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【EduTech Asia@シンガポール】へ行ってきました!ー今週のみんがくSTORY vol.59ー


塾に通う生徒たちの家庭学習を応援するオンライン学習室「みんがく」。365日、生徒たちの頑張りを見守る中での気付きや想いを、みんがくスタッフが発信します。
本日は、代表の佐藤より投稿させていただきます!

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【EduTech Asia@シンガポール】

今回は、先週開催されたアジア最大級のEdTech展示会に参加してきましたので、その現地レポートをちょっとだけお送りします。


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【参加目的】

大きくは、3つの目的がありました。

① 現在、鋭意開発進行中のみんがくアップデート版をより、生徒にとって使いやすくするための最新テクノロジー知見の獲得

②海外のEdTech事情の把握(特に中国の教育産業規制後の動き)

③提携できる可能性のある志ある企業とのコネクション形成


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【展示会で感じたことメモ】

① 圧倒されるような技術革新はあまりないが、VRやメタバース空間の活用なども含め、実際に使える技術として定着しつつある。

②前に来たときは、「こんなことができるようになるんだ!」という驚きが多かったが、今回は「あの技術はこう使うと効果的なんだ」という感想を持つことが多い気がする。まさに地に足のついたイノベーションが進んでいるという感覚ですね。

③中国企業がいない(前回参加した時は、新東方や好未来など中国の教育企業がどでかいブースを出していたが、今回は当然と言えば当然だが、規制を受けている中国の教育企業はいない)

④完成度7割でもマーケットに出してみるという思想の中国企業がいないことが、驚きが少なく、地に足の着いたイノベーションという表現がピッタリの展示会になっている遠因かもと思いました。また、シンガポール在住の先輩から、中国の教育産業からシンガポールや香港に流れてきているというお話を聞きし、さもありなんと思いました。日本に来ず、やっぱりシンガポールや香港に流れてしまいますよね。。。

④展示会の中心は、シンガポール(近隣マレーシア・インドネシア)とともに、韓国とインド

→ざっくりした特徴は、以下の通りです(完全に個人的主観)

 ・シンガポール→総合的にデザイン性に優れてクオリティが高い

 ・インド→LMSなど学習インフラ系・データ管理系が多い(どちらかと管理者側の視点が強い?)

 ・韓国→ポップなデザインや使いやすさ・ゲーミフィケーションをウリにしたソフトウェアが多い(どちらかというとユーザー視点が重視された設計のプロダクトが多い?)

⑤学校や先生のカスタマイズを前提にしたサービスが増えている

→以前は、サービス提供者側が全てフルパッケージで提供し、カスタマイズ要素は少なかった気がするが、学校や先生側で、問題作成や導線分岐を作りやすい設計になっていたり、そもそもどの機能を使うのか/使わないのかを先生側で決めることが前提になっているサービスが非常に増えたと感じています。

また、このカスタマイズ性の高さを起因した、各学校・スクールごとのアプリや基幹システムが作りやすいICT環境が作られていく時代の変化を感じました。

⑥先生がコンテンツ制作者となるサービスが増えている

→前述のカスタマイズの項目と重なる点も多いが、先生は単純なカスタマイズにとどまらず、コンテンツの制作者となり、それを世界に向けて発信・販売できるプラットフォームも出てきています。まさにWeb3の文脈で言うところのUCG(User Generated Contents)的な概念が教育の中でも普及してきていると感じています。

⑦専門特化システムと網羅的なシステムの二極化

→今まであまり意識してこなかったのですが、教育系システム制作では2つの大きな潮流があると感じました。

一つは、専門に特化したシステムです。具体的には、特別支援専用の生徒向けLMS、インターナショナルスクールに特化したLMS、IBなど専門カリキュラムに特化したLMSなど、LMS一つとっても専門化が進んでいるように感じました。もう一方は、全ての機能を網羅する総合基幹システムです。こちらについては、徹底的にすべての機能を網羅する方向で進化していると感じました。つまり、請求管理や労務から宿題作成・映像授業・デジタル模試まで含めて完全なオールインワンを目指しているシステムも増えていると感じました。

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【今後について】

今回のシンガポール展示会で、この技術はみんがくに取り入れたとテクノロジーに出会えたり、手を組みたいなと思える企業もいくつかありました。さっそく、さらにみんがくを強くアップデートできるように頑張っていきたいと思いました!

というわけで、引き続き、みんがくの応援をよろしくお願いいたします!

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2021年3月にリリースした『みんがく』は、現在150以上の塾さまにご利用いただいています。
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たくさんの塾、生徒たちにみんがくのサービスを届けられるよう、これからも運営メンバー一同がんばります!

次回のみんがくSTORYもお楽しみに!

▶みんがく代表 佐藤雄太
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