オレは負けたくないし逃げたくない
最近勉強に目覚めたのか?と思う息子(高2)。
中学受験をしてIBプログラムのある学校に進学をしたものの、中学時代は全く勉強してませんでした。英語だけは教室に通っていて、英語があったから彼の勉強に対する自己信頼が保たれていたと思います。
後は、完全に受験後の燃え尽き(燃える尽きるほどべんきょうしてもいなかったですけど・・)で、惰性で中学生活を送っていました(言いすぎか)
高校期に入る時、急に数学を勉強し始めました。それからの1年はいつみても数学しか勉強していませんでしたが、いつも結果は散々でした。当然ですよね、3年間、勉強してなかったんですからね。
それでもあきらめずに続けていて、今回初めて、レベルわけの上位クラスになったそうです。「最高クラスで一番下の俺( ´艸`)」と笑う彼がかわいいです。
IBプログラムを使わずに進学するコースに切り替えていわゆる普通の大学受験を選択するようです。
本人の決めたことが正解です。
「選ばされた」ではなく「選んだ」たとえそうするしかなかったとしても、それがある人生のほうが、絶対にのちに役に立つと思うので。彼の選択を祝福したいと思います。
息子は英語を続けてきて、今回英検準1級の1次試験に合格しました。そのためには努力したようです。負荷をかけてサイクルを回す感覚をつかんだようで、1級にも挑戦すると言って、問題集を買ってほしいと言ってきました。
私はお金出すだけです。ものすごくラッキーなことに一緒に勉強してくださる先生がいます。めっちゃラッキーやと思います。
今度の週末にG-TECがあるんだ、といいます。そこで学年1ケタ台に返り咲きたい、といいました。
英語だけは得意教科なのに、高校になってから15番とかになってしまった。だめじゃん。
というのです。
私は、自分なりに成長していればそれでいいのではないの、人と比べなくても。と返したのですが
自分としてダメだね。順位が下がってるってことが。周りができてきてる、どんどんできるようになっているってことだから(自分は成長がないということ)
息子って、こんなに競争心があったのかなと最近思います。
ひとしきり話した後、英検1級の問題集を受け取り2階に上がっていくときに
「俺はね、やっぱり負けたくないし、逃げたくない」と言って部屋に戻っていきました。
かっこいいやん✨
誤解されたくないのですが、私は、勉強しなさいという親ではありません。
成績をあげないとダメでしょ、という考えもありません。
私の願いは
子どもが自分で人生を切り開いていけるようになってほしい、それだけです。そのために必要なことが勉強かどうかというのは、私にはわかりません。
学べる人になってほしい、という願いは強く持っています。でも、それが学校の勉強だとは思っていません。
自分にとって大切なものを見つけていく力を持つこと、それこそ一番大事なこと。
それは身に着けることしかできない、だれかがはいどうぞ、と与えることはできないんです。
機会は持てるようにしてやりたいと思うけど、それを選ぶのは本人なので勉強しないという選択は全く問題がありません。ですから、中学時代も勉強していなかった彼のことを心配したことはありません。
勉強したいけどなんかうまく時間が使えないとか、問題を抱えているならそこはサポートしてやるつもりでいますが、相談されたこともありません。
息子はまだ大切なものを見つけてはいないのでしょうが、いまの環境の中で「負けたくないし、逃げたくない」というガッツを持っているということは、自分に勝つことが未来の自分を作る、ということを知っているからなのでしょう。
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