8時のマック
どれだけ焦って地面を踏んでも
そこに葉っぱは居ないから
君との「今日」をこの四角に閉じ込めて
時間という風に逆らってみる
前を見ろと言われても
皆がそうしてるなら自分はそうしたくない
遅れた心の成長か、自分の感性か
無理して前を見るより、
広がり続ける雲と、自分が今立つ地面を見ていたい
たい焼きの故郷に思いをはせる
海なのか、鉄板なのか
どちらにせよしっくり来ない
きっと海に行けば本物の魚から意地悪されて
鉄板に行けばたこ焼きに妬まれる
尻尾から食べるのか、頭から食べるのか
そんなことより、
自分はどこから来たのだろう
どこに向かって「泳ぐ」のだろう
自分の中には何が詰まってるんだろう
そうした事の方が、たい焼き本人にとっては大切な事だ
たい焼きは泳がず、跳ねる
地面の上で醜く跳ねる
でもそれは水じゃなくて、鉄板でもなくて
自分の居場所を求めてもがく
自分の世界へと、ヒレで無理やりかき分ける
その結果、自分が満足する世界と正解を
見つけられたらラッキーだ
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