に入ったところです。
このドラマ、シーズンごとにテーマを決めていて、それをデクスターがクリアできるかどうかというのが見どころになっているのです。
その手法が視聴者の興味を引いて、「続けて観たい」と思わせるドラマづくりになっています。
各シーズンごとのテーマをメモしているので、8シーズン鑑賞し終わったら、『デクスター』の魅力を、主人公がテーマをクリアしていく過程を題材にして記事化しようと思っています。
これを知っておくと、脚本を作る際にどんな山場をつくればいいのかを理解する糸口になるかもしれません。
どんなふうに記事を構成しようかなと考えるのが楽しい題材です。おたのしみに。

『BOSCH:受け継がれるもの』シーズン1

Amazon Prime Video

大好きだった刑事ドラマ『BOSCH』はシーズン7で終了してしまったのですが、スピンオフが制作されると知り、待っておりました!
5月6日より、2話ずつ配信されています。(全10話)
スピンオフと聞いてはいたのですが、主人公のボッシュ(タイタス・ウエリヴァー)は、オリジナルと変わりない出演分数なのが嬉しい驚きです。

変わったことといえば、ボッシュがロス市警をやめて私立探偵になったことくらいで、実質上のシーズン8といってもおかしくありません。

ボッシュはロス市警の刑事だったころからハードボイルドスタイルなので、私立探偵となり、一匹狼ぶりに拍車がかかり、ますます渋みがましています。
原作は、マイケル・コナリーの小説「ハリー・ボッシュ」シリーズ。
スピンオフドラマもシーズン2への更新が決定済みです。

Amazon Prime Videoで毎週金曜日に2話ずつ配信されています。

『ベター・コール・ソウル』シーズン6 Netflix

https://www.netflix.com/browse?jbv=80021955

ファイナルシーズンとなるシーズン6は、全13話で毎週火曜日に新着エピソードがNetflixで配信されています。
今週第7話が配信されたあと、後半は7月に配信予定です。
『ブレイキング・バッド』の前日譚で、ファイナルでは『ブレイキング・バッド』の主人公ウォルター・ホワイト(ブライアン・クラストン)と、ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)が登場するらしく、今から楽しみです。

『イエロージャケッツ』シーズン1 U-NEXT

2021/11/26(金)にU-NEXTで配信スタートしていた『イエロージャケッツ』ですが、今年に入って見始めてなかなか続きが見られず、GW開けに全10話イッキ見しました。
ちなみにシーズン2への更新が決定しているので、謎が完結しないまま次シーズンへ続きます。

1996年、ニュージャージーの高校サッカーの女子チーム「イエロージャケッツ」が、カナダ上空を飛行しているときに飛行機が墜落。
生き残ったチームメンバーは19ヶ月の間、ジャングルでサバイバル生活をすることになります。

物語としては、『LOST』の女性版といった雰囲気で、ちょっとだけヘンな不思議な現象もおきるのですが、墜落後の描写は映画『十五少女漂流記』(1992)のような、女性だらけの(男性も数人いますが)生活で起こるトラブルも描く漂流モノです。
ただ、生還して25年たった現在との並行描写があり、「彼女たちがどのようにサバイバルして生還したか」と、生還者の現在の生活の両方が最大の謎になっています。
25年後のキャストたちは、ジュリエット・ルイス、クリスティーナ・リッチ、メラニー・リンスキーといった有名所を起用しており、彼女たちの怪演もみどころです。
特に、クリスティーナ・リッチは、外見も変化させていて、かなりエキセントリックな役柄を演じています。


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