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レースへの思考1

常設コース、ヒート制レース編

皆さんお疲れ様です、shigeです。

今回はレースへ挑む中で、どんな解釈で挑んでいるのか❓というテーマで話したいと思います。

週末は公式岡山を回避して、都内の2つのレースに行きました。
1つ目は、池袋ドライバー、ステーションチャレンジround4

今週末の、Japan Cupファイナルへ向けての、レース感作りとして挑んできました。

Japan Cupファイナル、当日発表されるコースに対して、練習走行の無い状況でのセッティングを見失わない。

この一点の為…

池袋ドライバーですが、こちらは、常設コースでもあるので、前回戦った同じコースで、参加した3レース全て、入賞をしたコースなので、基本のセッティングは出ている状況での参戦ですが、コースは生き物なので、到着後しばらくコースを視察、すぐに前回タイムを稼げるポイントのコースコンディションが変わっている事に気付きました。

前回は、スタート直後の2段山を、飛び越える事でタイムを稼げたのですが、視察中に1人として真っ直ぐ飛ばせてる方が居ませんでした。

スタート直後のストレートから、山の入り口までが、くの字に曲がっていたので無理もないですが…スタッフさんに、このままのコンディションで、レースを行うのか確認を取り、セッティングを開始、ここまで、まだ練習走行をしていませんが、当日のコース状況を確認して、

1本目の練習走行を必ず完走させる。

ここが大切だといつも思っています。

山を飛び越える事を諦めて、平面で稼ぐセットに基本セットを決めて、100%完走出来る状態までは、完了。ここで大事なのは、

どのコースからも走らせて完走出来る。

練習走行が、何回でもレース前に出来るルールであれば、1番美味しいところだと思います。

スタートから、その日に気になる、COポイントまでの速度感やトルク感、ブレーキの効きなどは、スタートレーンによって全く違う物になるので、レースでコースが選べない状況であれば、全てのコースから練習する事が大切だと思います。

逆に限られた練習走行回数であれば、1番苦手なレーンからのスタートと得意なレーンからのスタートでタイム差や完走できる、電池の電圧の差がどの位有るのか❓を知る事が大切だと思います。

余談ですが、ドライバーでのレースで私はストップウォッチを使った事がありません。

ヒート間も含めて、何度も練習可能なルールなので、自身より速いタイムが出た場合、後からでも試せるのが使わない理由です。

練習走行の時間がもう少しあったので、もう一台別のセッティング2段山の飛越狙い、やはり全て左へ飛んでいく状況…ピボット、アンカー、ブレーキのなど、マシンセットで強制的に左へ射出される事を防ぐ方法を、数パターン試しましたが、2レーンスタートの時のみ高確率で、完走出来る状態までしか持っていけなかったので、保留。

最近参加する3レーンのレースでは、対照的な二台のマシンを、セッティングして走らせています。

ここからレースstart、レースは3ヒート制の各ヒート勝者で、総合決勝の流れ。

レース開始から出走時のポイントとして、練習走行の電圧より、数値を少し下げて走る事を、自分では良くやっています。

これは、練習走行を何本も走らせると、モーターの熱垂れや、電池やブレーキのコンディションなどの変化が起こっている中でのデータとなり、それらが落ち着く頃に、レースがやってくると、速度超過になりやすいからです。レース開始前は、ルールの説明や、順番待ちなどで結構時間が空くので、マシンのコンディションは変わります。マシンを休めてから、出走までの時間などを考えて、その時々に応じて電圧は変えています。

どのレースもギリギリの速度で走るのか?

それともマージンを残して走るのか?

当たり前のことですが、コースアウトしてしまったら、相手がコースアウトしても勝てません。

ヒート制のレースの場合、もしも、速度負けをしても、確かなデーターが残ります。したがって、マージンを残しながら走らせています。

勿論、それぞれの、練習走行を見て、速すぎず、遅すぎない、セッティングを出来ている前提です。

昨年までは、ブッチギリの走りを求めましたが、今年は、1センチでも前で、ゴールラインを越えれば勝ちであり、その方が、コースアウト率も減ると思い、そういう走らせ方が多くなってきました。

結果として、1ヒート目優勝で、総合決勝へ駒を進めました。ヒート決勝では、総合優勝者の方にマシン1台分、行かないくらいの差での勝利でしたが、正直狙い通りの走りでした。

ヒート勝ち抜け方式のレースの時は、ここから、自分の速度と完走率に対して、マークしている方の走りとの差を、色々と考えながら、レースを見ています。

勝ち抜けていない場合は、速度マージンを削って、速度を上げていく方へ切り替えていきます。

この日は、自分よりも平面区間で速い走りをする方が数名居たので、ヒートを勝ち上がった走りでは勝てないと感じて、練習走行の途中で保留にしていた2段山の飛び越えの、アレンジとして、2段山を3周目だけ飛び越えるセッティングへと、変更していく事を決めて、セッティングを変更していきました。

ヒート間の練習走行などで、あと2本走り切るためだけのセットへの変更(ドライバーの総合決勝は電池交換なしの2本先取)の為、可能な限り、平面速度を上げて、しっかりとブレーキで止めるポイントと、電池を消耗しない流して走れるポイントを見極めてセット、3周目の飛び越しセッティングは、ほぼ完成。

ヒートを勝ち抜けた順に、スタートレーンも選べるので、そこから二本取れるコースも選定完了。

ここまでは順調でしたが、

3ヒート目を、マーシャルとして、サポートしている時に、さらなるコースの変化に気付きました。レース中のマシンの衝撃で2段山が右へ傾いている…足場のズレなのかはわかりませんが、明らかにセッティング出した時より傾いてる…このままのセットでは厳しいので、総合決勝で予定していた飛越はせずに、しっかり止めて、パワソと電圧を上げて、短期決戦へ、更にセッティングを変更

そして総合決勝

1本目、狙い通りの走りで、1本先取。

そして2本目、止めに入った2段山の衝撃がイメージよりも強くて、フロントブレーキのめくれが起きて2位。

この時点で、かなりブレーキを引きずり走った事での電池の消耗もあり、戦略は破綻しました。

3本目、ラッキーも重なり、ファイナルラップまで、トップで走るも、剥がれたブレーキを着地で引っ掛けて失速となり、総合結果は

2位でのフィニッシュ。

この日の内容としては、刻々と変わるコンディションの中で、常に攻める姿勢で挑んだレースでしたが、結果としては、あと一歩足りないレース運びとなってしまいました。

常設コースでのレースは、普段しっかりと走り込んで、自分のマシンデーターと、そのお店のコースコンディションや特徴なども、理解しておくと入賞の回数も増えるかもしれません。

次回は、全く逆の、コース当日発表の、練習走行回数限定レース編を書いてみます。

読んで頂きありがとうございました😊

shige






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