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【SEA】2022年マリナーズ戦力分析 投手編

 今回の投稿では2022年マリナーズ投手陣の戦力分析を行います。新加入の選手は名前を太字で表示しています。また、下のリンクは昨年開幕時の戦力分析記事です。1年間で顔ぶれがどれだけ変化したのか確認できますので是非ご覧ください。

■先発ローテーション

  1. ロビー・レイ(左)

  2. ローガン・ギルバート(右)

  3. マルコ・ゴンザレス(左)

  4. クリス・フレクセン(右)

  5. マット・ブラッシュ(右)

 ローテーションには昨季のサイ・ヤング賞投手、ロビー・レイが新たに加わりました。豊富な経験と支配力を併せ持った真のエースとして、ローテーションを支えていくことが期待されています。 開幕2戦目に先発する予定のギルバートはデビューイヤーとなった昨季、防御率は4.62と振るいませんでしたが、与四球率2.1、奪三振率9.7とルーキーとは思えない完成度の高い投球内容を見せました。2年目となる今季は右のエースへと成長することを期待されています。
 3番手、4番手はゴンザレスとフレクセンは奪三振能力こそ高くはありませんが、巧みな投球術で試合を作ることのできる投手です。昨季はそれぞれ143.1投球回&179.2投球回を記録したように、今季もイニングイーターとしての活躍を期待したいところです。

 5番手の座は、STで防御率0.96と圧倒的なパフォーマンスを見せたブラッシュが掴みました。リリーフ投手の対価の後日指名選手として移籍してきた無名選手が、1年半で大出世を遂げました。どちらもダブルプラスの評価を受けるファストボール&スライダーの強烈なコンビネーションが、メジャーでどれくらい通用するのかとても楽しみです。

 怪我人が出た際にはマイナー契約で加入したトミー・ミローンや、メジャーでの先発経験もあるニック・マーガビシャス、トッププロスペクトのジョーイ・カービーらが代役候補になるでしょう。
 レイが期待に応え、ギルバートが飛躍することができれば、コンテンダーに相応しい強力なローテーションになるでしょう。ブラッシュがいきなり活躍するようなことがあれば、メジャートップクラスと呼べるレベルになるかもしれません。

■ブルペン

ドリュー・ステッケンライダー(右)
ポール・シーウォルド(右)
ディエゴ・カスティーヨ(右)
アンドレス・ムニョス(右)
セルジオ・ロモ(右)
アンソニー・ミセビッチ(左)
エリック・スワンソン(右)
ヨハン・ラミレス(右)
ジャスタス・シェフィールド(左)

怪我人:ケーシー・サドラー(右)、ケン・ジャイルズ(右)

 クローザーについては昨年の終盤と同様、ステッケンライダー、シーウォルド、カスティーヨの3人体制になるでしょう。最速103マイルの剛腕ムニョスあたりがセーブ機会に登板することもあるかもしれません。

笑顔のロモとイチロー

 サンフランシスコ・ジャイアンツで3度の世界一経験があるロモは、メンターとしての役割も期待されているでしょう。39歳と大ベテランの域ですが未だにハードヒットを抑える技術は一流です。  
 昨季42登板で防御率0.67と大活躍だったサドラーが肩の怪我で全休となってしまったのは大きな痛手です。TJ手術からの復活が期待されていたケン・ジャイルズも、指の腱の怪我で数週間出遅れることが決まっています。 
 ジャイルズのケガを受けて9人体制での開幕を予想していますが、ワイアット・ミルズ、マット・フェスタらを入れて10人で開幕する可能性も十分有りそうです。 
 ビッグネームは不在ながらメジャー8位となるブルペン防御率3.88を記録した昨季のマリナーズですが、今季も同じような数字を期待できるだけのメンバーがそろっているのではないかと思います。

■まとめ
 以上戦力分析投手編でした。昨年と同じくらいのパフォーマンスを期待できそうなブルペン陣、そして大きなポテンシャルを秘めた先発ローテーションはどちらもコンテンダーとして十分なレベルにあるのではないかと思います。次はオフに大補強を行った野手編をアップしますので、お楽しみに。

画像:Mariners


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