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国産メーカー・フルサイズセンサーミラーレスカメラデビュー: キャノン EOS R8を購入しました。

宣言しておりました通り、先日ついに国産メーカーフルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラを購入しました。選んだのはキャノンEOS R8です。どうしてこのカメラを選ぶに至ったのかをお話しさせてください。


そもそものお話

僕はすでにフルサイズカメラを2台所有しています。1台はライカM型機であるLeica M typ240。レンズ交換式レンジファインダーカメラです。2年前に購入しました。娘が産まれた年に購入した初めてのライカということもあり、とても愛着が沸いています。そしてもう一台は同じくライカの初代ライカQ。いわゆる高級コンデジの部類に入るカメラで、オートフォーカスができるがレンズ交換はできないライカです。

フルサイズセンサーを搭載している2機にはあいにくの共通点があります。

「動き回る子供撮影には不向き」

という点です。そのため、同じフルサイズセンサー搭載のカメラで子供撮影に向いているカメラを導入することに決めました。

選択肢に上がったカメラ

子供を撮るにあたり、やはり最重要視したのは瞳認識とAF追従性能です。正直なところ、これまで使ってきたAPS-Cやマイクロフォーサーズの瞳認識でもさほど問題はなかったのですが、ガチピン率がとにかく低いのです。連写しまくって、運良く眼にピントが合っていればラッキーくらいの感じで、ピントは合っていても表情のタイミングを逃すなんてことも多くありました。なので、とにかくガチピン率が上がるカメラを選ぶことにしました。

リサーチの結果、AF性能の優劣の順は

  1. ソニー(ダントツ)

  2. キャノン(かなりいい)

  3. ニコン(悪くはないし、どんどん改善されてる)

という個人的な結論に至りました。

ソニーならa7ciiかa7iiiあたりを考えましたが、結構なお値段がしますし、後述しますが僕にはあまり合わないイメージがついてしまっています。センサーダストの問題や、海外モデルでは日本語メニューが選べないなど、ネガティブなあるため思い留まりました。

他に考慮したこと

マイクロフォーサーズ機を導入した際に実感したのは、カメラはボディ単体で考えるのではなく、レンズも含めたシステム全体を総合的に評価する必要があるということです。ソニーは純正・サードパーティ製も潤沢にレンズの選択肢があります。キャノンはサードパーティ製はまだまだこれからだが、Lレンズの描写性能の評判が高いようです(ただしデカくて高価)。ニコンは純正レンズの性能が高評価を得ていますが、選択肢が少なくて、こちらもデカいレンズばかり。この時点でニコンは候補から完全に外れました。風景写真を主にやるなら絶対ニコンを選ぶと思いますが。

ってなわけでキャノンに

以上の理由を総合的に評価して、これまで使ったことが一度もないキャノンで行こう!と決めたわけです(ソニーはコンデジを使ったことがある)。ソニーを使っているフォトグラファーやビデオグラファーの作品を見ても色合いやホワイトバランス弄りまくりの画像・映像などがどうも好きになれず、またセンサーダストが付きまくるという噂もよく聞くので、そもそもソニーに対する印象があまりよくなかったというのも理由のひとつです。

最終候補はR6 MarkIIとR8

購入を決めてから近くのカメラ屋に行ってきました。以前コメントしてくださった方が「R6 MarkIIがおすすめです」と教えてくださったのですが、さすがに高価なので最初は検討していなかったのですが、せっかくだから触るだけ触ってみようと思って出かけました。

お店で最初に触らせてもらったのがR8。手への収まりが良く、見た目もコンパクトで好印象な反面、シャッター音がしょぼい。お店の人も「ちょっとプラスチッキーなんだよね〜」と苦笑い。

そこで次にR6 MarkIIをタッチ&トライ。

感想: デカい。無理。

R6を持った瞬間に悟りました。値段云々の前に、「このカメラは僕には向かない」と。マイクロフォーサーズに慣れた、そもそもコンパクトサイズのカメラが好物の僕にはあんなマッチョなカメラは無理です。そもそもグリップの形状もあんまりよくなくないですか?僕の手は標準サイズだと思うのですが、R6のグリップは指がかりが悪く、持ちにくく感じました。分厚く感じたとでもいうのでしょうか。レンガを掴んでいるかのような感覚でした。シャッターフィーリングは確かにR8よりもいいけど、グローバルシャッターなんかが出てきている昨今、そもそもシャッターフィーリングに重きを置くこと自体がこれからはナンセンスなのではと瞬時に判断しました。手ぶれ補正が付いているのは羨ましいですけど。

選んだレンズ

R8と一緒にRF35mm F1.8を購入しました。太っ!と思いましたが、軽いし長さは短いです。金属マウントだし、それほど高価でもないし、ステッピングモーターですがフォーカス速度も普通に速いので僕の用途には十分です。これ一本でしばらく運用するつもりでしたが、結局RF24-105 F4-7.1も同時に購入しました。

懺悔ーさようなら、ライカQ

今回のR8を導入するにあたり、ライカQをドナドナしました。本当はずっと持っていたいカメラだったんです。最近撮った家族写真を見返しても、描写や色合い、シャープネスには全く不満がありませんでした。でも、オートフォーカスが遅い。遅すぎる。MFにして運用するとなると僕的にはQを主要する意義がなくなってしまいます。最近読んだ小池一夫氏著の本に「後で買い戻せるもので今は不要なものは手放すべし」的なことが書いてあり、

だよね〜、今の僕にはQは宝の持ち腐れだよね〜。いずれQ2かQ3を買えばいいってことだよね〜。

と解釈して背中を押されました(笑)。お店で買取りに出したのですが、ずっと丁寧に使っていたため、「これ、本当に今まで使ってたの?」と確認されました(笑)。次のオーナーに喜びをもたらしてくれれば良いと思います。

次回はちょっとしたレビューを書きます。



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