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みねの、のニュアンス

地方には、方言から派生した建物や施設名、方言の看板がわりとある。
交通安全標語の看板なんかで、バリバリの方言があると、県外出身者としてはほっこりします。
その中で、いちばんのお気に入りが「気いつけねーの」と書いてある、道のわきの古い看板です。「ねーの」の伸ばし棒がいい。おんちゃんの声が聞こえてきそう。フォントが丸ゴシックでいい。古くて消えそうなところも味わい深い。

福井弁の「気いつけねーの」のニュアンスは、関西弁で別れ際に言う定番のあいさつとしての軽い「ほな気いつけてなー」(「なー」のイントネーションもアクセントも強くならない方のやつ)に近いように感じています。
もちろん、「ちゃんと気をつけてね!」と言いたいときの「気いつけねーの」「気いつけてな」もあるけど。

「mineno」は、こんな感じの、おすすめ、ゆる~い感じの推奨、やわらかい肯定感がいいなと思って選んだ言葉です。
誰かが何かをやってみようとするとき、それは困難かもしれないし、些細なことかもしれなくても、否定せず、まずは「やってみねの」というスタンスで応援できたらなと思っています。

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